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不動産の売却は専門的な知識が必要になるため、不動産会社に仲介を依頼し、サポートしてもらうのが一般的です。
スムーズに不動産を売却できるか否かは、不動産会社選びにかかっています。
今回は、信頼できる不動産会社ランキングや、不動産会社を選ぶ際のポイントについてまとめました。
取扱高・仲介件数・口コミ別のランキングも紹介するので、不動産の売却を考えている方は参考にしてください。
信頼できる不動産会社を考えるにあたって、実績や口コミは重要なポイントです。
まずは、不動産会社の取扱高・仲介件数・口コミをランキング形式で紹介します。
不動産流通推進センターが2024年に発表した、不動産会社の取扱高における1位〜10位は以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 取扱高(百万円) | 店舗数 | 1店舗あたりの取扱高(百万円) |
1 | 三井不動産リアルティグループ | 1,918,415 | 291 | 6,592 |
2 | 東急リバブル | 1,821,310 | 206 | 8,841 |
3 | 住友不動産販売 | 1,396,127 | 249 | 5,607 |
4 | 野村不動産ソリューションズ | 1,060,313 | 98 | 10,820 |
5 | センチュリー21 | 682,751 | 1,008 | 677 |
6 | 三井住友トラスト不動産 | 566,112 | 68 | 8,325 |
7 | 三菱UFJ不動産販売 | 499,669 | 35 | 14,276 |
8 | みずほ不動産販売 | 451,618 | 49 | 9,217 |
9 | オープンハウス | 363,324 | 68 | 5,343 |
10 | 三菱地所リアルエステートサービス | 355,950 | 9 | 39,550 |
ネームバリューのある大手不動産会社がランクインしています。
上位4社の取扱高は1兆円を超えており、会社規模の大きさをうかがえます。
取扱高は「1年間で動かした不動産取引の金額」を示すため、不動産会社の実績を知るうえで重要なポイントです。
次に、不動産会社の仲介件数における1位〜10位を見てみましょう。
順位 | 会社名 | 仲介件数 | 店舗数 | 1店舗あたりの仲介件数 |
1 | 三井不動産リアルティグループ | 39,106 | 291 | 134 |
2 | 住友不動産販売 | 34,906 | 249 | 140 |
3 | 東急リバブル | 29,577 | 206 | 144 |
4 | センチュリー21 | 27,009 | 1,008 | 27 |
5 | 野村不動産ソリューションズ | 9,985 | 98 | 102 |
6 | オープンハウス | 8,497 | 68 | 125 |
7 | 三井住友トラスト不動産 | 8,128 | 68 | 120 |
8 | 福屋不動産販売 | 7,875 | 95 | 83 |
9 | 積水ハウス不動産グループ | 7,075 | 108 | 66 |
10 | 東宝ハウスグループ | 6,268 | 20 | 313 |
こちらも取扱高と同じく、不動産流通推進センターが2024年に発表したデータを元にまとめました。
順位の変動はあるものの、1位〜7位までは取扱高ベスト10にランクインしている不動産会社が揃っています。
新たにランクインしたのは、関西を中心に展開している「福屋不動産販売」や、1都3県に展開している「東宝ハウスグループ」のような、地域密着型の不動産会社です。
仲介件数は「1年間でおこなった不動産取引の数」を示すため、件数が多いほど経験が豊富な不動産会社だと言えます。
オリコン顧客満足度が2021年〜2023年におこなった全国調査を元に、口コミの評価が高い不動産会社1位〜10位をまとめました。
順位 | 戸建ての売却 | マンションの売却 |
1 | 住友林業ホームサービス | 近鉄の仲介(近鉄不動産) |
2 | 野村の仲介+(野村不動産ソリューションズ) | 住友林業ホームサービス |
3 | 東急リバブル ※2位タイ | 大成有楽不動産販売 |
4 | 積水ハウス不動産グループ | 東急リバブル |
5 | 三井のリハウス(三井不動産リアルティグループ) | 三菱地所ハウスネット |
6 | 近鉄の仲介 | 野村の仲介+(野村不動産ソリューションズ) |
7 | 三井住友トラスト不動産 ※6位タイ | 積水ハウス不動産グループ |
8 | 住友不動産販売 | 三井のリハウス(三井不動産リアルティグループ) |
9 | ハウスドゥ | 大京穴吹不動産 |
