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第一弾!不動産売却で失敗しない「担当者選び」5つのポイント|255名のリアル調査から見えた本音

不動産の売却を考えるとき、「どんな不動産会社に相談すべきか」「担当者はどう見極めれば安心なのか」
こうした不安を抱える方はとても多いものです。

そこで今回、全国の「不動産売却の経験者」および「売却を検討し比較・見積もりを依頼した方」を対象にWebアンケートを実施したところ、計255名の回答が集まりました。

回答からは担当者選びで重視した点、訪問査定で何を見て決めたのか、どんな説明に満足したのか…。
売却検討者が実際に気にしているポイントが浮き彫りになりました。

アンケート結果を紹介しながら、良い担当者の条件が一目でわかるように解説します。

有効回答者数: 255名
調査対象:
・全国の30歳以上の男女
・不動産売却を経験した、または売却を検討したことがある
・実際に不動産会社へ見積もりや比較を依頼したことがある
調査方法: Webアンケート
実施時期:2025年11月
目次

Q1|担当者の人柄か?査定根拠か?

結論からお伝えすると売却を検討する方の「最初の判断軸」は、人柄と査定根拠がちょうど半分ずつ に分かれました。

不動産会社を選ぶ際に重視する点を示した円グラフ。担当者の人柄と信頼感が50%、査定価格の根拠が50%。

この数字から読み取れるのは、売却検討者が最初に求めているのは担当者の安心と数字の納得の両方ということです。

最初の接点では、担当者の挨拶や会話の雰囲気など「人として信用できるか」を確認したい気持ちが働きます。
一方で、高額取引だからこそ「数字の裏付けが明快か」「どんなデータを根拠にしているか」も同じくらい重要視されているのが特徴です。

実際、初回面談や電話の段階で以下のようなデータと根拠を合わせて示してくれる担当者ほど評価が高くなる傾向があります。

  • 地域の成約データ
  • 販売事例の比較
  • 査定方法(机上・訪問)についての説明

つまり、売却時の最初のステップでは人柄 × データの根拠を会話の中で伝えてくれる担当者こそ理想的だと言えます。

Q2|「会ってよかった」と思える瞬間は納得感のある説明

次に「担当者に会ってよかった」と感じた瞬間について聞いたところ、もっとも多かったのは 数字や根拠の説明で納得できたとき(47.8%) でした。

担当者に会ってよかったと感じた理由の円グラフ。説明の納得度47.8%、誠実さ27.5%などの比率を示している。

最も高い評価を得たのは「説明の納得度」であり、誠実さ(27.5%)を大きく上回っています。

誠実な態度や丁寧な言葉づかいは、もちろん担当者として大切な要素です。
しかし売却を進める上では、それ以上になぜその判断に至ったのかが理解できるという安心感が重視されていることがわかります。

たとえば、以下のような「根拠 × 説明力」がそろうことで、初対面でも信頼度は大きく高まります。

  • 似ているマンションの成約事例を比較しながら説明してくれる
  • 相場の上がり下がりの背景を丁寧に説明してくれる
  • 「売れる価格」と「出すべき価格」、「成約価格」と「売出価格」の違いをわかりやすく説明してくれる

つまり売却者が担当者に求めているのは、丁寧な説明と人柄の安心感のセット だといえます。

Q3|訪問査定の決め手は価格提示ではなく根拠の質

訪問査定で「どの担当者に依頼するか」を決めた最終ポイントを聞いたところ、さらに明確な結果がでました。

訪問査定で依頼先を決めたポイントの円グラフ。査定価格の根拠が57.6%で最多、次いで担当者の人柄29%。

売却を依頼する最終判断では、人柄よりも根拠の質が重視されていることが鮮明に表れています。

訪問査定の場では、担当者は必ず価格を提示します。
しかし重要なのは「いくら」よりも、なぜその金額なのかに対して納得できるかどうかです。

たとえば、以下のような情報をまとめて「だからこの価格になります」と説明されると、判断の透明度が上がり、信頼度も一気に高まります。

・専有面積が近い成約事例との比較
・築年数による価格補正の考え方
・方角や階数の市場評価
・売却希望者の状況に合わせた販売戦略

逆に数字だけが提示され、根拠が曖昧なままでは不安が残りやすく、担当者への依頼にはつながりません。

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Q4|地元の不動産会社に求められているのは親身さと情報力

「地元の不動産会社に期待すること」を聞いたところ、回答は次のように分かれました。

地元の不動産会社に期待する点の円グラフ。最も多いのは親身に相談できる雰囲気36.5%、次いで地域のネットワーク22.7%。

一般的に「地元の会社=地域情報に詳しい」というイメージがありますが、実際の期待値はそれだけではありません。今回の結果からは、相談しやすさ× データ×地域ネットワークの三つが揃っている担当者が求められていることがわかります。

地元力(地域のつながりや近隣情報など)の強さに加え、

  • 売却相場の最新データ
  • 過去の成約事例
  • 買い手の動き

など数値化された情報を示せる担当者ほど頼りにされやすいということです。

さらに、親身さを重視する人が最多の36.5%という点からも、相談しやすい雰囲気であるかあるかどうかが、担当者選びの大事な基準になっていることがうかがえます。

Q5|相談したい担当者像は?

最後に「どんな担当者に相談したいか」を聞いた結果がこちらです。

相談したい担当者像の円グラフ。数字・根拠で安心させてくれる担当者が49.8%で最多、信頼できる人柄31.8%が続く。

最も支持されたのは、数字で安心できる説明をしてくれるタイプという結果でした。

もちろん人柄は大切ですが、売却は金額の判断が中心になるため、以下のような情報の透明性が信頼の土台になると考えられます。

  • 説明が明確
  • 根拠が腑に落ちる
  • 状況に合わせた判断理由を伝えてくれる

ミスマッチを避けるためにも、最初の相談では根拠をわかりやすく説明してくれるか?をチェックすると安心です。

今回のアンケート結果とも重なる、担当者に関する実際の相談がイイタン相談室にも届いています。あわせてご覧ください。

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まとめ|人柄と根拠のバランスこそ、良い担当者の条件だった

今回のアンケートの前編から見えてきた結論は、非常にシンプルです。

売却検討者が理想とする担当者像

  • 人柄だけでも不十分
  • 数字だけでも不安

求められているのは 誠実さ × 明確な根拠という結果でした。

相談前の段階では人柄での安心感が重要ですが、最終判断では「根拠の質」が決め手になります。
そのため、良い担当者を見極めるには、次の3つをチェックするのがおすすめです。

相談前のチェックポイント

  1. 説明がわかりやすく、理由が明確か?
  2. 地域の情報とデータの両方を示してくれるか?
  3. 相談しやすい雰囲気があるか?

不動産売却は大きな決断です。
だからこそ「誠実さ」と「数字の裏付け」のバランスが取れた担当者と出会うことが、納得できる売却への第一歩になります。

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この記事を書いた人

すみかうるの企画・編集・運営を行う編集部です。マンション売却や購入にまつわる情報に加え、不動産市況調査や街の再開発に関する記事も執筆。独自の不動産データを掛け合わせ、不動産初心者から上級者まで関心を持っていただける記事を目指しています。不動産会社への取材や売却体験者へのインタビューなど、生の声を届けることを大切にしています。

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