正直不動産2 第六話のあらすじと内容に関する解説!3か月を超える家賃滞納には要注意

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第6話 主な登場人物

【登坂不動産】

主人公・永瀬 財地(山下智久):登坂不動産のエース営業マン。嘘がつけない呪いにかかっており、正直すぎる営業を武器に不動産業界を生き抜いている
若手社員・月下咲良(福原遥):カスタマーファーストを第一に行動する登坂不動産の若手社員であり、永瀬のよきパートナーでもある
新入社員・十影健人(板垣瑞生):マダムの継孫として登坂不動産に入社することになったZ世代の新入社員。仕事よりもプライベートが第一で、残業せずにさっさと帰宅してしまう
新入社員、課長代理・藤原結弦(馬場徹):登坂社長がヘッドハンティングした敏腕営業マンで大地主の息子。売り手側の視点を熟知しており、永瀬のナンバーワンの座を脅かしていく。
新入社員・黒須圭祐(松田悟志):桐山の紹介で登坂不動産に入社。完全出来高制のフルコミッション契約を結んでいる。ナンバーワンにこだわり、永瀬を敵視している。

【第6話ゲスト】
青江慎吾:一橋大学に入学予定の学生。永瀬が担当した。
片桐紀一:青江の予備校の友達。黒須が担当した。
清川明日美:広島から上京し、東京へ。演劇活動とアルバイトの両立に苦労している。

とある地鎮祭で石碑を壊して以降、嘘がつけなくなってしまった不動産仲介会社の営業マンが、海千山千の不動産業界で奮闘する姿を描くNHKドラマ『正直不動産2』。

山下智久が演じる登坂不動産の敏腕営業マンである永瀬財地は、嘘八百を並べて売上トップを誇り、“ライアー永瀬”という異名をとっていました

しかし、ある日地鎮祭でほこらを壊してしまったことで嘘がつけない呪い(嘘をつこうとすると不思議な風が吹き、本音が飛び出す)にかかり、一転して正直すぎる営業マンとして舵を切ることに。

本記事では2024年2月13日の夜10時に放映された、『正直不動産2』の第六話のレビューと話のポイントについて解説します。

目次

正直不動産第六話あらすじ

バーで話をする登坂社長と桐山。登坂社長は「フルコミの黒須はいかがですか?」と尋ねる桐山に、「評判通り、かなりのやり手だな」と応えます。

そこにマダムが現れると桐山は退席、登坂社長と2人きりになったマダムは「ところでどうなのかしら、最近のあの子。」と孫の十影のことが気になっている様子です。

春から大学に進学予定の大学生と女優志望の卵

場面は変わって、登坂不動産では一橋大学に入学を控えた学生の青江慎吾が物件探しに訪れていました。

どこに住もうかなかなか決めきれない青江の前で、十影はため息をついてしまい、永瀬から肘で小突かれてしまいます。

一方、月島はアンビシャス八起(1k/家賃59,000円)という物件で3か月も家賃を滞納している清川明日美の相談に乗っていました。

「大家さんにあと一ヶ月待ってほしい。そしたら2か月分まとめてはらう」と話す明日美に、どうしてそんなに滞納してしまったのかと問う月島。

明日美は本並劇場で小さい役ながらも念願のキャストに決まったものの、そのオーディションに集中するためにこの数ヶ月間バイトが疎かになってしまったこと、次のオーディションも控えている明日美は今住む場所を失うわけにはいかないと話すのでした。

その後、登坂不動産に戻った月島はそのことを永瀬に相談するも、家賃滞納が3か月を超えるとオーナー側は賃借人に対して明け渡し請求ができると永瀬は話すのでした。(明け渡し請求=裁判所に訴えを提訴するなどして、家賃を滞納している賃借人に物件を明け渡すように求めること)

黒須はフルコミで登坂不動産に入社していた

桐山の紹介で入社した黒須は、営業成績を順調に伸ばし、売り上げランキングで3位になっていました。

そんな黒須の雇用形態が「フルコミ」であることが、大河部長によって明かされます。

フルコミはフルコミッションの略で完全歩合制とも呼ばれ、成果に応じて報酬が支払われるシステムのこと。

つまり、登坂不動産がフリーの黒須と業務提携したような形をイメージするとわかりやすいでしょう。

【フルコミのメリット・デメリット】

メリットデメリット
・成約を取れば取っただけ儲かる(登坂不動産のフルコミに対する歩合は売上の60%)
・月収は青天井といえる
・会社名義の名刺は自腹で用意
・営業に使う手土産も自腹
・コピーも1枚10円支払う必要がある

固定給がなく、成約を取れば取っただけ儲かる点は最大のメリットといえる一方、売上が上げられなければ当然月収はゼロになるほか、ケガや病気になった際も同様である点に注意が必要です。

