大阪市の中古マンション価格は?コロナ後の変化と今後の展望や売り時について徹底解説
最近ではコロナウイルスの影響や消費増税など、世の中が大きく変わる出来事が続きました。そのような状態の中でマンション売却を検討している人は、マンション価格の現状と展望が気になるでしょう。
本記事では、大阪市のマンション価格にフォーカスを当てて解説していきます。結論からいうと、大阪市の中古マンション価格は上昇トレンドに切り替わります。そのため、今後マンションは売り時と言えるでしょう。
以下よりその根拠を含め解説していくので、大阪市でマンション売却を検討している人はぜひ確認してください。

大阪市の中古マンション価格は上昇トレンド
冒頭でもいったように、大阪市の中古マンション価格は上昇トレンドに切り替わります。その理由を、以下3点の動向を元に解説していきます。
- 大阪市の中古マンション販売期間の動向
- 大阪市の中古マンション販売戸数の動向
- 大阪市の中古マンション価格の動向
大阪市の中古マンション販売期間の動向
まず、大阪市の中古マンション販売期間の動向は以下の通りです。

※マンションリサーチ株式会社保有データより
2020年の第1(4~6月)・第2(7月~9月)四半期の中古不動産販売期間は、昨年同月比で平均0.4%と短期化しています。消費増税、コロナなどの不安材料があったものの、特に長期化することもなく、販売期間はほぼ同じという結果です。
更に四半期(3ヶ月)ごとに販売期間の推移を見てみると、緊急事態宣言中だった2020年の第2四半期は、販売期間の長期化に転じています。
しかし第3四半期は短期化に戻し、大阪市全体の購買需要は優勢と考えられるでしょう。つまりマンションを買いたい人が増えているということです。
購買需要が減少すると販売期間は長期化するので、短期化している状況ではマンションを買いたい人(需要)が多くなっていると考えられます。
大阪市の中古マンション販売戸数の動向
次に、大阪市全域の販売戸数の動向は以下の通りです。

※マンションリサーチ株式会社保有データより
上記のように、大阪市全域における2020年の第1・第2四半期の中古不動産販売戸数は、昨年同月比で平均1%の減少が見られました。
しかし四半期ごとに見てみると、中古不動産の販売戸数(売却需要)には大きな減少が見られます。具体的には、2020年第1四半期から販売戸数は減少に転じ、第3四半期には22.3%と大きく減少しています。
大阪市の中古マンション価格の動向と今後の展望
次に、大阪市全域の中古マンション価格の動向は以下の通りです。

