節税効果がなくなった投資マンションを売却~マンション売却の体験談CASE8
マンションのご売却にあたっては、実際にマンション売却にいたった方の声が参考になるはずです。
そこですみかうる編集部は、マンションナビの一括査定をご利用いただいてマンションを売却された方のインタビューを敢行!包み隠さず、売主様のリアルな声をお届けします。
今回は、大阪府大阪市の投資用コンパクトマンションをご売却されたM様にお話をお伺いしました。M様は、投資マンションを2戸ご所有されている中、うち1戸をご売却。ご売却の理由や流れを聞きました。
40代男性M様
ゼネラルパートナーズでご成約

- 査定依頼日:2021年6月
- 物件種別: マンション
- 査定種別: 売却
- 物件住所:大阪府大阪市
- 築年: 2011年(平成23年)
- 専有面積:28.36㎡
マンションご売却のきっかけは節税効果がなくなったこと

マンションナビの一括査定からマンションご売却に至ったということで、おめでとうございます!
今回、マンションをご売却された理由をお聞かせいただけますか?



元々、投資マンションを2戸所有していました。
今回、売却したマンションは節税目的で持っていたのですが、持ち家が建って住宅ローン控除を受けるようになってから節税効果が落ちてしまったんです。所有するメリットもなくなったので、今回、売却しました。



なるほど……!住宅ローン控除で所得税が控除されるようになって、投資マンションの節税効果が落ちてしまったということで売却されたんですね。収支はマイナスだったということでしょうか?



そうですね。月2,000~3,000円ほどマイナスでした。
それでも、住宅ローン控除を受ける前までは損益通算で節税ができていたんです。節税ができなくなってしまったらマイナスでしかないので、今回、売却したということです。
最初に依頼した不動産会社の査定額は期待外れだった



マンションナビをご利用いただいたということですが、最初から「一括査定」をしようということは決めていらっしゃったのでしょうか?



いえ、マンションの相場情報を調べていてマンションナビさんに行きついたんです。マンションの売買推定価格や売買履歴を教えてくれるページを拝見していたと記憶しています。
でも最初は、マンションナビさんの一括査定を利用せずに、知り合いがお世話になった不動産会社に査定依頼してみたんです。ただこの不動産会社の査定額がちょっと期待外れといいますか、相場との乖離が大きいと感じたものですから、一括査定を利用させていただきました。



あらかじめ相場感があったからこそ、その選択ができたということですね!
今回、マンションナビから6社に査定依頼されたということですが、ゼネラルパートナーズさんの決め手はどんなところにあったのでしょうか?



ご連絡いただいた不動産会社の中で、まず大きく分かれたのが査定の出し方です。「こんなもんですよ」という感じで査定額を出す会社もあれば、「これくらいの価格で頑張りたい」と言ってくださる会社もあって。
今回、売却したマンションには住んでいる方がいらっしゃって、私もマンションの近くに住んでいなかったものですから、すべて電話やメールで対応したのですが、不動産会社さんの「言い方」には差を感じました。
ゼネラルパートナーズさんはとにかく好印象でしたね。
当初の売り出し価格より高く売却!なぜ価格を上げた?



売却にはどれくらいの期間がかかったんですか?



一度も媒介契約を更新しなかったので、3ヶ月ほどだったと思います。
売り出してから間もなくして良いお話が入ったのですが、その方は残念ながらローンが通らなくて。個人の方だったのですが。
結局、購入してくれたのは法人さんです。



3ヶ月の間に、値下げはされましたか?



いえ、逆に価格を上げました。



上げたんですか?!どうして上げられたのでしょう?



実は、媒介契約を締結していない他の不動産会社さんから、具体的なお話が入ったんですよ。そちらのお話が、売出価格より50万円ほど高かったたんです。
ただ私はゼネラルパートナーズさんと媒介契約を結んでいたものですから、そのことをゼネラルパートナーズさんにお伝えしました。
そうしたら、ゼネラルパートナーズさんのほうから「うちも50万円プラスした金額で頑張ります。価格を上げましょう。」とご提案していただいて。私も「であれば」ということで、引き続きゼネラルパートナーズさんにお願いすることにしたんです。
ゼネラルパートナーズさんは有言実行で、最終的に当初の売出価格プラス50万円で売却してくれました。しかも今回、私の確定申告の都合でどうしても年内に売りたいという希望があったんです。引き渡しはギリギリの12月24日。ゼネラルパートナーズさんには、本当に頑張っていただきましたね。



タイムリミットもある中、価格を上げるという決断は相当なものだったと推察します。
結果的に、マンションナビをご利用いただく前に提示してもらった査定額と比較して、どれくらい高く売れたのでしょうか?



