
- 三井不動産・ブランドの特徴と位置づけ
- 東京都23区、パークホームズ・パークコート・パークマンションの価格推移
- 目的別に三井ブランドマンションの選び方がわかる
調査期間:2016年12月〜2025年12月
データ出典:三井不動産公式サイト、マンションナビ
調査機関:マンションナビ
調査対象:三井不動産が展開するマンションブランド「パークホームズ」「パークコート」「パークマンション」
調査対象エリア:東京都23区全域
調査対象物件:パークホームズ月島二丁目/パークホームズ東陽町/パークコート赤坂桜坂/パークコート本郷真砂/パークマンション檜町公園/パークマンション三田綱町ザフォレスト
調査方法:各物件の価格推移・㎡単価・賃料・管理費・修繕積立金・立地特性をもとに、ブランドごとのポジショニングと資産性を分析。ブランド間の資産価値ラインを定量・定性的に比較評価。
三井不動産が展開するマンションブランドは、大きく「ホームズ」「パークコート」「パークマンション」の3シリーズに分けられます。
各シリーズには役割が明確に分けられており、それぞれのブランドで立地や仕様に違いがあります。また、役割の違いから、供給戸数に大きな違いが見られるのも特徴の一つといえるでしょう。
立地や仕様、供給戸数の違いは、各ブランドの資産性に影響するため、三井不動産のブランドマンションを購入する際にはそれぞれの違いを理解することが重要となります。
本記事では、三井不動産が展開するブランドの特徴と位置づけ、東京都区部の価格推移、目的別の選び方を解説します。この記事をお読みいただければ、どのブランドを選べばよいのかが理解できることでしょう。
三井不動産・ブランドの特徴と位置づけ
三井不動産のマンションブランドは、以下のように4つのカテゴリーに分かれます。
| カテゴリー名 | 主なブランド |
|---|---|
| Core Category | ・パークホームズ ・パークタワー ・パークシティ ・パークコート |
| Limited Category | ・パークコート ・パークマンション |
| Active Category | ・パークリュクス ・パークアクシス |
| Senior Category | ・パークウェルステイト |
このように細かくカテゴリーを設けている背景には、一人ひとりに適した住環境を提供するという目的があります
ライフスタイルの多様化が進み、同じような立地や仕様では特定の人に適した住まいしか提供できません。このような問題を解決するため、三井不動産はさまざまなブランドを提供しています。
数多くのブランドの中で三井不動産の主力を担っているのが、今回紹介する「パークホームズ」「パークコート」「パークマンション」の3シリーズです。
ラインの位置づけ
三井不動産が分譲するマンションの主力である3シリーズは、以下のように立地や供給戸数に違いが見られます。
パークホームズ

パークホームズは三井不動産のスタンダードクラスに該当し、一般的なマンション購入の需要に応えるため、幅広い地域で建築されています。

利便性の高いエリアや住環境のよいエリアなど、地域的な特性はあるものの、一定以上の条件がそろっている場所であれば、どこにでも建てられる可能性があるといえるでしょう。
ただし、一般的な需要に応えるといっても、不動産業界最大手である三井不動産が手がけた物件であり、高い品質を実現したマンションとなっています。
パークコート

パークコートは三井不動産のブランドマンションの中でもハイグレードなシリーズであり、パークホームズよりも供給戸数が少なくなります。供給戸数が少ない主な要因は、建築場所を厳選しているためです。

マップを見ると、千代田区や渋谷区、港区などの都心部に集中していることがわかります。三井不動産の顔ともなるブランドであり、一等地と呼ばれるエリアを中心に分譲されています。
パークマンション

