正直不動産2 第一話のあらすじと内容に関する解説!タワマンに住むメリット・デメリットとは

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第1話 主な登場人物

【登坂不動産】
主人公・永瀬 財地(山下智久):登坂不動産のエース営業マン。嘘がつけない呪いにかかっており、正直すぎる営業を武器に不動産業界を生き抜いている
若手社員・月下咲良(福原遥):カスタマーファーストを第一に行動する登坂不動産の若手社員であり、永瀬のよきパートナーでもある
新入社員・十影健人(板垣瑞生):マダムの継孫として登坂不動産に入社することになったZ世代の新入社員。仕事よりもプライベートが第一で、残業せずにさっさと帰宅してしまう
新入社員、課長代理・藤原結弦(馬場徹):登坂社長がヘッドハンティングした敏腕営業マンで大地主の息子。売り手側の視点を熟知しており、永瀬のナンバーワンの座を脅かしていく。

【ミネルヴァ不動産】
営業・神木涼真(ディーンフジオカ):元登坂不動産の営業マンで、長年にわたってナンバーワンをとり続けた永瀬の師匠。悪魔じみた営業手法を武器に永瀬のライバルとして立ちはだかる

【第1話ゲスト】
田口篤司:タワマンの購入を希望する歯科医。息子(櫂)の私立小学校入学を機に、今のマンションからの住み替えを検討している
田口友梨佳:田口篤司の妻
田口櫂:田口夫妻の一人息子

とある地鎮祭で石碑を壊して以降、嘘がつけなくなってしまった不動産仲介会社の営業マンが、海千山千の不動産業界で奮闘する姿を描くNHKドラマ『正直不動産2』。

記念すべき第1話が2024年1月9日の夜10時に放映されました。

山下智久が演じる登坂不動産の敏腕営業マンである永瀬財地は、嘘八百を並べて売上トップを誇り、“ライアー永瀬”という異名をとっていました。

しかし、ある日地鎮祭でほこらを壊してしまったことで嘘がつけない呪い(嘘をつこうとすると不思議な風が吹き、本音が飛び出す)にかかり、一転して正直すぎる営業マンとして舵を切ることに。

本記事では『正直不動産2』の第一話のレビューと話のポイントについて解説します。

目次

正直不動産第一話あらすじ

目の前に広がる都心のきらびやかな夜景と、それを見下ろすバスローブ姿の永瀬。

そこへ寝室から1人の若い女性が甘い声と手招きで永瀬を誘います。永瀬はこっちで飲もうと呼びかけるも、女性は何度も永瀬にくるように手まねきを続けます。

行こうとしたその瞬間、

「いいから早くせんか!」

と図太い男性の声に変わり、永瀬はハッと現実に呼び戻されます。

そこには燃え上がる炎の前で護摩行に挑もうとする永瀬と、永瀬を急かすお坊さんの姿。

ほこらを壊したことを機に、嘘がつけない体質となってしまった永瀬は、呪いを解くために護摩行へ挑んでいたのでした。

しかし、そこでも風が吹いてお坊さんをエセ呼ばわりし、護摩行が失敗に終わってしまったところから物語は幕を開けます。

正直不動産2から登場した新たなキャラクター 

前週のスペシャルで、ひいきにしている大地主のマダムから頼まれたZ世代の十影健人

そして、登坂社長がヘッドハンティングして連れてきた課長代理の藤原結弦が登坂不動産の新しい顔として登場します。

一方のミネルヴァ不動産にも、登坂不動産でかつてナンバーワンをとり続けた神木涼真が入社。

社内はもちろん、現ナンバーワンのポジションを維持する花澤涼子との間にもどこか不穏な空気が流れます。

永瀬のもとにタワマン購入希望の家族が訪れる

ある日、永瀬の前にタワマン購入を希望する1組の家族が現れます。

歯科医の田口篤司、妻の友梨佳、息子の櫂の家族は、櫂の私立小学校の入学を機に、現在のマンションからタワマンへの住み替えを検討しているとのこと。

永瀬は「タワマンに住むというステータスが開業医の田口さまにふさわしい」などと薦めはじめますが、どこからともなく風が吹き、デメリットについて説明し始めます。

タワマンに住むデメリット
・通常のマンションより柱や梁が太くなるので、同じ70㎡でも有効面積が小さくなる
・朝はエレベーターが渋滞する
・高層階では景観と安全面から洗濯物が干せないケースもある
・耐震性に一抹の不安が残る
・住戸数が多いことから人間関係が複雑でトラブルになりやすい
・修繕積立金が足りず、追加徴収の可能性がある(100万を超すことも)

