正直不動産2 第三話のあらすじと内容に関する解説!狭小住宅の建て増しとは?

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第3話 主な登場人物

【登坂不動産】
主人公・永瀬 財地(山下智久):登坂不動産のエース営業マン。嘘がつけない呪いにかかっており、正直すぎる営業を武器に不動産業界を生き抜いている
若手社員・月下咲良(福原遥):カスタマーファーストを第一に行動する登坂不動産の若手社員であり、永瀬のよきパートナーでもある
新入社員・十影健人(板垣瑞生):マダムの継孫として登坂不動産に入社することになったZ世代の新入社員。仕事よりもプライベートが第一で、残業せずにさっさと帰宅してしまう
新入社員、課長代理・藤原結弦(馬場徹):登坂社長がヘッドハンティングした敏腕営業マンで大地主の息子。売り手側の視点を熟知しており、永瀬のナンバーワンの座を脅かしていく。

【ミネルヴァ不動産】
営業・神木涼真(ディーンフジオカ):元登坂不動産の営業マンで、長年にわたってナンバーワンをとり続けた永瀬の師匠。悪魔じみた営業手法を武器に永瀬のライバルとして立ちはだかる
営業・花澤涼子(倉科カナ):育ち盛りの息子を育てるシングルマザー。大手ゼネコンで現場監督をするも、女性差別が激しく嫌気がさしていたところ、鵤に声をかけられミネルヴァ不動産へ。月下とは良きライバルか。

【第2話ゲスト】
岡田拓夢:システムエンジニアとして働いており、勤務時間が不規則
岡田美玖:岡田拓夢の妻
岡田朋花:岡田夫妻の一人娘

とある地鎮祭で石碑を壊して以降、嘘がつけなくなってしまった不動産仲介会社の営業マンが、海千山千の不動産業界で奮闘する姿を描くNHKドラマ『正直不動産2』。

山下智久が演じる登坂不動産の敏腕営業マンである永瀬財地は、嘘八百を並べて売上トップを誇り、“ライアー永瀬”という異名をとっていました。

しかし、ある日地鎮祭でほこらを壊してしまったことで嘘がつけない呪い(嘘をつこうとすると不思議な風が吹き、本音が飛び出す)にかかり、一転して正直すぎる営業マンとして舵を切ることに。

本記事では2024年1月23日の夜10時に放映された、『正直不動産2』の第三話のレビューと話のポイントについて解説します。

目次

正直不動産第三話あらすじ

「いったいいつまで待てばいいんですか?いつになったら、この家売れるんですか?」

矢継ぎ早に責め立てられる永瀬と十影。

そこには、夫の岡田拓夢と妻の美玖、そして二人の傍らでおもちゃの赤いピアノを弾く娘の朋花の姿がありました。

岡田夫妻は5歳になる娘の朋花のために本物のピアノが置ける家に引っ越すことを約束したというのです。

ペンシルハウスが半年経っても売れない理由

「売値を5300万円に下げたのに、半年経ってもまだ売れないのか」と問う拓夢に、「家を売るのはご縁といいますか、一期一会というか、タイミングが・・・」と言葉を濁す永瀬。

しかし、元々この夫婦に駅チカで土地の値段が下がらないからリセールに最適だと言って買わせたのは、5年前、まだ嘘つき営業をしていた頃の永瀬だったのでした。

「じゃあどうしてですか?」と美玖に永瀬が応えようとしたその瞬間、風の音がし、「ここが激セマ、激ホソの『なんか鉛筆がたってるみたい!』って感じのペンシルハウスだからです!」と宣言してしまいます。

「いまさらいいます?」と憤る美玖に、「言わずにはいられません、岡田さんの家はペンシルハウス、いわゆる狭小住宅。土地の値段が高い都心では人気がありますが、この物件に関しては三区画のど真ん中、ベランダ北側、窓を開けたらすぐ隣の家、日当たり最悪。そう簡単に買い手がみつかるわけねえだろ!!」とさらに追い打ちをかけてしまう永瀬。