パークマンションは三井不動産の最高峰シリーズであり、一等地の中でも、とくに優れた場所のみに建築されています。

2026年1月現在、東京23区内に存在するパークマンションは18棟のみです。
三井不動産が分譲した東京都区部のマンションが約500棟あることからも、いかにエリアを厳選しているかがわかります。
パークマンションは2017年に建築された「パークマンション檜町公園」以降、建てられていません。これは、いかに立地の選定基準が厳しいかがわかる証ともいえます。
ブランドが中古市場で評価される理由
三井不動産のブランドマンションは、中古市場でも高く評価され、投資やリセール目的の方にも適しています。
パークシリーズが評価される背景には、以下のような理由があると考えられます。
- 設計品質の高さ
- 管理体制の安定性
- 大手建設会社による施工
このような理由から、中古市場ではスタンダードクラスのパークホームズでも高評価を得ています。
とくに、パークマンションに関しては、上記の理由に物件の希少性やステータス性、良質な住環境などの要素が加わります。
実際に、分譲時価格と中古価格の傾向やブランド補正(他社と比較した際の強み)から、 三井の最高峰はパークマンションといってもよいでしょう。
ブランド別:特徴・スペック比較
それでは、ブランド別に特徴やスペックを具体的に比較していきます。
| シリーズ名 | 価格帯の目安 | 立地 | 立地 |
|---|---|---|---|
| パークホームズ | 5,000万円~2億円 | 東京23区全域 | 中級から上級仕様供給戸数は多い |
| パークコート | 8,000万円~4億円 | 都心三区区内の一等地 | 高級仕様供給戸数は少ない |
| パークマンション | 1億円~数十億円 | 都区部の最上位立地 | 最高級仕様供給戸数は限定的 |
ブランドごとに希少性の高さが異なり、一般的にパークホームズ、パークコート、パークマンションの順に売却価格が高くなる傾向があります。
また、上位ブランドほど立地の選定基準が高く、眺望や環境、交通利便性に優れ、資産価値にもよい影響を与えているといえるでしょう。
パークマンションの中には、立地の選定基準が高いうえに、バトラーサービスやコンシェルジュの設置など、高級ホテルのような空間を演出している物件や非公開のまま完売するような物件もあり、さらにステータス性が高まります。
東京都23区でみるパークホームズ・パークコート・パークマンションの価格推移
三井不動産のブランドマンションはシリーズごとに特徴の違いがあり、価格も異なります。
ただし、どのシリーズも高い人気を得ており、以下の表のように価格推移はすべて上昇傾向にあります。

