おすすめはどこ?注文住宅の相談窓口5選

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注文住宅の相談窓口5選

注文住宅の相談窓口は、運営する企業によって、特徴や内容がそれぞれ異なります。

例えば、対面相談かオンライン相談なのか、資金面や土地探しまでサポートしてくれるかといった点が挙げられます。

こちらでは、人気の注文住宅の相談窓口を5選紹介します。

各社の特徴を知って、自分に合う相談窓口をみつけてください。

スーモカウンター

株式会社リクルートが運営する相談窓口「スーモカウンター」。

経験豊富なアドバイザーが、注文住宅に関する相談やハウスメーカーの紹介をしてくれます。

相談はすべて無料で、成約料金などの別名目で費用を請求されることもありません。

日本全国に店舗があるので利用しやすく、商店街の路面店や、大型ショッピングモール内など、立ち寄りやすい場所にあるのも嬉しいポイントです。

また、外出する時間がとれない、家の近くに店舗がないという方のために、「家から相談」というオンラインサービスも提供しています。

電話やZOOMで利用でき、相談時間は1時間半から2時間ほど。

予定がある場合は、アドバイザーにあらかじめ伝えておくと、その時間にあわせた相談も可能です。

HOME4U 家づくりのとびら

NTTデータグループの会社が運営する「HOME4U 家づくりのとびら」の特徴は、オンラインに特化した「注文住宅」の相談窓口であること。

平日は夜19時半まで対応しているので、日中忙しい人や、家族みんなが揃った時に相談したいという人にも便利です。

相談にのってくれる専門アドバイザーは、住宅業界での勤務経験をもつプロばかり。

家づくりに精通した専門家に相談できるので、安心してマイホーム建築を任せられるパートナーがみつかるでしょう。

相談は最短60分で、注文住宅で一番時間がかかるとされる以下の工程をサポートしてくれます。

  • 予算計画
  • 土地選び
  • ハウスメーカー選び

「家づくりのとびら」の調査によると、注文住宅を建てた8~9割の人が、事前の計画や検討に9ヶ月以上の時間がかかったと回答したそうです。

「家づくりのとびら」では、その辺の作業をまるっとお任せできるので、効率よく家づくりを進められます。

ライフルホームズ住まいの窓口

株式会社LIFULLが運営する「ライフルホームズ住まいの窓口」。

テレビCMでもよく見かける、業界大手ホームズの相談窓口です。

「注文住宅」や「戸建て住宅」の住まい選びに関する内容や、リノベーション、資金計画など、総合的な相談に対応しています。

応対するのは、住まいの窓口の研修プログラムを修了した「ハウジングアドバイザー」です。

中立公平な立場で、最適なハウスメーカーの紹介、成約までをサポートしてくれます。

首都圏や関西エリア、愛知県、福岡県に店舗があり、相談はすべて無料

上記エリア以外にお住まいの方は、自宅から相談できる「ビデオ通話相談」も利用できます。

PCやスマホの画面共有で資料をみながら進められるので、対面するのと変わらずにじっくり相談できますよ。

注文住宅の相談窓口(あおぞらカンパニー)