当然、岡田夫妻からは営業担当を変えて欲しいといった申し出があり、永瀬の後を月下が引き継ぐことになります。

カスタマーファーストを信念とする月下は、「娘さんのためにピアノがおける家に引っ越したいなんて素敵な家族!」とやる気を見せるも、課長代理の藤原結弦はどこかあきれ顔で狭小住宅の難しさを語ります。

【狭小住宅売買の難しさ】
・あまりに狭い土地や家は資産価値として認められない恐れがある
・ローン審査に通りにくい
・三区画の真ん中の場合、リフォームや建て替えも難易度が高い

※ただし、建売業者からする同じ土地面積なら手数料が1軒分しかとれない一軒家を建てるよりも、手数料が3軒分取れる方がウェルカム

藤原の忠告を聞いても、気にしていない月下の様子を見て登坂不動産の登坂社長と大河部長は「都心の狭小住宅は年々需要が増えているが、この物件に関しては難題。呪文のようにカスタマーファーストといっている月下には大きな試練かも」と話すのでした。

パパとママがイライラするのは家のせい

後日、月下は狭小住宅の内見を希望した内海夫婦を岡田邸へと案内しますが、「思っていたよりずっと狭い」と言われてしまいます。

それを聞いた月下は家を広く見せるためのコツをいくつかアドバイスすることに。

・カーテンや壁紙の色を変えることで空間を広く見せられる
・全てを真っ白にすることで、空間が広く見える効果が期待できる・家具なども白く統一するとなお良い

Q.不動産の売却活動中です。内覧の際気を付けるべき点について教えてください。

そうしたアドバイスを聞いて、内海夫婦はどこか気持ちが前向きになりかけていましたが、そこへ帰宅した朋花が「パパとママが喧嘩しちゃうのは、この家のせいなの。狭いからイライラしちゃうんだってー」「言ってたよママ、もう全部この家のせいだって」と無邪気に話します。朋花の発言を聞き、内海夫婦の購入話は白紙となってしまいました。

その夜、拓夢と美玖が些細なことから喧嘩となり、その姿を朋花に目撃されてしまいます。

これ以上娘の前で喧嘩をしたくないと思ったのか、その日を境に岡田夫妻は登坂不動産との売買契約を専任媒介契約から一般媒介契約へと切り替えたのでした。

専任媒介契約1社のみにしか仲介が依頼できない契約のこと。契約期間中は基本的に他社と契約を結ぶことができないが、積極的な販売活動を行ってもらいやすい。
一般媒介契約複数の不動産会社に仲介を依頼することができる契約のこと。比較的自由に売却活動ができる種類の媒介契約を指す。

頭を抱える月下に永瀬は「カスタマーファーストの月下だから悩む案件だと思った」と声をかけ、売却価格を下げるように申し入れる旨のアドバイスを送りました。

永瀬のアドバイスに感謝する月下でしたが、永瀬は「いいよいいよ、このぐらい。俺は月下に尻拭い・・・」と言いかけたところにまた風が吹き、「してもらったとか思ってないし、面倒な物件から離れられてこのぐらいのアドバイス楽勝!」と言ってしまうのでした。

ミネルヴァ不動産も減額交渉に動き出す

一般媒介契約へと切り替えたことで、ミネルヴァ不動産の花澤涼子が岡田邸の売却に参戦してきます。

花澤は岡田夫妻に対し、売値を現状の5,300万円から4,300万円に下げるよう説得していたのです。

これが現実的な数字かもしれないとぼやく拓夢に、新しい家を買うためのお金はどうするのかと問う妻の美玖。

ここでも二人は売却価格を巡って喧嘩になってしまうのでした。

その後、ラーメン店で花澤と月下が偶然出くわします。

これから減額交渉に行くと話す月下に、「なかなか手強いわよ、特に奥さんの方が」と諭す花澤。

その台詞を聞いて、月下はミネルヴァ不動産の花澤も岡田邸の売却に参戦してきたことに気づきます。

「狭小住宅は売るのが難しい、でも安心して。あの物件、私が売ってあげる。」と余裕を見せる花澤に対し月下は「余裕を見せたうさぎは、下に見てた亀に負ける運命なんです。絶対負けません!」と宣戦布告をしたのでした。