(2026年1月マンションナビ調べ)※金額の単位は「円/平米」
どのシリーズも2016年6月から2025年6月までの10年間で、価格相場が2倍以上に上昇しています。
とくに、ステータスが高いシリーズほど価格上昇率が高く、パークコートもパークマンションも約2.5倍になっています。
| パークホームズの平均価格 | パークコートの平均価格 | パークマンションの平均価格 | |
|---|---|---|---|
| 2016年6月 | 737,522円 | 1,574,144円 | 1,911,254円 |
| 2025年6月 | 1,432,165円 | 3,902,847円 | 4,937,305円 |
| 上昇額 | +694,643円 | +2,328,703円 | +3,026,051円 |
| 倍率 | 1.94倍 | 2.48倍 | 2.58倍 |
| 増加率 | 約94% | 約148% | 約158% |
(2026年1月マンションナビ調べ)※金額の単位は「円/平米」
10年間で倍率が約2倍以上になったことを考えると、いかに三井不動産のブランドマンションの需要が高いかがわかります。
三井不動産ブランド別の代表的マンション
三井不動産ブランドを全体的に見ると、価格が上昇しています。
それでは、マンションを個別に見た場合はどうでしょうか。
ここからは、三井不動産ブランド別の代表マンションの価格と特徴について解説します。なお、紹介する三井不動産ブランドマンションは以下のとおりです。
| マンション名 | パークホームズ月島二丁目 | パークホームズ東陽町 | パークコート赤坂桜坂 | パークコート本郷真砂 | パークマンション檜町公園 | パークマンション三田綱町ザフォレスト |
| 所在地 | 中央区月島二丁目 | 江東区東陽五丁目 | 港区赤坂一丁目 | 文京区本郷四丁目 | 港区六本木四丁目 | 港区三田二丁目 |
| 最寄駅 | 都営地下鉄大江戸線「月島駅」徒歩3分 | 東京メトロ東西線「東陽町駅」徒歩6分 | 東京メトロ銀座線「溜池山王駅」徒歩3分 | 東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」徒歩6分 | 都営地下鉄大江戸線「六本木駅」徒歩5分 | 東京地下鉄南北線「麻布十番駅」徒歩7分 |
| 築年数(竣工年) | 2019年11月 | 2024年10月 | 2015年12月 | 2007年3月 | 2017年3月 | 2016年3月 |
| 総戸数 | 46戸 | 97戸 | 46戸 | 102戸 | 43戸 | 98戸 |
| 階数構成 | 10階 | 11階 | 13階 (地下1階) | 15階 (地下1階) | 7階 (地下2階) | 11階 (地下1階) |
| 現在の売買価格相場 | 10,590〜10,990万円※62平米5階南向きの場合 | 8,560〜8,960万円※50平米6階南向きの場合 | 42,170〜42,570万円※84平米7階南向きの場合 | 18,600〜19,000万円※96平米8階南向きの場合 | 83,290〜83,690万円※100平米4階南向きの場合 | 71,790〜72,190万円※87平米6階南向きの場合 |
| 現在の平米単価 | 170.80〜177.30万円/平米※62平米5階南向きの場合 | 171.20〜179.20万円/平米※50平米6階南向きの場合 | 502.00〜506.80万円/平米※84平米7階南向きの場合 | 193.80〜197.90万円/平米※96平米8階南向きの場合 | 832.90〜836.90万円/平米※100平米4階南向きの場合 | 825.20〜829.80万円/平米※87平米6階南向きの場合 |
| 管理費 | 約297〜365円/平米※1 | 約250〜405円/平米※1 | 約345〜516円/平米※1 | 約184円/平米※1 | 約883円/平米※1 | 約556〜887円/平米※1 |
| 修繕積立金 | 約164〜216円/平米※1 | 約97〜158円/平米※1 | 約85〜127円/平米※1 | 約135円/平米※1 | 約319円/平米※1 | 約206〜329円/平米※1 |
パークホームズ月島二丁目
中央区×駅近×良好な住環境
「パークホームズ月島二丁目」は、中央区月島駅から徒歩3分という好立地にもかかわらず、水辺の風景や落ち着いた住環境を享受できる立地に建つ、築6年のマンションです。
「有楽町駅」や「汐留駅」、「六本木駅」などにも直通でアクセスでき、「東京駅」までの距離も約3キロメートルと、まさに都心部にあるマンションにふさわしい立地です。
一方で、都心部と呼べる立地でありながら、「隅田川」「晴海運河」に囲まれた場所に位置しており、都会の喧噪から離れた場所にあります。
このような特殊な立地であることから、交通利便性の高さや住環境のよさが評価され、スタンダードクラスのパークホームズでありながら、平均価格が1億円を超えています。
都心部に憧れつつも、落ち着いた住環境で暮らしたいと考える方に適しているマンションといえるでしょう。


パークホームズ東陽町
江東区×築浅×ファミリー向け
「パークホームズ東陽町」は、東京メトロ東西線「東陽町駅」から徒歩6分で生活に必要な施設が多く存在する場所に建てられた築浅マンションです。
東陽町駅からは、「大手町駅」や「西船橋駅」へ乗り換えなしでアクセスできる便利な立地であるうえ、徒歩10分以内に生活に必要な施設がそろっています。たとえば、「東陽五丁目公園」まで徒歩2分、「MIWA木場公園保育園」まで徒歩6分、「東陽小学校」まで徒歩7分など子どもがいる家庭でも便利な立地です。
また、三井ブランドのスタンダードクラスということもあり、築1年にして価格相場は8,000万円台です。
便利な立地にある新築マンションに住みたいが、価格が高くて新築には手が出せない方に合っている物件といえるでしょう。


パークコート赤坂桜坂
港区×都心×国際色豊かな街
「パークコート赤坂桜坂」は、東京メトロ銀座線「溜池山王駅」だけでなく、南北線「六本木一丁目駅」も徒歩圏内にある場所に建てられたマンションです。
交通利便性の高さだけでなく、周辺には官公庁や大使館が建ち並ぶ、国際色豊かなエリアです。大通りから一本入ればマンションが多く並ぶ住宅街でもあり、落ち着いた住環境で生活したい方にも適しています。多くの方が憧れる地域でもあり、パークコートにふさわしい立地といえるでしょう。
その分、マンション価格は高水準であり、価格相場は4億円を超えています。立地にもマンションにもステータスを求める方でも満足できる物件の一つです。