黒須はフルコミで登坂不動産に入社していた

後日、登坂不動産では永瀬が藤原から相談を持ちかけられていました。

藤原は地主仲間から経営している不動産で家賃を滞納している借主がいるから、家賃を払わせるか退去させるか、速やかに対応して欲しいと言われていたのです。前話で藤原に借りを作ってしまった永瀬に、その頼みを断る権利があるわけもありません。

Point
基本的に滞納等が起きた場合には賃貸保証会社が対応するが、まれに今回のケースのようにオーナーが保証会社を通さずに(親御さん等を保証人とする)賃貸借契約を結ぶ場合がある

そこに月島が現れ、家賃を3か月滞納している明日美の件で大家さんと話をしにいくのでアドバイスがほしいと申し出たところ、なんとその物件は先ほど藤原が永瀬に相談したものと同じだったのです。

オーナーと借主の板挟み状態となってしまった永瀬は、十影も一緒にアンビシャス八起のオーナーである猪口久遠の元を訪ねることになりました。

オーナー激怒!滞納した家賃を全額支払うか、退去か

永瀬は十影と月島と共に、アンビシャス八起の猪口との交渉に臨んでいました。

「(明日美さんの件ですが)1か月待ってもらえれば2か月分の家賃を支払う」と話す月島に、猪口は「2か月分?3か月も滞納してるのに?若者の夢を追っている姿は応援したいけど、この間友人から猪口さんは人が良すぎるっていわれてしまった。家賃収入は私の食いぶちでもあるわけだから。」と言います。

とはいえ、裁判をしてまで借主を追い出すのも胸が痛いと、猪口自身、どうしたらいいのかよくわからなくなっているようです。

Point
家賃滞納が3か月を超えた場合、最後通告(※)となる内容証明郵便を送り、それでも支払わなければ建物明け渡し訴訟を提起できる(※)オーナーもしくは保証会社から行う

そんな猪口の姿に、「損はしたくないけどひどいやつにも見られたくない、世間の目が気になるってことっすね」と空気の読めない突っ込みをする十影。

永瀬が慌てて止めようとするもそこに風が吹き、「俺が言おうとしてたこと先に言ってんじゃねえ!昔かたぎというならこんな言葉をご存じですか『大家といえば親も同然。店子、つまり借り主といえば子も同然』江戸時代に生まれて昭和の途中まで続いた言葉です。」と応戦してしまう羽目に。

知ってるよと不機嫌そうに返答する猪口に、永瀬はさらに「その頃の大家は地方から出てきた若者の親のような存在で、学業や就職、懐具合まで心配した。それがあなたは結局のらりくらりと自分のお金の心配ばかり。大家を名乗るには100年早い!!」と追い打ちをかけてしまいます。

激怒した猪口は永瀬たちに「滞納した家賃はもういらん!その代わりすぐに部屋からすぐに出て行ってもらう、それが嫌なら全額耳をそろえて払うかどっちかだ!!!」と声を荒げるのでした。

物件図面に印字されたADとは

登坂不動産に学生の青江が友人の片桐紀一と共にやってきました。

話によれば、2人は同じ予備校に通っていてお互いに家が決まった話をしたら、同じマンションで利用した不動産も同じだったこと。

家賃も同じ9万円のはずなのに、なぜか黒須が担当した片桐だけ初期費用が高いとクレームを入れにきたのでした。

「こちらのミスです、申し訳ございません」と黒須が詫びるも、そこに風が吹き、「これがミスなら振込み詐欺は全部タダの間違い電話だ!ちょっといいですか。どうして同じマンション、同じ間取り、同じ家賃の部屋なのに初期費用が大きく違ったか説明しましょう!」と永瀬は切り出します。

目の前に永瀬と黒須が用いた物件図面(賃貸に関して必要な情報が記載されている)を並べると、永瀬の方には「AD:200」と記載されている一方で、黒須の方には記載がされていませんでした。

Point :AD物件とは
貸主や管理会社がなるべく早く貸主を探して欲しいとき、「がんばってくださいね」という意味で仲介業者に支払っている物件のこと。仲介会社は仲介手数料をもらわずに収益を得られる
※登坂不動産ではAD物件の場合、仲介手数料を取らないとする社内規定がありましたが、不動産仲介会社によっては仲介手数料が生じるケースもあります

永瀬は黒須に対し、「お前意図的に物件図面を加工しただろ。広告料と仲介手数料を二重で手に入れるために。」と怒りをあらわにするも、接客中ということもあり大川部長に一喝されてその場は終わります。

