MENU

旭化成の都市型マンション『アトラス』の実力|建替えの知見と中古市場データで読み解くブランドマンションの価値

中目黒アトラスタワーの外観(写真提供:旭化成不動産レジデンス株式会社)
画像1:中目黒アトラスタワーの外観(写真提供:旭化成不動産レジデンス株式会社)

この記事でわかること

  • ブランドマンション「アトラス」の特徴と位置づけ
  • アトラスの中古価格推移と資産価値
  • 中古市場でアトラスが評価される「見えない価値」
調査概要

価格推移分析期間:2015年6月〜2025年12月

データ取得時点:2026年6月

データ出典:旭化成不動産レジデンス株式会社マンションナビ

共同レポート協力:旭化成不動産レジデンス株式会社

調査機関:マンションナビ

調査対象:旭化成ホームズが展開するマンションブランド「アトラス」

調査対象エリア:東京都23区全域

代表事例として取り上げた物件:宮益坂ビルディング ザ・渋谷レジデンス/アトラスタワー六本木/アトラス江戸川アパートメント

調査方法:各物件の価格推移・平米単価・賃料・管理費・修繕積立金・立地特性をもとに、アトラスシリーズの市場での評価や資産性を定量・定性的に分析。

旭化成ホームズ株式会社が分譲するマンションブランド「アトラス」は、シリーズが持つ特徴と、分譲会社としての強みが相まって中古市場でも高い評価を受けています。

高い評価を受けている主な理由は、上質な都市生活を支える住み心地への配慮、建替えの知見を活かした生活利便性の高い立地での供給、土地の記憶を受け継ぐ開発思想などです。

本記事では、アトラスが中古市場で高く評価される理由、東京23区内での中古価格推移などについて解説します。この記事をお読みいただければ、アトラスが中古市場でどのように評価されているのかがわかります。

目次

ブランドマンション「アトラス」の特徴と市場での位置づけ

「アトラス」を展開する「旭化成ホームズ株式会社」は、建てて終わりではなく、長期間にわたって住み続けられる住宅を提供している会社です。

アトラスシリーズには、このコンセプトが反映されており、他社のマンションにはない特徴があります。また、長年積み重ねてきたマンション分譲の知識と経験による「会社としての強み」も持ち合わせている点もアトラスの特徴と言えるでしょう。

ここからは、アトラスの特徴と市場での位置づけ、マンション事業で培った会社としての強みについて解説します。

旭化成の都市型マンション「アトラス」が掲げる「こころ躍る、上質。」の思想

住宅事業を担う旭化成ホームズは、「こころ躍る、上質。」をスローガンとして都市型マンションであるアトラスを展開しています。

都市生活の質を高める設計思想や街との調和、住み心地への配慮を通じ、居住者が心豊かな生活を送れるよう設計されています。

このような設計を実現できる要因の一つは、旭化成グループの総合力の高さです。

戸建住宅「ヘーベルハウス」で培ってきた住まいづくりの思想や、安心・安全への考え方、都市開発事業における街づくりのノウハウを活かし、長く心地よく暮らせる住まいの提供につなげています。

こうした住まいづくりの思想や街づくりの知見が、居住者の満足度向上や地域課題の解決にもつながり、アトラスのブランド価値を支える要素になっています。

業界随一「マンション建替え実績No.1」がもたらす独自の実力

旭化成ホームズには、「マンション建替え実績No.1」(※)というアトラスの開発にもつながる独自の強みがあります。

駅前や都心部などの好立地はすでに開発が進み、一般的なマンション分譲用地の取得が難しくなっています。

一方で建替え事業では、もともと人が暮らし、生活利便性が蓄積されてきた場所を、地権者や旧住民の想いも受け継ぎながら新しい住まいへ更新していくことができます。こうした建替えの知見は、アトラスの立地特性やブランド価値を支える要素の一つです。

旭化成ホームズが設立した機関である「マンション建替え研究所」には、マンション建替えに関する知見が蓄積されています。高経年マンションの建替えは、建物の老朽化や土地利用上の課題に向き合いながら、住み継がれてきた場所を次の住まいへ更新する手法です。

地域の再生にも貢献しながら、生活利便性の高い立地で住まいを供給できる点は、旭化成ホームズが手がけるアトラスの強みです。

※「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づく建替組合認可実績 2025年4月1日時点 株式会社工業市場研究所調べ

東京都23区におけるアトラスの供給エリアと立地特性(希少性)

アトラスシリーズは、東京23区内の人気が高いエリアに供給されるケースが多く、用地の取得が難しい立地にも分譲されているのが特徴の一つです。

特に、都心5区での分譲実績が目立ち、生活利便性を重視する実需層からの評価にもつながりやすいと考えられます。

それでは、なぜ人気エリアで供給できるのか、実際にどのエリアで分譲されているのかについて解説します。

「建替え事業」だから実現できる、生活利便性の高い都心好立地の供給

旭化成ホームズは、マンション建替え事業や再開発事業、等価交換事業など、その土地に関わる地権者と向き合いながら開発を進める手法を通じて、都心好立地でのマンション供給を実現してきました。

特に、マンション建替え事業では、昔から人が暮らし続けてきた生活利便性の高い場所を、新しい住まいとして更新できる点が特徴です。

開発できる好立地が少なくなり、一般的な用地取得は難しくなる中、再開発事業を主軸として都心の一等地で分譲マンションを供給する会社はいくつもあります。当然ながら、旭化成ホームズでも一般的な用地取得をおこなっているものの、一般的な用地取得に加え、再開発事業やマンション建替え事業、等価交換事業など複数の手法を組み合わせることで、都心好立地での供給機会を生み出しています。

都心好立地での供給実績は、『アトラス=都市利便性の高い立地に展開するブランド』という認識形成に寄与していると考えられます。

「都心5区」を中心とする、ポテンシャルの高い好立地への供給戦略

図1:23区内のアトラスマンション所在地(2026年6月マンションナビ調べ)
図1:23区内のアトラスマンション所在地(2026年6月マンションナビ調べ)
すみかうるの記事をシェアする

この記事を書いた人

八木 友之のアバター 八木 友之 不動産ライター事務所代表

不動産業界に新卒から18年勤務。
宅建士・行政書士・不動産コンサルティングマスター資格保有。
不動産売買仲介・買取・リフォームなどの分野に従事し、2022年3月に不動産ライターへ転身。
不動産業界で培ってきた専門的な知識を活かした「誰にでもわかりやすい」「問題解決できる文章」の執筆が得意。
2022年3月から2026年3月までの4年間で1,500記事以上を執筆。

目次