風水的に住んでではいけない間取り10選
風水は、古代中国から伝わる環境学のことで、住まいの間取りや配置によって、住む人の運気や健康が左右されると考えられています。
こちらでは、風水的に避けるべき間取り10選を紹介します。
改善策もあわせて紹介するので、これから家を建てる方や、今住んでいる家の間取りが気になる方はぜひ参考にしてください。
玄関は吉方位の1ヶ所に限定する
玄関は「気」の入口であり、住まいの運気を左右する重要な場所です。
玄関が複数あると、せっかく流れ込んできた良い運気が散乱し、家全体に行き渡りにくくなります。
また、南西や北東は鬼門と呼ばれる方位であり、玄関を配置すると災いを招くとされています。
玄関は一つに限定し、吉方位（東、南東、北西など）に設置することが理想です。
もし玄関が吉方位にない場合は、八卦鏡や玄関マットなどの風水グッズを活用して、運気を調整するといいでしょう。
裏口や勝手口の場合はどうかというと、特に方位の決まりはありません。
しかし、玄関から入ってきた気がそのまま抜けていってしまうのを避けるために、玄関の直線上には配置しないようにしましょう。
玄関の正面に階段やトイレを作らない
玄関から入った正面に階段やトイレがあると、良い運気が外へ逃げてしまったり、不浄なエネルギーが家全体に広がりやすくなったりします。
特に、玄関の正面にある階段はエネルギーを上下に分散させ、家庭内に安定したエネルギーが留まりにくくなるため、家庭運や金運に悪い影響を及ぼします。
風水的に良い配置ではなくても、敷地の有効利用や効率性を考えて、玄関に階段やトイレを設置したいという人もいるでしょう。
そのような場合には、視線を遮るためのパーティションや観葉植物を設置して気の流れを調整するのが効果的です。
また、トイレは常に清潔に保ち、空気の流れを良くすることで、運気の低下を防ぐことができます。
特にリビングは日当たり重視で明るく
リビングは家族が長時間過ごす場所であり、風水においては「家の心臓部」とも言える重要なエリアです。
リビングが暗く日当たりが悪いと、健康運が低下し、家族のコミュニケーションの減少にもつながります。
特に、現代のように家電製品が発達していなかった当時は、北向きリビングは冷えやすく、健康を害する恐れがあると考えられていました。
リビングは南向きや東向きに配置し、窓を大きく取り、自然光を十分に取り入れるようにしましょう。
室内には観葉植物を配置し、生命力あふれる空間を演出することも運気アップにつながります。
それでもリビングの日当たりが悪い場合には、適切な照明を使って明るさを補うことができます。
さらに、温かみのある暖色系のインテリアを取り入れることも効果的です。
三所に三備を設けず
「三所」とは玄関、キッチン、トイレのことで、「三備」とはこれらの設備を配置する場所のことです。
風水では、これら3つの場所が、同じ方位や直線上に配置されるのは好ましくないとされています。
例えば、キッチンが玄関の直線上にあると、家計が不安定になり、支出が増える可能性が高まります。
これは、玄関から入ったきた良い気がキッチンにぶつかることで、家庭内のエネルギーバランスが崩れ不調和を招くとされているためです。
玄関、キッチン、トイレは異なる方位に配置し、できるだけ直線上に並ばないようにしましょう。
特に、玄関とトイレの間には廊下や壁を設けて、視線が通らないようにすることが大切です。
家相を良くするという理由だけでなく、トイレの出入りを見えなくしてプライバシーを守る効果もあります。
特に水回りは風通しよくする
風水において、水回り（浴室、トイレ、キッチンなど）は陰のエネルギーが溜まりやすい場所です。
風通しが悪いと湿気がこもり、カビや悪臭が発生しやすくなり、結果として運気を下げる要因になります。
例えば、換気の悪い浴室や北向きの浴室は、注意が必要です。
ひどい時にはカビによる健康被害を引き起こす恐れがある上に、汚れた浴室を見て嫌な気分になることもあるでしょう。
水回りには必ず窓を設け、換気扇を活用して常に空気を入れ替えるようにしましょう。
また、定期的に掃除を行い、清潔な状態を保つことも大切です。
陰のエネルギーを追い払うことで、運気向上につながります。
家の真ん中を通る廊下や階段は避ける
家の中心部は「太極」と呼ばれ、風水において非常に重要なエネルギーの核とされています。
この位置に廊下や階段があると、エネルギーが分断され、家庭内の調和が崩れる原因となります。
例えば、中心部を通る廊下は、エネルギーが外に逃げやすくなり、財運が安定しないといわれる家相です。
また、階段が中心にあると、火災が発生した時に煙が回りやすいことや、手すりのすき間から子どもが転倒するリスクがあるといった安全面での懸念もあります。
廊下や階段はできるだけ端に寄せ、エネルギーの流れを妨げないように設計しましょう。
家の中心には、リビングやダイニングなどの共有スペースを配置し、開放感のある空間を作るのが理想的です。
階段の足元などに光が入るようにする
階段は上下にエネルギーを運ぶ通路とされ、風水では重要視されています。
階段が暗いと、エネルギーの流れが妨げられ、運気が停滞する原因になります。
それだけでなく、暗くて狭い階段は、転倒しやすくケガの危険性もあるでしょう。
家の中でも事故が起きやすい場所であり、風水でも特に注意が必要とされています。
階段には自然光が入るように窓を設けるか、照明を設置して常に明るい状態を保つようにしましょう。