10 | センチュリー21 | 三井住友トラスト不動産 |
取扱高・仲介件数ランキングに入っている不動産会社が多く見られます。
口コミは実際の利用者が「担当者の提案力」「利用のしやすさ」「不動産売却における各種手続き」など、さまざまな項目から評価したものです。
不動産会社の総合力を問われるため、信頼に値するか否かを判断する際に重要なポイントとなります。
不動産会社の取扱高・仲介件数・口コミの総合評価から独自に作成した、「信頼できる不動産会社ランキング」を発表します。
順位 | 会社名 |
1 | 東急リバブル |
2 | 三井不動産リアルティグループ |
3 | 野村不動産ソリューションズ |
4 | 住友不動産販売 |
5 | 三井住友トラスト不動産 |
6 | 住友林業ホームサービス |
7 | 積水ハウス不動産グループ |
8 | オープンハウス |
9 | 近鉄不動産 |
10 | 大成有楽不動産販売グループ |
それぞれの不動産会社について、詳しく見ていきましょう。
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 2位 | 1兆8,213億円 |
仲介件数 | 3位 | 29,577件 |
口コミ(戸建ての売却) | 2位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 4位 | – |
東急リバブルは、1972年創業で50年以上の歴史を持つ大手不動産会社です。
売買仲介営業スタッフのほとんどが宅地建物取引士の資格を保有しており、プロの視点から適切な提案を受けられます。
全国に206店舗を構え、取扱高・仲介件数においてランキング上位に位置する不動産会社よりも、「1店舗あたりの取扱高・仲介件数」は高い数値を出しています。
売却保証システムやルームデコレーションなど、売却の際のサポートも充実。
実際の利用者からは、「スタッフの丁寧さや専門性」「買い手が見つからない場合の臨機応変な対応」「大手の安心感」の面でポジティブな口コミが寄せられています。
戸建ての売却・マンションの売却ともに高い評価を得ていることから、信頼できる不動産会社1位としました。
公式サイト:東急リバブル
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 1位 | 1兆9,184億円 |
仲介件数 | 1位 | 39,106件 |
口コミ(戸建ての売却) | 5位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 8位 | – |
三井不動産リアルティグループは、取扱高・仲介件数ともに1位の実績を持つ、日本最大規模の大手不動産会社です。
1969年創業と、東急リバブルと同じく50年以上の歴史を持ちます。
その経験やデータに加え、売却不動産の現地調査やサポートサービスによる安心・安全な取引体制が強みです。
2021年度における「3ヶ月以内の売却成約率」は75%と、スムーズな売却に期待ができます。
個人向け不動産仲介ブランドである「三井のリハウス」の名前は、テレビCMでおなじみ。
全国に291店舗を展開し、地域に密着した質の高いサービスを提供しています。
必ず宅地建物取引士が担当となるため、売却活動における知識・経験の豊富さを評価する口コミが見られます。
他の不動産会社よりも査定金額が高かったにもかかわらず、スピーディーに売却できたとの声も。
公式サイト:三井不動産リアルティグループ
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 4位 | 1兆603億円 |
仲介件数 | 5位 | 9,985件 |
口コミ(戸建ての売却) | 2位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 6位 | – |
「野村の仲介+」のブランドで不動産売買をおこなう野村不動産ソリューションズ。
総合ディベロッパーである野村不動産グループの社内ネットワークを活かし、売却に伴う住み替えや相続、権利関係など幅広いサポートが可能です。
顧客マッチングシステムの活用により、売却不動産に近い条件の不動産を探している見込み顧客へ効率的なアプローチができます。
自社で運営する不動産情報サイト「ノムコム」は、不動産の魅せ方や売り主の想いの伝え方にこだわり、インターネット集客からの成約にも力を入れています。
設備補修やホームステージング、荷物一時預かりのようなサービスも充実。
広告で売却不動産の魅力を最大限に引き出す点や、担当者の丁寧かつスピーディーな対応が多くの利用者に評価されています。
公式サイト:野村不動産ソリューションズ
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 3位 | 1兆3,961億円 |