当初の査定額より200万円近く高く売ることができました。最初に言われた査定額で売却しなくて本当に良かったです。
しかも、当初、査定を受けたときから半年ほど経っていましたから、その分、ローン残債も減っていたんです。つまり、私の手取りはそれだけ増えたということですね。価格には大満足しています。
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「譲渡所得」の認識には相違があった



予想以上に高く売却できたということですが、譲渡所得は出ましたか?



当初の認識では「購入価格よりも高く売らなければ譲渡所得はでない」と思っていたのですが、実際には課税対象になってしまいました。
購入金額より売却価格は下回っていますが、「取得費」は減価償却分も引いて計算するのが正解のようでして。 実際、保有していた期間は減価償却して確定申告していたので、譲渡所得税がかかるようです。



「譲渡所得」=「売却益」と考えられがちですが、単純に売却価格が購入金額を下回れば譲渡所得がプラスにならないというわけではないんですよね。おっしゃる通り、取得費や減価償却費については難しいポイントになるかと思います。



不動産会社の方には、この辺り、素人にもわかるようにご説明していただきたかったと思います。ここは正直、残念なポイントでした。




これから投資マンションを売却する人に伝えたいこと



それでは最後に、投資マンションの売却を検討されている方へのアドバイスをお願いいたします!



1社の査定額を鵜呑みにしてはいけないということでしょうか。私の場合、最初に査定依頼した不動産会社に任せていたら200万円以上、損していましたから。
まずは、色々な不動産会社の話を聞いてみるべきですね。



M様のご経験がまさに物語っていますよね……!



今回、売却したマンションですが、立地条件もよく、分譲会社もしっかりしていて、賃貸需要も非常に高かったんです。
1度、入居者さんが退去されたのですが、原状回復の前には次の入居者さんが決まってしまうほど回転も速くて。だからこそ、最初にいただいた査定額がちょっと信じられなかったということもあります。
投資マンションですから、少しでも手残りを増やしてなんぼです。やや強気になってもいいと思います。色々、不動産会社さんにご希望を伝えてみてはいかがでしょうか。



実際にご売却されたからこそわかるアドバイス……!非常に参考になります!
取材後記:マンションナビを利用して約200万円高く売却!
- 住宅ローン控除を受けることで投資マンションの節税効果がなくなって売却
- マンションナビを利用する前に不動産会社に査定依頼したものの査定額は期待外れ
- 6社に一括査定し、好感が持てる不動産会社1社に決めた
- 売却期間中には値上げしたものの希望の期間内に売却できた
- 不動産会社には「譲渡所得」のことをわかりやすく説明してほしかった
- 好条件で売るには色々な不動産会社の話を聞くことが大切
不動産会社による査定額が期待外れだったといことで、マンションナビの一括査定をご利用いただいたM様。
6社に査定依頼し、好感の持てる不動産会社に売却を依頼されたとのことです。売出中には価格を50万円上げて、見事ご成約。結果的に、当初の査定額から200万円ほど高くご売却されました。
M様は「この査定額が本当に正しいのか」という疑問を持ったからこそ満足のいくご売却ができたようです。あらかじめ相場感を養っておくことも、非常に重要だということがわかります。
マンションナビでは、マンションごとに最新の相場情報を公開しております。また、最大6社に一括査定が可能。マンションのご売却をお考えの方は、マンションナビをどうぞご活用ください。
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最後になりますが、M様、お忙しい中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。この度は、マンションのご成約、誠におめでとうございました!今回、マンションナビをご利用いただいて、結果的に当初の査定額より約200万円も高くご売却できたということ、我々も非常に嬉しく思っております。ご売却されたからこそわかる視点でのアドバイスも、非常に有益なものでした。貴重な体験をお伝えいただき、本当にありがとうございました。今後ともマンションナビをどうぞよろしくお願いいたします。