足元に間接照明を取り付けることも、安定したエネルギーの流れを生み出すのに効果的です。
床下収納は最低限にする
スペースの有効活用として便利な床下収納。
しかし、風水ではエネルギーが滞りやすい場所とされており注意が必要です。
不要な物を長期間保管していると、陰のエネルギーが溜まり、家全体の運気が低下する原因になります。
例えば、古い雑誌や壊れた家具を床下に長期間保管しておくことは、家相が良くないだけでなく、収納物に湿気がこもってカビや害虫が発生する原因にもなるでしょう。
床下収納は必要最低限に留め、収納物を定期的にチェックしましょう。
不要なものは処分し、整理整頓を心掛けることが大切です。
また、湿気対策として除湿剤を使用したり、風通しを良くする工夫をしたりしましょう。
ベッドはドアや窓の直線上を避け、南枕に注意
ベッドの配置は、風水において重要な要素のひとつです。
特に、ドアや窓の直線上にベッドを配置すると、外からのエネルギーが直接ベッドに流れ込み、安眠を妨げる可能性があります。
また、風水においては、南枕は火のエネルギーが強すぎるため、避けるべきとされています。
ベッドはドアや窓の直線上を避け、壁際に配置にしましょう。
日本では北枕は避ける慣習がありますが、風水的に理想的な枕の方向は、北枕や東枕とされています。
頭の周辺には小物などは置かないようにし、清潔な寝具を使用することで、より良い運気を呼び込むことができます。
西側の子ども部屋は避ける
西側は日没の方位であり、陰のエネルギーが強くなる場所です。
風水では、子ども部屋を西側に配置すると、集中力や活動力が低下し、成績が落ちやすくなると考えられています。
これは、陰のエネルギーが、子どもの純粋な気に悪影響を与えるためです。
また、陰のエネルギーが強くなる夕方から夜にかけて、気分が沈みやすくなることもあります。
風水的に理想の間取りを目指す場合には、子ども部屋は東側や南側に配置し、明るく活動的なエネルギーを取り入れるようにしましょう。
特に、東側は朝日が差し込むため、活発なエネルギーを取り入れることができます。
運気の良い家の特徴3選
ここまで避けた方がいい間取りを紹介してきましたが、風水を取り入れて運気の良い家をつくるにはどうすればいいのでしょうか。
それには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
こちらでは、運気を高める家の特徴と、具体的な実践方法を紹介します。
明るく風通しの良い空間をつくる
家全体が明るく、風通しが良いことは、運気を高める基本といえます。
特に、家族が長く過ごすリビングや寝室などは、自然光を十分に取り入れることが大切です。
例えば、南向きの居室は、日中にたくさんの自然光を取り入れることができ、家庭内に明るく前向きなエネルギーをもたらします。
また、風通しが良いことで、常に新鮮な空気が循環し、家族の健康運や人間関係の運気も向上します。
家族の団らん場所は、間取りを工夫して窓を大きく取り、日当たりをよくしましょう。
家具の配置を調整して風の流れを良くすることも効果的です。
さらに、窓際などに観葉植物を飾ることで、生のエネルギーによる風水効果も期待できます。
バランスの取れた間取りを目指す
風水では、家の間取りがバランスよく配置されることが重要です。
特定の方位に部屋が偏りすぎると、エネルギーが偏ってしまい、家庭内での不調和が生じてしまう可能性があります。
バランスの取れた間取りは、家族全員の運気を均等に高める効果があります。
間取りを設計する際には、家の中心から各部屋の位置を均等に配置していきましょう。
例えば、リビングやダイニングは東南、寝室は北西、キッチンは南西など、バランスよく配置されていると、家庭内のエネルギーが均等に循環し、全体的な運気が向上するとされています。
また、空き部屋は気が滞りやすいため、風水的には避けたほうがよいでしょう。
必要な部屋から設計を進め、不要な部屋は設けないようにすることが大切です。
自然の要素を取り入れる
風水では、自然の要素を取り入れることで、家の中にポジティブなエネルギーを呼び込むことができると考えられています。
特に、植物や水の要素は、家庭内のエネルギーを活性化させ、運気を高める効果があります。
自然のものを部屋の東側に飾ると健康運アップに、南東に飾ると金運アップに効果的です。
玄関には、風水の観点から吉とされる植物を置きましょう。
例えば、観葉植物のパキラは金運アップのシンボルとされ、置くことで財運を向上させる効果が期待できます。
植物を配置する際は、健康に育ちやすい場所に置き、定期的に手入れをすることが大切です。
また、リビングには水の要素が不足しがちになるため、小さな噴水や加湿器などを設置することで、気の調和をとることにつながります。
風水も意識するなら自由度の高いハウスメーカーがおすすめ
風水を意識して家を建てる際には、間取りや設計の自由度が高いハウスメーカーを選ぶことが重要です。
例えば、風水に基づいて設計を行う際、玄関の方位やリビングの配置、水回りの位置などの細かい調整が必要になります。
このような場合、自由度の高いハウスメーカーであれば、個々の要望に応じて柔軟な対応が可能です。
住宅相談窓口のスーモカウンターを利用すれば、風水に配慮した家づくりが可能なハウスメーカーを紹介してもらえます。
家づくりにお悩みの方は、お近くのスーモカウンターの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
