こんにちは!
マンションリサーチ社での恒例イベント、MACHI会(実際に街を知ろう!というぶらり旅)について「飯田橋」をブラリ散歩してきたので一部始終をまとめました。
今回は皆さんご存じのあの街・・・
飯田橋が再開発が進んでいることをご存じでしたか?
“アクセス抜群の都心で便利に暮らしたい。”
“でも、静かさや文化の香りも捨てがたい。”
そんなちょっとばかり欲張りな人に!飯田橋エリアはオススメなので、今回は内容をまとめてみました。
飯田橋の場所について

飯田橋は、千代田区と文京区のちょうど境目に位置するエリア。
JR・東京メトロ・都営地下鉄の5路線が利用可能な、都心屈指のターミナル駅でもあります。
駅周辺にはオフィスビルが立ち並びますが、少し足を伸ばすと神楽坂や外濠公園など、情緒豊かで落ち着いた街並みが広がっています。
春には、外濠沿いに咲く約100本の桜が見ごたえたっぷり。自然と都会のバランスが心地よい街です。
いま注目の「再開発エリア」
飯田橋駅周辺では、現在複数の再開発プロジェクトが進行中です。
歴史や文化を大切にしながら、未来志向のまちづくりが始まっています。
今回の再開発では、そうした文化的背景にも配慮しながら、新たな都市空間の創出が進められています。
①富士見二丁目(三井不動産レジデンシャル他)

飯田橋駅西口からすぐの「富士見二丁目3番地区」では、地上21階建ての複合施設が建設中。
オフィス・商業施設・住宅が一体となった都市拠点になる予定です。
この再開発では、恋愛のパワースポットとして有名な東京大神宮通りへの導線も重視され、歩行者デッキや店舗が整備される予定。
駅近ながら、スーパー・カフェ・保育施設なども整い、子育て世代にも嬉しいエリアになりそうです。

② 後楽二丁目南地区(東口エリア)
また飯田橋駅東口側では(後楽二丁目南地区)では
地上35階・住宅250戸を含む巨大複合ビルが建設予定です。

出典:東京都
2026年に既存建築物の解体工事着手
2027年度:本体工事の着工
2031年度:供用開始とのこと。
飯田橋駅東口における駅前広場の整備や歩行者デッキの新設が計画されており、駅からのアクセス性向上が図られます。
この空中デッキは、近年、他のエリアでも特に増えてきており、駅と周辺施設の回遊性の強化や土地が限られてきた中での都市空間の有効活用などの理由から広がりつつあります。
街歩きで見つけた、歴史と文化の足跡
「飯田橋」という地名の由来、知っていますか?
この名前が使われるようになったのは、江戸時代のことと言われています。
当時、徳川家康が江戸城を築く際、今の飯田橋周辺はのどかな農村地帯だったとのこと。
その土地を案内したのが、地元の住人である飯田喜兵衛(いいだ きへえ)という人物。
喜兵衛の丁寧でわかりやすい案内に感心した家康は、彼の名前にちなんでこのあたりを「飯田町」と呼ぶよう命じたそうです。
そして、江戸城の外堀からこの飯田町にかけて橋が架けられ、「飯田橋」と呼ばれるようになった…というのが、由来とされています。
ちなみに「飯田町」は正式な町名にはならなかったものの、
通称として使われ続け、いまの「飯田橋」という地名に受け継がれていきました。

また通り沿いを歩いていると・・・こんな石碑が
ここが東京農業大学の前身「徳川育英黌農業科」の開校地であることが記されており、1891年(明治24年)に開校した場所のようです。
当時は、農業に特化した教育機関として、日本の近代農業を支える人材を育成することを目的としていました。
その後、1893年(明治26年)に「東京農学校」と改称され、農業教育を本格的に展開。
農学の専門教育を中心に発展を続けましたが、1906年(明治39年)に世田谷(現在の東京農業大学世田谷キャンパス)へ移転したようです。
飯田橋の「シンボリックマンション」をご紹介
では続いて、このエリアにはどれくらいの分譲マンションがあるのでしょうか?
不動産データクラウドで調べてみたところ・・・・
※不動産データクラウドとは弊社が不動産会社様向けに提供しているサービスです
ご覧の通り、かなりな棟数が・・・・?!

その中から総戸数が多いシンボリックなマンションを独断で絞ってみました。

今回ピックアップさせてもらったのは黄色のピンで色付けされたマンションです
ともにタワマンなどのシンボリックな物件を紹介します。
まず最初に紹介するのは・・・
パークコート千代田富士見ザ タワー(三井不動産レジデンシャル)
2014年06月 505戸 40階(地下2階)
千代田区で40階建てというスケール感のマンションは希少で、まさに都心ど真ん中の高層レジデンス。
エントランスからも凛とした和を感じられる背筋が伸びるような高級感が漂っています。

西側は緑豊かな外堀ビュー、
また南東側となれば、皇居までを見渡せる眺望の抜け感はもう圧巻です。
参考価格としては、
坪単価:1570万~2290万(2025年7月31日時点)
となり、一般的なファミリータイプでのイメージとして
70㎡で換算すると(21.1坪)
約33,100万 ~ 約48,300万 となります。
続いて、2棟目はこちら。
プラウドタワー千代田富士見(野村不動産)
2009年02月 423戸 38階建(地下1階)

上で紹介させてもらったパークコート千代田富士見ザ タワーと同じく、
飯田橋エリアのランドマークともいえる高級タワーマンションです。
こちらは飯田橋駅からさらに駅近となり、なんと徒歩1分!
5路線が利用可能という圧倒的な交通利便性を誇りながらも、都心とは思えない静けさと開放感を兼ね備えたハイブリットタワー。
気になる価格に関しては
坪単価:1280万~1570万(2025年7月31日時点)
70㎡で換算すると(21.1坪)
約27,000万 ~ 約33,120万 となります。
そして、最後にこちら!
ラトゥール飯田橋(住友不動産)
2010年04月 34階(地下3階) 173戸

住友不動産が誇るハイクラスタワーマンションの「ラトゥール」シリーズ。
ラトゥール飯田橋は、東京ドームや小石川後楽園の緑を望むことができる立地環境です。
そのためドームシティやLaQuaなどの娯楽施設も徒歩圏であったり、スーパー、コンビニも至近で、生活利便性も抜群です。
こちらの価格は
坪単価:1540万(2025年7月31日時点)
70㎡で換算すると(21.1坪)
約32,490万円 となります。
築年が古めのマンションも価格は高水準
なお、このエリアのちょっと築古物件(旧耐震)に絞っても
坪単価:260万~400万円程となり
70㎡換算の場合、約5,400万〜約8,440万円となり、やはり“選ばれしエリア”であることを物語っています。
【まとめ】飯田橋は「住む」も「働く」も欲張れる街
再開発が進むことで、飯田橋は「オフィス街」でも「住宅地」でも「観光地」でもある多機能都市へと変貌しています。
- 緑が多く、自然と都会のバランスがちょうどいい
- 文化と歴史が息づき、街を歩くだけでも楽しい
- 住宅もオフィスも揃う再開発で、未来も楽しみ
「どこに住もうか?」「どこで働こうか?」と悩んでいる方、
今後さらに注目が高まるであろう飯田橋を
ぜひ一度歩いて体感してみてはいかがでしょうか。