あまりお子さんの前で喧嘩をしない方がいい

後日、公園で遊んでいた美玖と朋花の前に姿現した花澤。

朋花は花澤に「ピアノが弾けて、パパとママが喧嘩しないおうちに住みたい」と話します。

その後、家に帰り、朋花が遊び疲れて寝てしまった傍らで、花澤は美玖に「あまりお子さんの前で喧嘩をしない方がいい」と自らがシングルマザーであることも打ち明けて伝えました。

その話を聞いた美玖は、夫婦が不仲になった経緯について花澤に話すのでした。

娘がピアノを習い始めて、ピアノを買うとき娘は喜んだが、主人は乗り気ではなかったこと。

2回も発表会をドタキャンされたこと。家が売れないイライラもあって、顔を合わせるたびに喧嘩になってしまうこと。

花澤は一通り話を聞くと、取り返しがつかなくなる前に別居という選択肢もありではないかと話し、家を後にします。

また、帰り道、隣の家に買い物帰りの妊婦さんが帰宅するのを見て、何か思いついた様子を見せたのでした。

すれ違ってしまった夫と妻の気持ち

翌朝、登坂不動産へ現れた拓夢は月下に「とにかく早く売ってくれ、条件は問わない。先に買い手を見つけた方と契約する」と迫ります。

その様子を見た永瀬が奥様と別居の話が出たのではないかと拓夢に尋ねたのです。

家庭を壊しかねないアドバイスをした花澤に憤る月下は「売るのを急がせて減額を受け入れさせる作戦、そんなのだめです!新居の購入を見据えた金額で売却すべきです!」と声を荒げるも、拓夢はもう待てないといいます。

そして、夫婦仲がこじれてしまった原因はピアノであると話し出したのです。

娘はピアノ教室をやっている先生が好きで教室に行っていたこと。

自分は朋花がピアノ以外に興味を持つことを楽しみにしていたこと。

家にまでピアノを置くとその可能性を狭めるのではないかと思っていたこと。

そしてなにより、今の家を売ってまでピアノを買うなんて思ってもいなかったと。

それでも、売却には賛成していた理由として、子どもの成長に合わせて家を大きくするのも悪くないと考えていたことを明かします。

そのために、少しでも貯蓄を増やそうとおもって仕事を増やし、娘のピアノの発表会にはいけなくてもそれが家族のためになると思っていたというのです。

拓夢の話を聞き、月下と同じく別居はしてほしくないと考える永瀬は、月下を手伝うと申し出ます。

ウルトラCの策を打つことにした月下&永瀬

そのころ、花澤は先日目撃した妊婦が住む隣家を訪れ、岡田邸を買わないかと商談の真っ最中。

もうすぐ子どもが生まれることもあり、岡田邸を買って増築したらどうかと考えたのです。

しかし、子どもを大自然の中で育てたいという意向もあり、その提案は通りませんでした。

家を後にしようとする花澤の前に、同じく隣の家に話を聞こうと考えていた月下と永瀬、十影が現れます。

花澤は残念ながらチャンスはないことを伝え、もう片方の家も今の住まいに大変満足していてできることはなにもないと話したのです。

それを聞いて、途方に暮れる永瀬と月下。

しかし、カスタマーファーストを押し切るのならウルトラCの策があると永瀬は月下に提案します。

ミネルヴァ不動産花澤 VS 永瀬&月下

後日、岡田家では花澤が3,500万円でミネルヴァ不動産がペンシルハウスを買い取ることで話を付けようとしていました。

そこへ現れた永瀬と月下は、3,500万円という金額を見て「さすがに買いたたきすぎてすよ」と声を上げますが、拓夢は「もう決めたので」とどこか諦め顔です。

そんな拓夢に永瀬は「この家売るのやめませんか?逆に買うんです」と提案します。

唖然とした表情で固まる岡田夫婦と花澤でしたが、永瀬はそのまま話を続けます。「一番大事なことを忘れていませんか?二人の希望は売りにくい家を売るのではなく、ピアノがおける広い家を手に入れることですよね?隣家を買い取り、岡田家を増築するんです。それで解決しませんか」と。