仲介件数 | 2位 | 34,906件 |
口コミ(戸建ての売却) | 8位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 11位 | – |
住友不動産販売は、全国に249の店舗を持つ地域密着型の売却活動と、大手のならでは豊富な顧客ストックが強みの大手不動産会社です。
個人顧客だけではなく、取引先の不動産会社にも不動産を紹介する「ステップオークションサービス」を導入し、スピーディーかつ高額な売却を目指します。
条件面で売却が難しいような不動産も、幅広いネットワークで買い手を探してくれる心強いサービスです。
専任の営業担当体制により、売却に関する問い合わせ〜不動産の買い手への引き渡しまで、担当者が一貫しています。
不動産の補修や清掃、建物調査、相続診断などのサポート体制も整っており、安心・安全な取引が可能です。
売却完了までのスピードや売却金額の高さ、会社と担当者への信頼感が、実際の利用者から評価されています。
公式サイト:住友不動産販売
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 6位 | 5,661億円 |
仲介件数 | 7位 | 8,128件 |
口コミ(戸建ての売却) | 6位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 10位 | – |
三井住友トラスト不動産は、三井住友信託銀行グループの不動産会社です。
金融機関の幅広いネットワークやコンサルティング力を活かし、居住用不動産の売却以外にも、相続・投資用・事業用不動産の売却や、資産運用のサポートも可能。
宅地建物取引士の割合は、2024年3月末時点で94%です。
引き渡し後のトラブルを軽減する建物状況調査・瑕疵保証や、効果的な売却活動のためのクリーニングなどサービスも充実しており、希望や状況に合わせた提案に期待ができます。
利用者からは、わかりやすい説明や情報の正確性に加え、銀行手続きをワンストップでおこなえたことへの評価が集まっています。
公式サイト:三井住友トラスト不動産
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 14位 | 1,917億円 |
仲介件数 | 13位 | 4,495件 |
口コミ(戸建ての売却) | 1位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 2位 | – |
住友林業ホームサービスは、不動産売却に対する口コミランキングにおいて戸建てで1位、マンションで2位と、利用者からの評価の高さが目立つ不動産会社です。
山林経営や木材建材の製造・流通、住宅供給をおこなう住友林業株式会社を母体としています。
顧客の納得感を重視した、地域密着型のサービスが特徴です。
地域の情報を熟知したスタッフによる的確なアドバイスや、誠実かつスピーディーな対応に定評があり、戸建ての売却に対する口コミは全評価項目で1位を獲得しています。
担当者の行動力やレスポンスの速さから、信頼関係を築けたとの声もありました。
公式サイト:住友林業ホームサービス
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 11位 | 2,626億円 |
仲介件数 | 9位 | 7,075件 |
口コミ(戸建ての売却) | 4位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 7位 | – |
住宅業界のトップメーカーである積水ハウス不動産グループは、東北・関東・中部・関西・中四国・九州の6エリアに会社を構えています。
2023年度における「3ヶ月以内の売却成約率」が85%と、高い売却力が強み。
不動産を直接買い取ることも可能で、なかなか買い手が見つからなかったり、売却を急いでいたりする場合は心強いです。
全国に店舗を構え、広いネットワークによる集客と各地域に根差したサポートを受けられます。
積水ハウスの家を売却する場合は、それまでのメンテナンスやリフォームまで加味した適正評価や、独自の販売システムによる訴求など、さらに多くのメリットがあります。
利用者からは、売却活動のタイミングや価格設定における担当者からのアドバイスが高評価です。
公式サイト:積水ハウス不動産グループ
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 9位 | 3,633億円 |
仲介件数 | 6位 | 8,497件 |
口コミ(戸建ての売却) | ランク外 | – |
口コミ(マンションの売却) | ランク外 | – |