デメリットを聞いて顔を曇らせる田口夫妻に、つづいて永瀬はそれを上回るメリットを伝えます。

タワマンに住むメリット
・何者にも代えがたい景観が得られる
・上層階ほど虫が少ない、24時間ゴミも出せる
・コンシェルジュが常駐し、セキュリティ面も安心
・展望ラウンジやパーティールーム、フィットネスやスパといった施設が付帯している
・節税対策になるほか、値崩れもしにくい

Q.タワーマンションの注意点とは?

これらの説明を聞き、田口夫妻は喜んでタワマンの購入を決めました。

永瀬の前に現れたのは最大のライバル、神木

後日、ザ・イカロス武蔵小杉の20階の内覧に田口一家と向かいますが、十影がカギを忘れるといったミスをおかしてしまいます。

永瀬らが対応に追われている間、神木が田口一家に急接近し、夫妻をそそのかします。

神木は会話の最後に問いかけをつけ、相手に考える隙を与えません。

少し離れたところで電話をしていた永瀬はそのテクニックに気づき、急いで田口一家の元へ向かおうとしたものの、最終的に内覧をする話は白紙となり、神木に客を横取りされてしまいました。

オフィスに戻った永瀬は、神木はもともと登坂不動産にいたナンバーワンをとり続けた永瀬の師匠であり、永瀬が神木に勝てたのは1度だけ。

神木は異常に勝ちにこだわることを明かします。

神木はミネルヴァ不動産で圧倒的な売上をあげ、花澤涼子を抜かしてトップに躍り出ますが、そこには神木の悪魔じみた営業手法が関係していたのです。

神木の営業手法
・お客さんは何度も訪問する(会う回数が多いほど親近感を抱く:単純接触効果)
・訪問時は手土産を持参する(お返しをしなければという心理が働く:返報性の原理)
・価格の選択肢は3つ用意する(人は真ん中の選択肢を選びやすい:ゴルディロックスの原理)
・ついで買いをさせる(購入を決めると心理的に無防備になる:クロスセル手法)
・周りもやっているという殺し文句を使う(それなら自分も、と思わせる:ハーディングテクニック)
・男の虚栄心をくすぐる(男は見栄っ張りが多く、妻にいい顔をしたがる)
・気持ちが浮ついている間に一気に契約を決める

これらの営業手法を用い、神木は田口夫妻から成約を勝ち取ります。

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永瀬が田口の妻に感じた違和感

タワマン購入に嬉しそうな夫をよそに、どこか不安そうな顔を覗かせる妻の友梨佳とそれを見つめる息子の櫂。

友梨佳は今住んでいる自宅の売却が決まってからタワマンを購入する流れだと思っていたのに、売却の目処が立っていないことに不安を覚えていたのでした。

それを聞いた篤司は今のマンションの買取価格が8,000万円でタワマンが1.1億円だから、ローンは3,000万円で済むこと、神木さんが責任を持って売ってくれるはずだと話しますが、どこかまだ納得のいかない友梨佳。

友梨佳は夫と息子がいない隙を狙って、永瀬に電話をかけます。

妻の友梨佳からどんどん契約が進むことに不安を抱いていることを聞いた永瀬は翌日、妻の友梨佳の元を訪問します。

しかし、友梨佳が扉を開けるとそこにはなぜか神木の姿が。

神木はアポなしで友梨佳のもとを訪問し、すでに不安は解消したと話しました。

エントランス前で神木と永瀬・月下にお礼と、別れを告げる友梨佳。

「お客様を横取りするなんて!」と神木に憤る月下をよそ目に、永瀬は友梨佳が階段を上る姿にどこか違和感を抱いていました。

夫の篤司が本当に守るべきものとは 

その日の夕方、ミネルヴァ不動産を訪れた田口一家は売買契約を交わそうとしていました。

しかし、署名捺印を済ませようとしたそのとき、ドアの向こうから永瀬が現れたのです。

永瀬は商談を阻止しにきたこと、田口一家はタワマンにふさわしくないことを告げ、それを聞いた夫の篤司は「うちの家族がタワマンに住んじゃいけないのか、これでも医者だ」と憤ります。