株式会社あおぞらカンパニーがフランチャイズ展開する「注文住宅の相談窓口」。

建築会社や住宅ローン選びなど、マイホームの実現を目指す顧客のトータルサポートを行っています。

日本全国に80近くの加盟店があり、年間約9,000件の相談実績を誇ります。

オンライン相談には対応しておらず、窓口での対面相談が中心です。

公式ホームページには、各店舗の所在地や連絡先、営業時間などの詳細情報が掲載されているので、事前に確認してから訪問することをおすすめします。

提携先の住宅会社は約1,991社あり、大手の相談窓口にも引けを取りません。

多様な選択肢が用意されているので、複数社を比較して、理想のハウスメーカーを探したいという人に向いています。

相談料は無料で、注文住宅だけでなく、建売住宅やリフォーム、土地探し、資金計画などの幅広い内容に対応しています。

LIVRA 住宅ナビゲーター

岡田工業株式会社が運営する「LIVRA 住宅ナビゲーター」。

バラエティー番組などで活躍する有名タレントが、アンバサダーを務める住宅相談窓口です。

オンライン上で理想の家のシミュレーション、簡単見積もり、住宅メーカーとのマッチングを提供しています。

サービスを運営する岡田工業株式会社は、日本全国のモデルハウスをオンライン空間に再現したバーチャル住宅展示場「LIVRA WORLD」も手掛けています。

実際に現地に足を運ぶ必要がなく、自宅にいながらモデルハウスの見学や間取りのカスタマイズが可能です。

「住宅ナビゲーター」と併用すれば、オンラインで家づくりの計画段階を完結させることも不可能ではありません。

オンライン技術を活用した新しい形のサポートを提供することで、「家づくりって何から始めればいいの?」と迷っている方も気軽に利用しやすい相談窓口になっています。

相談窓口を利用するメリット

こちらでは、相談窓口を利用する具体的なメリットを紹介します。

家づくりの効率化につながる

家づくりで最も時間がかかるのは、ハウスメーカー選びや資金計画の段階です。

1社ごとに気になるハウスメーカーを訪ね回っていたら、時間がいくらあっても足りません。

しかし、大切なマイホームを建てるのに、妥協はしたくないという人が多いのではないでしょうか。

相談窓口では、専門家がハウスメーカーの選定や資金繰りをサポートしてくれるので、家づくりにかかる時間を短縮できます。

窓口のアドバイザーは、各ハウスメーカーの特徴や実績を熟知しているため、相談者に最適な会社を選別して提案してくれます。

さらに、資金面においては、住宅ローンの選定や返済計画の立て方なども相談できるため、予算オーバーのリスクを減らして安心して家づくりを進められるでしょう。

最適な住宅メーカーとのマッチングが期待できる

2つ目のメリットは、最適な住宅メーカーとのマッチングが期待できる点です。

「建築業界に詳しくない」「初めて家を建てる」という人の中には、大手の住宅メーカーしか知らないという人も多いでしょう。

しかし、それはもったいないことです。

全国的な知名度はなくても、優良な住宅メーカーは多く存在します。

地域密着型の工務店なども含めると、全国には数万社あるともいわれています。

相談窓口の専門家は、一般的にはマイナーな住宅メーカーや工務店にも詳しいため、思いもよらない企業との出会いが期待できるでしょう。

とくに、住み慣れた地域以外の場所にマイホームを建築する場合は、その地で長年にわたって実績をもつ住宅メーカーを紹介してもらうことで、地元の気候や風土に適した家づくりが実現できます。

