インテリックスのリースバック「あんばい」とは
「あんばい」は、株式会社インテリックスが提供するリースバック。
安住売却(あんじゅうばいきゃく)を略したサービス名となっています。
インテリックスは、マンションのリノベーションを中心とした不動産事業を展開しており、2017年からはリースバックサービスの提供を開始。
リースバックは資金を現金化しつつ、今までの生活を維持できる資金調達方法のひとつです。
手元にまとまった資金が必要な時に「あんばい」を利用すれば、自宅を売却して現金を得た後も、同じ家に賃貸として住み続けられるため、生活環境を変えることなく急な資金需要に対応できます。
▼「あんばい」のサービス概要
対象物件 | 戸建て 区分マンション 自宅兼店舗 一棟ビル等 |
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賃貸借契約方式 | 定期借家契約 |
契約期間 | 2年間(更新あり) |
査定日数 | 7営業日前後 |
あんばいの評判・口コミ
Xや住宅情報の掲示板で口コミや評判を探しましたが、実際に利用した人の投稿は見当たりませんでした。
新たな情報を発見したら、随時追加していきたいと思います。
ただ、2017年のサービス開始から現在まで、安定して運営されている以上、ある程度の利用者がいることは確実です。
本来口コミというのは、不満や怒りなど悪いものが大半で、逆にわざわざ賞賛する声を書き込む人は多くありません。
なので口コミが少ないというのはある意味、ほとんどの利用者がそのサービスに満足しているとも考えられるでしょう。
あんばいのメリット
「あんばい」は、生活の質を保ちながら、経済的な安定を図ることができるリースバックサービスです。
あんばいを利用する主なメリットを、6つ紹介します。
住み続けられる安心感
売却後も引き続き同じ家に住み続けられるという安心感は、高齢者や家族がいる人にとって大きなメリットです。
「あんばい」は基本的に2年間の「定期建物賃貸借契約」となっており、契約期間が決められています。
しかし、契約期間終了後には退去か再契約を選択でき、継続して住むことも可能です。
住み慣れた環境を変えずにすむため、引越しの手間や新しい環境への適応ストレスを避けられ、精神的な安心感にもつながるでしょう。
資金使途に制限なし
「あんばい」で家を売却して得た資金は、自由に使うことができます。
資金の使途に制約はないため、生活費や医療費の補填、投資資金など、用途に応じて柔軟に活用できます。
特に、定期収入が減少する退職後には、自分の状況にあわせて活用できるリースバックの利点は大きいといえるでしょう。
幅広い物件に対応
「あんばい」は、戸建て住宅だけでなく、区分マンションや自宅兼店舗、一棟ビルなど、さまざまな物件に対応しています。
これにより、従来なら転居が必要なケースでも、住み慣れた場所を変えずに利用できるのが大きなメリットです。
例えば、店舗併用住宅を所有している場合でも、「あんばい」を利用すれば、営業を続けながら資金調達が可能になります。
保証人・連帯保証人は不要
「あんばい」の大きな特徴のひとつが、賃貸契約に際して保証人や連帯保証人が不要である点です。
インテリックスが提携する賃貸保証会社と保証委託契約を締結することで、親族や知人から保証人を立てる必要がなく、手続きをスムーズに行えます。
保証人を見つけるのが難しい人でも、安心して利用できます。
信頼できる運営会社
運営会社である「株式会社インテリックス」は、東証スタンダード市場に上場している信頼性の高い企業です。
主力事業であるマンションのリノベーションでは、累計24,000戸以上の実績を持ち、不動産リースバックや不動産関連の金融商品の販売も手がけています。
株式市場での上場には、一定の基準が設けられており、それをクリアしているということは、サービス利用者にとって大きな安心材料となるでしょう。
高齢単身者向けのサービスがある
「あんばい」を利用する高齢の単身者には、特別なサービスとして「あんばい きずな電話」が無料で提供されます。
このサービスは、毎日決まった時間に電話がかかってきて、その日の体調を電話機のボタンで報告するものです。
さらに、登録された家族などの連絡先に、リアルタイムで利用者の様子が通知されるため、離れて暮らす家族も安心できます。
通常、有料で利用する見守りサービスを無料で利用できるのは、あんばいならではのメリットといえるでしょう。
あんばいのデメリット
「あんばい」には多くのメリットがありますが、利用する際に知っておきたいデメリットも存在します。