オープンハウスは、口コミランキングにおいてはランク外ですが、取扱高と仲介件数どちらも10位以内にランクインする実績を持ちます。
2023年には売上高1兆円を突破、テレビCMでも知名度を上げており、勢いがある不動産会社です。
個人の買い手に不動産を売却するのではなく、オープンハウスに買取を依頼する形となります。
対応エリアは1都3県をメインに拡大中。
変形地や狭小地に建っていたり、築年数が古くなっていたりと、買い手が見つかりづらいような不動産の買取実績も豊富です。
オープンハウスに買取を依頼するメリットとしては、仲介手数料がかからない・最短48時間以内の現金化が可能・片付けやリフォームが不要という点が挙げられます。
公式サイト:オープンハウス
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 23位 | 1,181億円 |
仲介件数 | 15位 | 4,261件 |
口コミ(戸建ての売却) | 6位 | – |
口コミ(マンションの売却) | 1位 | – |
マンションの売却に対する口コミランキングで1位を獲得した近鉄不動産は、関西の大手総合ディベロッパーです。
関西を中心に53店舗を構え、東京や千葉にも展開しています。
不動産の購入・売却を担う「近鉄の仲介」では、建物・設備の不具合に対して2年間の保証が付く「あんしんサポート」が用意されており、売り手も買い手も安心です。
口コミには、担当者の対応力を挙げる利用者が多く見られます。
丁寧さや地域情報の詳しさ、提案力、買い手を見つけるスピードが主に評価されているようです。
公式サイト:近鉄不動産
評価項目 | 順位 | 実値 |
取扱高 | 16位 | 1,737億円 |
仲介件数 | 17位 | 3,579件 |
口コミ(戸建ての売却) | ランク外 | – |
口コミ(マンションの売却) | 3位 | – |
大成有楽不動産販売グループは、1都3県を中心に不動産売買仲介や戸建ての分譲、リフォームなど幅広く事業を展開する不動産会社です。
設備や建物専有部分の検査・修補・保証をはじめ、土地情報レポートや現況測量、空地草刈りの依頼もできます。
さらに弁護士や司法書士といった各分野の専門家に無料で相談できるなど、充実のサポート体制です。
少しでも早く現金化したい人に向けて、買取サービスもおこなっています。
マンションの売却に対する口コミランキングでは、3位を獲得。
希望どおり、またはそれ以上の価格で売却できたという口コミや、担当者の手厚い対応に感謝する口コミが多く見られました。
公式サイト:大成有楽不動産販売グループ
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売却する不動産が建つエリアや、希望する売却条件によって、適切な不動産会社が変わります。
ここでは、不動産売却を任せる会社を選ぶ際に注目すべき、以下のポイントについて解説していきます。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
まずは、売却したい不動産を得意とする会社を選びましょう。
戸建てやマンションなど、不動産の種類によって有効な売却方法が変わってくるためです。
得意分野は、不動産会社のホームページに記載している取引実績・事例から確認できます。
不動産会社の得意分野に、売却したい不動産が合致すれば、スムーズな売却となりやすいです。
またエリアの得意・不得意もあるため、あわせて確認してください。
不動産の購入を考えている人のニーズは、エリアによってさまざまです。
エリアに詳しくニーズが掴めていれば、求めている人にピンポイントの訴求ができ、効率的な売却となるでしょう。
不動産会社を比較する際には、サービス内容にも注目してください。
売却の前後で必要となるサービスが充実している不動産会社が望ましいです。
不動産を売却する前に受けられるサービスとしては、以下のようなものが挙げられます。
ホームステージングとは、おしゃれな家具や小物で室内をモデルルームのようにコーディネートしてもらうサービスのことです。
クリーニングやホームステージングによって室内の状態を整えると、購入希望者や内覧者に良い印象を持ってもらいやすくなるため、スムーズな集客・売却に繋がります。
建物状況調査とは、建物の主要部分や給排水管に欠陥がないか、雨漏りはしていないかなどを、プロに確認してもらうことです。
調査によって欠陥が見つかれば、予め購入希望者に伝えることでトラブル防止に、欠陥がなければ調査済みであるというアピールポイントになります。
また、転勤などの事情で不動産の売却に期限がある場合は、買取サービスがある不動産会社だと安心です。
買取サービスがあれば、買い手が見つからないなど万が一の際に、不動産会社がそのまま買い取ってくれます。