パークコート本郷真砂
文京区×高級感あるデザイン×充実した設備
「パークコート本郷真砂」は、高級グレードに位置づけられたマンションらしく、高級感のあるデザインと充実した設備を兼ね備えた物件です。
2007年に建築されたパークコート本郷真砂は、10階まである吹き抜けを囲むように設計されています。高級ホテルのような設計でもあり、住んでいるだけで特別感を味わえることでしょう。
また、オートロックや宅配ボックスはもちろんのこと、24時間ごみ出し可能な設備やロビーラウンジなどの設備も充実しています。
こうした点から、パークコート本郷真砂は、都心という利便性の高さを享受しつつ、ワンランク高い生活を送りたい方におすすめです。


パークマンション檜町公園
港区×最高峰×邸宅型
「パークマンション檜町公園」は、六本木という超一等地にありながら、邸宅のような外観や間取りを備えており、他のマンションとは一線を画す三井系最高峰の物件の一つです。
六本木は都心に位置するエリアであり、周辺にはタワーマンションが建ち並んでいます。しかし、パークマンション檜町公園は7階建てと低層のマンションであり、まさに邸宅のような佇まいです。
最上階の部屋に関しては、分譲時に「55億円前後」といった金額が一部で話題になったこともあり、具体的な価格は公表されていないものの、国内最高水準の価格帯だったとされる物件の一つです。
簡単に手が出せる価格帯ではないかもしれませんが、三井不動産が誇る最高峰マンションであり、ロケーションも設備も、いずれも頭一つ抜け出した物件です。


パークマンション三田綱町ザフォレスト
港区×贅沢な設備×緑豊かな風景
「パークマンション三田綱町ザフォレスト」は、三井ブランドの中でもとくに豪華な設備があり、東京とは思えないほど緑豊かな風景が広がるマンションです。
マンションにはエントリーゲートが設けられており、車寄せも敷地の奥まった場所に配置されるなど、プライバシーを考慮した設計になっています。 他にも、敷地にはパーティールームやパスコートなどを備えた「プライベートヴィラ如庵」があり、 特別な生活を感じられるような施設もあります。
また、敷地内には大きな中庭があり、その先の「綱町三井倶楽部庭園」を借景としていることから、部屋からは東京とは思えない緑豊かな空間を眺められる、三井系最高峰の物件です。


目的別の選び方(おすすめ)
三井ブランドのマンションは数多く建築されており、どのような目的を持つ方にも適している物件が存在するといえます。
適している理由は以下のとおりです。
| 長期的な居住を希望する方 | ・価格帯でシリーズが分類されており予算にあわせた物件が見つかる ・エリアを問わず供給されているシリーズがあり好みの地域で見つかりやすい |
| リセールを重視する方 | ・ブランドと認識されているため査定額が高くなりやすい ・築年数が経過してもブランド力の高さから早期売却が期待できる |
| 投資を検討する方 | ・厳選された立地や充実した設備などにより賃貸ニーズが高い ・高値査定になりやすく出口戦略が立てやすい |
このように、三井ブランドのマンションはどのような視点を持つ方に対しても強みを発揮できるという特徴があります。
まとめ

三井ブランドのマンションは大きく、「パークホームズ」「パークコート」「パークマンション」の3つに分類されます。
それぞれのシリーズごとに価格帯や設備の充実度などの差はあるものの、共通していえるのは「中古市場に強い」ところでしょう。
交通利便性の高さや住環境のよさ、大手企業施工の安心感などにより、購入を希望する方が多く、売却する際にも有利に働きます。
このような背景もあり、三井系マンションはブランドとしての地位を確立しており、購入・リセール・投資など、さまざまな目的を持つ方の期待に応えてくれることでしょう。
データ提供/マンションナビ
監修:福嶋総研
【公式ホームページ】https://re-bigdata.com/lp/
【公式YouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/@mansionresearch
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