十影の過去について明かしたマダム

その日の夕方、永瀬はマダムに誘われ、月下とともにレストランへと向かいました。

そしてレストランに着くと、そこにはマダムと十影の姿が。

マダムに十影の仕事の様子を聞かれるも、永瀬と月島はZ世代の十影と言い争いになってしまいます。

その場の雰囲気に嫌気がさした十影が退席すると、月島はマダムに「十影くんはなんであんなにひねくれ曲がってるんです?」と本音をぶつけてしまいます。

それを聞いたマダムは「わたしのせいよ。」と十影の過去について語り出しました。

じ十影の祖父、マダムの死別した夫は借金までしてマダムに貢いだこと。

前妻との間にできた息子家族のことなんて気にもかけてなかったこと。

そして後になって、夫(十影の祖父)の借金は全て息子家族が背負わされていたこと。

十影の母は早くに病気で死んで、父と子の2人暮らしだったが、日々借金取りに追われていたこと。そして借金に追われながらこの世を去ったこと。

「扱いづらい子を預けてしまったみたいね。」と詫びるマダムに、永瀬と月下は十影を

一人前の不動産営業にすることを改めて約束したのでした。

夢を叶えるためにアパートから出るべき

後日、永瀬は月下、十影と共に公園で明日美と話をすることに。

月島は「保証人である親御さんに家賃を肩代わりしてもらえないか」、永瀬は「今の家を引き払って、実家で生計を立て直すことも必要かもしれない」と伝えるも、応援してくれている両親がいる手前、どちらの提案も受け入れられない明日美。

そのやりとりを見ていた十影が痺れを切らし「タムパ最悪。家賃払っていないんだから夢がどうとか言っていないで、さっさとあのアパート出て行くべき。こっちもタムパ悪い。」と明日美に言ってしまいます。

永瀬は十影を叱らないように堪えるも、そこに風が吹き「タムパ、タムパっていつまで繰り返すんだこの野郎!無駄に思えることも振り返ってみれば意味や価値があったなんてこと、いくらでもあるんだよ。お前は失敗が怖くて逃げているだけだろ。そんなやつはな、辞めちまえ!!!」と十影にぶつけてしまいました。

それを聞いた十影も「じゃあ辞めます」と一言。

その場を去ろうとする十影に明日美は「まってください。家賃を払えない私は夢を諦めなきゃだめですか?」と問いかけます。

しかし、そう尋ねる明日美に十影はこう返したのです。

「え?俺そんなこといいました?逆っす。夢を叶えるためにあのアパートから出るべきなんじゃないかって・・・。滞納した家賃を払うために朝から晩までバイトしてる。それでも全額払えなくて借金も残る・・・。その間は舞台のこともできない。それって、ちょっと違うと思う。オーナーさんは出て行けば滞納している家賃をチャラにしてくれるっていってる。だったら選択肢は決まっているんじゃないか・・・。」

そこでまた永瀬に風が吹き「とかげの言いたいことを通訳すると、清川さんの今の状態ではあの物件を出て、安い物件に引っ越す。それ以外に選択肢はないということなんです」と明日美に説明しました。

月島は家賃が収入に見合っていると話しますが、永瀬は「家賃は収入の3分の1といった定説に則っているかもしれないが、それは古い。物価も家賃も上がってる。収入が上がる人ばかりじゃない。収入の3分の1はいつオーバーしてもおかしくない。収入の4分の1をおすすめする。家賃に振り回される生活ではなく夢を叶える生活を送る。仕事とのバランス、タイムパフォーマンスを考えるべき。」と述べたのです。

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結末と第六話のポイント 

結果として、明日美は管理費込みで家賃が45,000円の物件を検討することになりました。

立地は悪いものの、リフォームされているほか防犯カメラもありと、条件的には悪くない物件です。

明日美は「月下さんに無理を言って迷惑をかけていることはわかっていた、でも諦めたくなくて。親には相談できなくて毎日不安ばっかりだったけど、皆さんに寄り添っていただけてすごく嬉しかった。」とすすり泣きながら、永瀬たちに感謝の意を伝えたのでした。

さて、今回は「家賃滞納」と「AD物件」がキーワードとなるお話でした。

「AD物件」については先に触れているので、ここでは家賃滞納について解説します。

第六話の中で、永瀬は猪口オーナーに、家賃を3か月滞納したら、最後通告となる内容証明郵便を送り、それでも支払いが行わなければ「建物明け渡し訴訟」を提起できると告げていました。

明け渡し訴訟は借主を強制的に退去させるために貸主側が行う訴訟のことで、以下のような流れで行われます。

1.家賃の支払いを催告する
2.内容証明郵便を送付する
3.明け渡し訴訟を裁判所に提起する
4.強制退去・強制執行の手続きが行われる

一般的には家賃の滞納が3か月以上続くと契約解除事由に該当するとされますが、3か月という期間に特に決まりがあるわけではありません。

しかし、3か月を超えて滞納すると賃貸借契約の催告解除が有効と見なされるため、いつ明け渡し訴訟を起こされてもおかしくないといえるでしょう。

家賃を滞納することのないようにするほか、万が一滞納してしまった際は早めにオーナーや管理会社に連絡することが大切です。

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この記事を書いた人

元信託銀行員。宅建士・ 2級FP技能士をはじめ、複数の金融・不動産資格を所持。それらの知識をもとに、「初心者にもわかりやすい執筆」を心がけている。2児の子育て中でもあり、子育て世帯向けの資産形成、女性向けのライフプラン記事を得意とする。

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