不動産の売却後には、建物・設備の補修サービスのようなアフターフォローがある不動産会社も少なくありません。
自身に必要なサービスがわからない場合は、不動産会社への相談時に、売却する不動産の条件を伝えたうえで提案してもらいましょう。
売却時のサービス内容は、不動産会社のホームページにも記載してあります。
広告活動は、不動産の売却に欠かせないステップです。
しかし不動産会社によって対応が異なるため、広告方法や力の入れどころに注目しましょう。
不動産の売却における一般的な広告方法は、以下のとおりです。
不動産の情報を多くの人に見てもらえれば、買い手が現れる確率が高くなります。
規模が大きい会社ほど広告にかけられる予算が大きい傾向にありますが、なかには自社サイトを活用して低予算かつ魅力的な広告を作成する不動産会社も。
売却を依頼する前に、具体的な広告方法をホームページや担当者から確認しておくことが大切です。
不動産売却の依頼先は、囲い込みをしない不動産会社を選びましょう。
囲い込みとは、売却を依頼された不動産の情報を他社に公開せず、自社の顧客が契約するように仕向ける行為のことです。
他社の顧客が不動産の買い手となった場合、売却を依頼された不動産会社は、売り手から仲介手数料を受け取ります。
一方、自社の顧客で売却と購入を完結させると、不動産会社は売り手と買い手の両方から仲介手数料を受け取れるのです。
囲い込みによって他社への情報公開が制限されると、買い手が現れる確率が下がり、機会損失となってしまいます。
自社の顧客に契約してもらうために、売却価格を下げられる可能性も。
不動産会社への相談時に、囲い込みをしないでほしい旨を伝えるだけでも抑止力になります。
また一般媒介契約を選び、複数の不動産会社に売却を依頼すれば、囲い込みをされることはありません。
不動産の売却がスムーズに進むか否かは、担当者の力量によって左右されることもあります。
以下のポイントを押さえて、担当者の良し悪しを判断しましょう。
各ポイントについて、詳しく解説していきます。
売却活動を任せる担当者の経験値は、高ければ高いほど良いと言えます。
経験を元に、効果的な広告や、ターゲットを絞った効率的な売却活動をおこなってもらえる可能性が高いためです。
さらに同じエリアを長く担当している人の場合、地図や写真だけではわからない周辺環境の魅力を、購入希望者に伝えることもできます。
担当者の実績やエリア歴について、ホームページに記載がなければ直接聞いてみましょう。
不動産の売却を任せるうえで、専門知識が豊富な担当者は安心できます。
相談時に受け取る名刺には、基本的に保有資格が記載してあるため、確認してみましょう。
宅地建物取引士は、不動産取引の専門家であることを証明する資格です。
ほかにも不動産関連の資格として、マンション管理士・管理業務主任者・不動産鑑定士などが挙げられます。
お金に関する専門家であるファイナンシャルプランナーの資格を持っている担当者には、税金や保険の相談がしやすいでしょう。
住宅ローンアドバイザーという資格もあります。
担当者の良し悪しを判断するポイントとして、不動産の売却に関する提案力も挙げられます。
売却活動において、売却価格や売却活動期間の目安は、担当者に提案してもらいながら決めるケースが多いです。
スピードを重視して相場よりも少し安い価格で売り出したり、少しでも高く売却するために時間をかけて買い手を探したりと、売却の目的によって方向性が変わります。
売り手の目的や希望を踏まえて、最適な売却方法を提案してくれる担当者を選ぶことが大切です。
不動産をスムーズに売却するためには、これまでに解説した「経験値」「専門知識」「提案力」に加えて、接客態度や連絡スピードも確認したうえで、信頼できる担当者を選びましょう。
質問に対して誠実な回答が得られなかったり、連絡スピードが遅すぎたりと、不安な点がある場合は担当者との相性が悪い可能性があります。
不動産の売却は一般的に数ヶ月ほどの期間がかかるため、ストレスなく安心して売却活動をおこなうためにも、信頼して任せられる担当者を選ぶことが大切なのです。
今回は、不動産会社の取扱高・仲介件数・口コミから「信頼できる不動産会社ランキング」を紹介しました。
ランクインしているのは基本的に大手の不動産会社ですが、売却条件によっては地域に根付いたの中小企業に依頼するほうが良いケースもあります。
不動産売却を任せる会社を選ぶ際には、以下のポイントを押さえてください。
また以下の4つを満たす担当者には、安心して売却を任せられるでしょう。
ランキングを参考に、複数社を比較したうえで、不動産や自身の状況に合った会社・担当者を選ぶことが大切です。
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