永瀬はそのまま篤司に「家族のことを考えると(タワマンに)ふさわしくない」といい、つづいて妻の友梨佳に「階段を上がる際に右足をかばっていた。

おととし交通事故に遭って、平坦な道はともかく、階段がきついんですよね」と尋ねたのです。

驚いて目を見開く友梨佳に、永瀬は息子の櫂から話を聞いたと明かし、月下が櫂と共に現れます。

櫂はタワマンに住みたいと思っておらず、その理由としてママの足が心配であること、タワマンでエレベーターが停まったら上り下りが大変なことを永瀬たちに話していたのでした。

そして永瀬は夫の篤司に「あなたが守らなければいけないものは虚栄心などではなく、家族じゃないんですか」と問いかけます。

神木は友梨佳の足のことに気づけなかったことを謝り、建築基準法で高さ31mを超える建物には非常用エレベーターの設置義務があることを告げますが、永瀬はそれだけで本当に安心だといえるのか?と疑問を投げかけます。

さらに永瀬は田口夫妻に「新居を購入する前に今のマンションを売っていますよね?売却が決まっているかどうかで、残りのローンの返済計画が変わってくるので・・・」と尋ねたのです。

痛いところを突かれたのか、「余計な口を出すな!」といらだちを見せた神木が「そんなことはきちんと説明してある!」と述べるも、それを聞いた友梨佳に「きちんとした説明を受けていません」と突っ込まれてしまいます。

たじろいで固まる神木に、「家の主役が奥さんならきちんと説明をすべきだ」と主張する月下。

主導権はすっかり永瀬へと移ります。

最後に神木は「おまえは嘘をついても俺に勝てなかった、嘘をつかずに勝てると思っているのか」と永瀬に尋ねますが、永瀬は「勝ちますよ」と言い放ちます。

それを聞いた神木は不適な笑みを浮かべながら「だったら覚悟しておけ、おまえから全てを奪ってやる」と話し、その場をあとにしました。

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結末と第一話のポイント

最終的に田口一家はタワマンの購入をやめ、自宅マンションを7,900万円で売却して築浅の低層マンションを8,300万円で購入することになりました。

仲介はミネルヴァ不動産のままでしたが、後日夫妻は友人にどこの不動産会社を利用したかを問われ、永瀬のことを一押ししています。

ここまでに紹介した第一話では、タワマンのメリット・デメリットをはじめ、住み替えの際は売り先行(売却先行)を心がけることが大切だというメッセージが込められていました。

住み替えは大きく、買い先行と売り先行に分けられますが、両者にはそれぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
買い先行(先に購入)・じっくりと新居探しができる
・仮住まいの費用や手間の負担がない
・購入資金を先に準備する必要がある
・住宅ローンが二重になるリスクがある
・売り急いで安値で売却してしまう恐れがある
売り先行(先に売却)・売却代金を購入資金に充てられる
・売り急ぐ必要がなく、希望額で売りやすい
・仮住まいの費用や手間がかかる
・居住した状態で内覧に応じる必要がある

どちらがいいと一概にいうことはできませんが、一般的に買い先行はすでに住宅ローンを返し終えている、あるいは資金に余裕がある人に適しているとされます。

一方で、売り先行は住宅ローンの残債が残っており、売却益を返済に充てようと考えている場合に適しているでしょう。

今回の田口一家のケースでは、売却資金をタワマンの購入費に充てようとしていたため、買い先行よりも売り先行を選択した方がリスク回避につながると判断できます。

また、息子の櫂もこれから私立小学校に進学と教育費がかかることが想定されるため、堅実な資金計画を立てやすいといった面でも売り先行のほうがよいでしょう。

物件の購入となると、ついつい目先のことに意識が向いてしまいがちですが、今一度自身の置かれている状況や資金面を考慮した上で購入計画を建てることが大切です。

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この記事を書いた人

元信託銀行員。宅建士・ 2級FP技能士をはじめ、複数の金融・不動産資格を所持。それらの知識をもとに、「初心者にもわかりやすい執筆」を心がけている。2児の子育て中でもあり、子育て世帯向けの資産形成、女性向けのライフプラン記事を得意とする。

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