以下に、主なデメリットを3つ紹介します。
物件の所有権を失う
「あんばい」のリースバックを利用することで、物件の所有権を手放すことになります。
売却後は賃貸借契約となり、所有権は運営会社のインテリックスに移ります。
そのため、物件の所有に対するこだわりや、所有権を維持したいという希望がある場合には注意が必要です。
賃料が発生する
物件を売却した後も住み続けるためには、賃料の支払いが必要です。
支払いは継続的に続くため、家計に一定の負担をもたらす可能性があります。
特に、リースバック後の家計の状況が厳しい場合には、賃料の支払いが長期的な経済的負担となる恐れがあります。
売却価格は変動する可能性あり
リースバックで物件を売却する際の価格は、市場価値に基づいて決まりますが、市場の状況によっては希望通りの価格に達しないこともあります。
売却価格が低めに設定された場合には、得られる資金が期待を下回ることも考えられます。
そのため、事前の打ち合わせ等で見積りを確認し、納得のいく契約ができるか見極めることが大切です。
あんばいはこんな人におすすめ
「あんばい」は、以下のような人におすすめのサービスです。
- 急な資金調達が必要な人
- 住み慣れた家を手放したくない人
- 保証人を立てることが難しい人
「あんばい」は、急な出費や予期せぬ資金需要が発生した際に、まとまった現金を手に入れたい人に最適です。
「あんばい」を利用すれば、売却した後もそのまま住み続けることができるので、住み慣れた環境を変えたくない人にも向いています。
引っ越しの手間や、環境の変化によるストレスを軽減できるのもメリットです。
また、「あんばい」は、保証人や連帯保証人を見つけることが難しい人にも適しています。
提携の賃貸保証会社を利用して、保証人を立てることなく賃貸契約を結ぶことができるので、親戚や知人等に頼らずに契約できます。
あんばいを利用する流れ
「あんばい」を利用する際の流れは、以下の通りです。
最初に、インテリックスの公式サイトや電話から問い合わせを行います。
相談料は無料で、基本的な質問や疑問点について専門のスタッフが対応してくれます。
サービスの利用を迷っている段階でも気軽に相談できるため、まずはここでしっかりと説明を受けることが重要です。
問い合わせ後に、担当スタッフが依頼者に電話をして、希望や現在の状況を詳しく聞き取ります。
この段階で、物件の概要、売却の目的、希望する賃貸条件などを伝えることで、その後の審査がスムーズに進行します。
査定や提案の結果にも影響するため、できるだけ詳細な情報を共有するとよいでしょう。
提供された情報をもとに、机上査定を行います。
机上査定とは、現地を訪れることなく物件の大まかな価値を計算する簡易査定のことです。
この段階で、おおよその売却価格や賃料の目安が示され、依頼者はそれを基に次のステップに進むかどうかを検討することができます。
机上査定に異存がない場合には、担当スタッフが実際に物件を訪問し、詳細な現地査定を行います。
現地査定では、物件の内部・外部の状態や周辺環境、法的規制など、さまざまな要素を考慮して、正確な価値を算出します。
その後、査定結果に基づいた正式な売却価格と月々の賃料の提案が行われ、合意後に契約手続きへと進みます。
契約では、物件の売却価格や賃貸条件が正式に取り決められ、売却とリースバックの条件が確定します。
契約に至るまでの期間は、初回の申し込みからおおよそ半月から1ヶ月程度が目安となります。
この期間中に、必要な書類の準備や細かい条件の調整が行われます。
そして、契約完了後に物件の売却が成立し、同時に賃貸契約がスタートします。
あんばいに関連する質問
インテリックス「あんばい」に関連する質問を紹介します。
あんばいの運営会社
あんばいの詳細情報は以下の通りです。
運営会社 | 株式会社インテリックス |
サービス名 | リースバック 「あんばい(安住売却)」 |
所在地 | 【本社】 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル11F 【リースバック事業部】 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル3F |
上場市場 | 東京証券取引所スタンダード市場 |
設立日 | 1995年7月17日 |
資本金 | 22億5,300万円 |
事業内容 | 不動産売買 不動産賃貸業 不動産コンサルティング |
代表取締役 | 俊成 誠司 |