※マンションリサーチ株式会社保有データより
上記のように2020年第1・第2四半期の中古不動産販売価格(坪単価)は、昨年同月比でほぼ横ばいという結果です。
ここまでの動向を整理すると、大阪市ではマンション購入需要は高いものの、供給(売り出し物件)が少ない状況、かつマンション価格はほぼ横ばいです。
次章で詳細は解説するものの、不動産の需要は高く供給が少ない状況では、不動産価格は上がっていきます。
この状況はまさに今の大阪市のマンション動向と一致するため、今後大阪市の中古マンション価格は上昇トレンドに切り替わる可能性が高いと言えるのです。
・大阪市のマンション販売期間は一時長期化したものの、短期化に戻している
・大阪市ではマンション供給戸数が減少に転じている
・大阪市は需要増・供給源という状態なので、マンション価格は上昇する可能性がある
マンション価格は需給バランスで決まる
前章のように、大阪市のマンション価格は現在ほぼ横ばいなものの、今後は上昇トレンドに切り替わるので、マンションは売り時と言えます。
ただマンションを売却するときは、エリアや物件によって価格は変わるため、そもそもマンション価格がどのような要素で決まるか理解しておく必要があるでしょう。以下より詳しく解説していきます。
需給バランスの仕組み
マンション売却において、需要と供給は以下の意味です。
- 需要:マンションを「買いたい」人の数
- 供給:マンションを「売りたい」人の数
「需要が高い」とはマンションを買いたい人が多いという意味であり、「供給が多い」とは売り出し中のマンションが多いという意味です。
不動産に限らず、モノの価格は需要と供給のバランス(受給バランス)によって決まります。まずはこの点を頭に入れておきましょう。
マンション価格が変動する事例
では、需給バランスとマンション価格の具体例を挙げていきます。
たとえば東京都板橋区「板橋駅」周辺で、マンション需要が高く供給が少ないとします。要は、板橋駅付近でマンションを探している人が多いものの、売り出し物件が少ない状況です。
この状況なら、仮に相場が3,000万円でも「3,300万円くらいなら買う」という人が出てくる可能性があります。つまり相場価格以上で、マンションを売却できる可能性があるのです。
一方、もし板橋駅周辺でマンションを探している人は少なく、供給が多い状況なら、全く逆のことが起こります。「相場は3,000万円だけど2,800万円でも良いから早く売りたい」という人が出てくるので、マンション価格は下がりやすいといわけです。
・需要とは「買いたい人」のことで、供給とは「売りたい人」のこと
・需要が高く供給が少ないとマンション価格は上がりやすく、その逆ならマンション価格は下がりやすい
マンションを高く売るために査定依頼するときのポイント
上述したように、大阪市のマンション価格は上昇トレンドなものの、大阪市内すべてのエリアでマンション価格が上昇するとは限りません。
個別のエリアによって状況は変わってくるので、現在のマンション価格や今後の動向は個別に予測する必要があるでしょう。そのためには不動産会社に査定依頼する必要があり、査定時のポイントは以下の通りです。
- 4~5社ほどに査定依頼する
- マンション売却に強いサイトを選ぶ
- 査定価格の根拠をヒアリングする
詳しく解説していきます。
4~5社ほどに査定依頼する
1つ目のポイントは、4~5社ほどに査定依頼することです。不動産会社にも得意分野があるため、一社ではなく複数の不動産会社に査定依頼しましょう。
仮に一社にしか査定依頼しないと、自分のマンションと相性の悪い不動産会社に、仲介を依頼する可能性があるからです。
不動産会社ごとに得意なエリア・不動産種類があり、それが合致しているかどうかは売却価格に大きく影響します。だからこそ複数社へ査定依頼して、自分のマンションと相性の良い不動産会社を選ぶ必要があるのです。
マンション売却に強いサイトを選ぶ
2つ目のポイントは、マンション売却に強いサイトを選ぶことです。
そもそも複数社に査定依頼するときは、個別に不動産会社へ連絡するのは手間がかかるので、不動産一括査定サイトを利用しましょう。不動産一括査定サイトなら、簡単な入力作業で複数社へ同時に査定依頼できます。
マンションの売却を検討しているなら、マンション売却に特化したサイトを選ぶべきであり、その代表格がマンションナビです。
マンションナビはマンション売却に特化しているので、一戸建てや土地ではなく「マンション売却」に強い不動産会社と出会いやすいです。
査定価格の根拠をヒアリングする
3つ目のポイントは、査定価格の根拠をヒアリングすることです。
仮に、マンションナビを利用して4社へ査定依頼したとします。そのときに査定価格だけで不動産会社を判断するのではなく、その査定価格を算出した根拠をヒアリングする必要があるのです。
その理由は査定価格に根拠がなければ、その査定価格で売却できる可能性は低いからです。そのため不動産会社ごとに、査定価格を算出したとき参考にした事例や、直近の売却実績などをヒアリングしましょう。
その「査定価格を算出した根拠」を比較することが、優良な不動産会社を選ぶ上では重要です。
・不動産会社にも得意分野があるので4~5社に査定依頼して比較する
・マンション売却に強いマンションナビを利用して査定する
・査定価格の根拠をヒアリングして比較することが重要
まとめ
- 大阪市の中古マンション価格は上昇トレンドに切り替わる
- 個別のマンション価格は需給バランスで決まるので査定依頼は必須
- 複数社に査定依頼して査定価格の算出根拠を比較することが重要
マンション価格は日々変わっていくので、売却を検討するなら早めに査定依頼すべきです。査定依頼は無料なので、査定価格を見た後に売却するか否かを決めても問題ありません。
しかし、査定依頼しないと「高く売れるチャンス」に気づけないので、機会損失しているといえます。そのためマンション売却を検討しているなら、マンション売却に特化した「マンションナビ」を利用して査定依頼してみてください。