売却せずに増築することで、住み慣れた場所から離れなくて済むだけでなく、増築によって資産価値も上がると、永瀬と月下は話したのです。

それを聞いていた花澤は懸念点を述べました。

・狭小住宅はローンが組みにくい
・隣の土地の購入は利用価値があがるため、正常価格ではなく割高の限定価格になる(ローンが組めても費用対効果がいいとはいえない)

しかし、月下は増築を発注する工務店を巻き込めばローンを組めることがあること、また、購入に対しても全力を尽くすことを岡田夫婦に告げたのです

月下と永瀬の話を聞き、「悪くない提案だと思う」と呟く美玖でしたが、拓夢は「増築が終わるまでここにいるのは限界だ、今以上関係がこじれる姿を朋花に見せたくない」とどこか乗り気ではありません。

目の前の問題から逃げるための言い訳なんていらない

それを聞いていた永瀬にまた風が吹き、「かっこつけてんじゃねえ、子どものためって自分が目の前の問題から逃げるための言い訳でしょ!本当は自分たちが耐えられるかどうかではなく、ともかちゃんが喜ぶかどうかで考えるはず!!」と吠えたのです。

あっけにとられる夫婦に永瀬はこう続けます。

「夫婦だから取り返しがつかなくなることもある。でも、岡田さんたちにはこの家で、夫婦でどうすべきか話し合う最後のチャンスがあります。お互い逃げずにちゃんと向き合うべきだ!」「ふたりとも自分たちのことばかりで、ともかちゃんが一番何を求めているのかわからなくなっていないか」と。

いくらなんでも言い過ぎだと花澤が制したところ、その様子を見ていた娘の朋花が「ほらね、やっぱりこのお家のせいでみんな喧嘩になっちゃう」「でも、パパとママは本当はすごく仲良しなんだよ」と笑顔で話すのでした。

その様子を見て、岡田夫妻は本当に考えなければならなかったことに気づき、朋花ちゃんに謝罪。

拓夢と美玖も和解します。

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結末と第三話のポイント 

最終的に花澤は月下に負ける形にはなりましたが、その後息子を保育園に迎えに行く姿はどこか嬉しそうでした。

さて、今回ご紹介した第三話は「狭小住宅」がキーワードとなるエピソードでした。

狭小住宅とはその名の通り、狭くて小さい土地に建てられた住宅のことです。

土地の広さについて明確な定義はありませんが、一般的には15~20坪程度を指すケースが多く見受けられます。

また、狭小住宅に住む主なメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・土地代が安い
・土地が狭いため、建築費が抑えられる
・固定資産税等の税金が安い
・生活動線に工夫する必要がある
・狭い土地で工事をするため、費用が高くなるケースもある
・リセールしづらい

今回の場合では横並びに3件の分譲住宅が建っていたため、真ん中の物件は日当たりや風通しも悪かったと予測できます。

また、家具や荷物の搬入や塗装などのメンテナンスでも気を遣わなければならないでしょう。

こうした狭小住宅では築年数がある程度経過し、建て直しのタイミングになると隣家に売却を打診するケースが多く見受けられます。

とはいえ、今回の岡田邸は築5年程度であり、岡田夫婦のみならず隣地の出産を控えた家族も売却したいという話になっていました。

その様子を見て、永瀬が売却ではなく隣地の買い増しはどうかと提案したといえるでしょう。

狭小住宅は悪いところばかりでなく、メリットも存在します。

そのため、建物を購入する前に将来的なライフスタイルも見越した上で、きちんと検討することがやはり重要であると考えられます。

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この記事を書いた人

元信託銀行員。宅建士・ 2級FP技能士をはじめ、複数の金融・不動産資格を所持。それらの知識をもとに、「初心者にもわかりやすい執筆」を心がけている。2児の子育て中でもあり、子育て世帯向けの資産形成、女性向けのライフプラン記事を得意とする。

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