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マンションの購入は、人生の一大イベントです。念願のマンションを手に入れた方は、ついついその余韻に浸ってしまいがちですが、いざ購入すればさまざまな準備や手続きが待っているため、うかうかしていられません。
ここからは、マンション購入後の準備と入居後すぐにすべきことを中心に解説します。
まずは、マンションの購入が決まった後、なるべくすぐ行うべき準備を見ていきましょう。
具体的には、以下の通りです。
・カーテンの購入
・ダイニングテーブルの購入
・引っ越し業者への依頼
・照明の購入
インテリアの中でも、カーテンは意外と準備をするのを忘れがちです。また、カーテンは特注になることも珍しくなく、その場合は納品まで1ヶ月以上を要すこともあるため、早めに発注しておくに越したことはありません。
新居での生活に欠かせないダイニングテーブルも、海外ブランドなどのものなどは納品に時間がかかります。
そして、賃貸物件から購入したマンションに引っ越す場合は、照明を購入することも忘れてはいけません。
賃貸物件の場合、玄関やトイレ、浴室などの照明は初めから設置されているケースが多いですが、購入したマンションではすべて購入者自身で用意する必要があります。
続いては、マンション購入~入居までの1ヶ月間には済ませておきたい準備について解説します。
具体的には、以下のような準備が該当します。
・家電製品の購入
・転居先管理組合への手続き
・転居先駐車場の申し込み手続き
・現在の駐車場の解約手続き
・光熱費(電気・ガス・水道)の契約、引落、解約手続き
・郵便局への転送手続き
・勤務先への通勤定期変更申請
・勤務先への住所変更届の提出
・クレジットカードの住所変更
・銀行の住所変更
・各種保険の住所変更
・現火災保険の解約
・新聞の住所変更
・定期購読、定期購買しているものの住所変更
・NHKの住所変更
・転園、転校手続き
・新居ネット回線手続き
・現住居での引っ越し挨拶 など
上記を見てもらえればわかるように、マンション購入~引っ越しまでの1ヶ月間には、ありとあらゆる“手続き”を済まさなければいけません。中でも多いのは、やはり“住所変更”の手続きですね。
また、転送手続きも早めにしておかなければ、住所変更前に発送された郵便物は、すべて引っ越し前の住居に届いてしまうため、引っ越し後に困ります。また意外と忘れてしまいがちなのが、定期購読または定期購買しているものの住所変更です。
マンション購入~引っ越しまでの間には、前述したような準備をしておく必要がありますが、実際に入居してもまだ安心はできません。
以下のことは、入居後すぐに行いましょう。
・引っ越しの挨拶
・知人に転居を知らせる
・固定電話の契約、移設
・住民票、印鑑証明の変更
・免許証の住所変更
入居後に行う引っ越しの挨拶は、最低でもそのマンションのオーナー、両隣、下の部屋に住む方に対して行いましょう。あらかじめ挨拶をしておけば、多少生活音などが響いたとしても、大きなトラブルにならない可能性が高いです。
また近年はその文化が薄れつつありますが、毎年年賀状を出している知人に対しては、早めに転居をしたこと、住所を知らせましょう。
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まだ完成していない新築マンションを購入する場合、前述したこと以外にもすべきことがあります。
具体的には以下の通りです。
・オプション追加
・カラーセレクト
・入居説明会への参加
それぞれ具体的に解説しましょう。
未完成の新築マンションを購入する場合、オプション工事を追加で頼めることがあります。具体的には、住宅設備機器を追加したり、グレードをアップさせたりといった工事です。
もちろん、すべての新築マンションで依頼できるとは限りませんが、希望がある場合は不動産会社の営業担当者に相談しましょう。
カラーセレクトとは、文字通り以下の設備の面材色を選択できることをいいます。
・フローリング
・建具
・壁
・キッチン
・浴室 など
これもオプション工事と同じく、対応しているかどうかは物件によって異なるため、早めに担当者に相談しておきましょう。
また、オプション工事やカラーセレクトに対応している新築マンションであっても、購入した時点ですでに依頼期限が過ぎている可能性もあるため、それも併せて確認しておくべきです。
新築マンションでは、“入居説明会”というものが開催されます。開催時点でマンションはまだ建築中のため、ホテルや貸会議室などの会場を借りて行われることが多いです。
これは、不動産会社の営業担当者から以下の説明を受けるためのものであるため、必ず参加しましょう。
・内覧会の日時の確認
・内覧会の流れや注意事項
・当日の持ち物
・車でマンションに訪れる場合の駐車位置 など
マンションを購入する方の中には、新築マンションの購入ではなく、中古マンションを購入してリノベーションするという方法を選択する方もいます。この場合は、また特別な準備が必要になるため、しっかり押さえておきましょう。
具体的には以下の通りです。
・リノベーション設計
・リノベーション業者への相談
・現場調査
・プランの決定
・見積もりの確認
・リノベーション工事契約・工事
それぞれ簡潔に解説しましょう。
リノベーション設計とは、主に一体型住宅ローン(物件価格+リノベーション費用)の借入可能額、返済期間、金利、担保などについて確認することを指しています。
リノベーション業者への相談では、主に以下のことを伝え、プランの提案に活かしてもらいます。
・現在の生活スタイル
・将来望んでいる生活スタイル
・趣味
・家族構成
・時間の使い方 など
これは、施主ではなくリノベーション業者が行う準備です。
具体的には、リノベーションの対象となる物件の設備、採寸、写真撮影、竣工図の確認などを行い、リノベーションプラン提案の準備を整えます。
リノベーションの初回プランは、2~3案ほど提案されることが多く、施主はその中から理想に近いプランを選び、最終的に洗練された内容で決定をします。
リノベーション業者から出された見積もりを確認します。この時、あらかじめ定められた予算をオーバーしていないことを確認しましょう。
プランの決定と見積もりが済んだら、リノベーション工事の契約を行います。そして、契約後にはリノベーション業者による管理組合申請、近隣承認が行われ、工事という流れになります。
ちなみに、近隣承認に関しては、施主の方が直接行った方がスムーズにことが運びやすくなります。なぜなら、リノベーション業者は近隣住民にとって“業者”としか見られていないため、話を聞くのを後回しにされる可能性があるからです。
ここまで、マンション購入後の準備や、入居後すぐにすべきことなどについて解説してきました。マンション購入後の準備またはやるべきことには、必ず行わなければいけないことと、購入する物件の種類によっては必要になることがあります。
いずれにしても、準備ややるべきことは数えきれないほどあるため、ボーっとしている暇はほとんどないと考えておきましょう。
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