知名度にとらわれず、強みや実績から住宅メーカーを探せることは、相談窓口を利用するメリットのひとつです。

中立公平なアドバイスを受けられる

ほとんどの住宅相談窓口は、無料で利用できます。

その理由は、住宅会社からの紹介料で運営されているためです。

会社によっても異なりますが、成約した物件の数%程度の価格を紹介料として受け取っています。

だからといって、相談窓口が住宅会社に特別な配慮をしたり、紹介料の高いメーカーを贔屓したりすることはありません。

住宅相談窓口の運営は、中立・公平を基本理念としています。

相談者の満足を最優先に考え、希望や条件に合う最適な住宅メーカー紹介することを目的にしています。

さらに言えば、紹介料は成約時に支払われることが多いため、相談窓口側が相談者にマッチしないメーカーを紹介するメリットもないわけです。

このような理由で、相談窓口では中立・公平な立場からのアドバイスやサポートが受けられます。

相談窓口を利用するデメリット

相談窓口を利用する際に、知っておきたいデメリットも紹介します。

資金計画はあくまでも目安

相談窓口で行える資金計画は、建物や土地などにかかる概算です。

税金や諸費用などは含まれていない場合があります。

また、登記費用、火災保険、引越し費用、外構工事費用なども別途必要になることが多いです。

さらに、がけ地や傾斜地では、条例により擁壁工事が必要になるケースもあり、その費用が予算に大きく影響することがあります。

予算オーバーしないためには、正確な建築費用を把握しておくことが大切です。

最終的な金額が決まるのは、ハウスメーカーと間取りやオプションなどの詳細な打ち合わせを済ませた後になります。

相談窓口での資金計画は参考程度ということを念頭に、予備費を含めた余裕を持った資金計画を立てるようにしましょう。

相談窓口ごとに差がある場合も

「住宅相談窓口」とひと言でいっても、対応できる範囲は異なります。

多くの相談窓口は、家づくりに関するトータルサポートを謳っていますが、内容によっては対応していないことも。

ハウスメーカー選びだけでなく、土地探しや資金計画まで相談したい場合には、念のため相談可能か確認しておいたほうがいいでしょう。

さらに、対応するアドバイザーの知識や経験にも差がある場合があります。

アドバイザーの専門性や対応力は、相談者の満足度に直結する重要なポイントです。

先ほど紹介した「ライフルホームズ住まいの窓口」のように、こういった点に配慮して、独自の研修制度を設けている企業もあります。

相談窓口を利用した人の口コミ

相談窓口を利用するメリット・デメリットを紹介してきましたが、実際に利用した人の評判はどうなのでしょうか。

こちらでは、相談窓口の気になる口コミを紹介します。

こちらは、スーモの相談窓口を利用した人の口コミです。

相談窓口は無料で利用できますが、住宅メーカーのマッチングや資金計画などの質の高いサービスを提供しています。

相談者側の金銭負担なく利用できるので、家づくりを検討する際は積極的に活用するといいでしょう。


デメリットの項目でも触れましたが、相談窓口によって紹介される住宅メーカーには差があります。

投稿にあるように、相談窓口側が特定の住宅メーカーを強く推す場合があることも考えられるでしょう。

そのような場合や、気に入ったハウスメーカーがなければ断っても問題ありません。

相談窓口はあくまでサポート役であり、最終的な決定権はこちらにあるという意識をもってうまく活用しましょう。

Q.注文住宅を考えています。suumoさん等への相談のデメリットについて教えてください。 親の敷地上の古屋の建て替えなのですが、昔から見ていただいている工務店さん(①)がいます。今のところ、この工務店さん(①)にお願いしようと考えているのですが、心配もあり、大手のハウスメーカーさん(②)にも相談してみたいと考えています。 ただ、suumoさん等に相談して、敷地の場所などを具体的に一度伝えてしまうと、はっきりとは知りませんが、登録されてしまい、最終的にこの工務店さん(①)に直接お願いしたとしても、紹介料等がこの工務店さん(①)にかかってしまうとネットで見ました。 これは、本当でしょうか? またsuumoさん等への相談することのデメリットが他にありましたら教えてください。(営業の電話等が頻繁にあるというのは覚悟しています。) よろしくお願いします。

A.その工務店がsuumo登録業者でなければ工務店に対して紹介料は発生しません。 そもそもsuumo窓口なんかに行ってもsuumo窓口登録店の中から施工エリアとある程度予算に合いそうな会社を紹介するだけで、本来は客が受けられるサービス分(値引きや商品サービス等)の額をsuumoが持って行くので客側にメリットはありません。 成約すればsuumoが儲かるシステムです。 気になる会社があれば自分たちで話を聞きに行く、無理だ合わないと思えばハッキリ断るで良いと思います。

引用:Yahoo!知恵袋の評判・口コミ

一言でいうと、こちらの投稿で心配されているようなことはありません。

紹介料が発生するのは窓口で紹介された住宅メーカーのみです。

それも、相談者側ではなく、全額相手側の住宅メーカーが支払います。

もし、紹介された住宅メーカーとは別に、自分たちがお願いしたい会社があれば、はっきり断りましょう。

紹介後でも断るのは自由ですし、違約金などを請求されることもないので安心してください。

まとめ

こちらの記事では、おすすめの注文住宅の相談窓口5選や、相談窓口を利用するメリット・デメリットなどを紹介しました。

無料の相談窓口は、何から家づくりを始めればいいか分からない人や、効率的にマイホームを建てたいという人に向いているサービスです。

経験豊富なアドバイザーが、家づくりに必要な基本知識や資金計画、最適なハウスメーカーとのマッチングから成約まで、トータルでサポートしてくれます。

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この記事を書いた人

すみかうるの注文住宅カテゴリのコンテンツ作成を担当しています。
これまで不動産に関するWebメディアを複数運営しており、宅建士の資格も取得しました。
目まぐるしく変化する「家づくり」の情報をわかりやすくお伝えしていきます。

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