不動産クラウドファンディングの平均利回りは？利回りの仕組みからわかりやすく解説

「不動産クラウドファンディングの利回りはどのくらい？」

「利回りの仕組みについて詳しく知りたい」

不動産クラウドファンディングは、比較的少額から不動産投資を始められる人気サービスです。

利用を検討しているけど、不動産クラウドファンディングの利回りはどのくらいなのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

不動産クラウドファンディングの利回りや利回りの仕組みについて、詳しく紹介します。

不動産クラウドファンディングの平均利回りは？

不動産クラウドファンディングの平均利回りは、4～5％程度です。

利用する不動産クラウドファンディングサービスや投資するファンドによって、利回りは異なります。

不動産クラウドファンディングの利回りの仕組み

不動産クラウドファンディングでは、インターネットを経由して不特定多数から資金を調達します。

集めた出資金をもとに、不動産を購入し、運用・売却することで得られた収益を投資家の出資額に応じて分配する仕組みです。

不動産クラウドファンディングの利回りとは、投資額に対する収益の割合を年間で平均した数値です。

ファンド募集時にそれぞれ利回りが設定されていますが、あくまで想定であり、保証されてはいません。

利回りが高いほど大きなリターンが見込めますが、減配されたり、元本割れしたり、運用次第では、想定されていた利回りを得られない可能性もあります。

インカムゲインの不動産クラウドファンディングの利回り

インカムゲインとは、投資した資産を保有していることで得られる利益を指します。

不動産クラウドファンディングのインカムゲインとは、不動産の賃料収入です。

インカムゲインがメインの人気不動産クラウドファンディングサービス5社の直近3案件の平均利回りは、以下の通りです。

サービス名	直近3案件の平均利回り
CREAL(クリアル)	3.8%
GALA FUNDING(ガーラファンディング)	3.0%
Jointoα(ジョイントアルファ)	3.2%
Rimple(リンプル)	2.7%
プレファン	4.6%

利用するサービスによって、平均利回りが異なることが分かります。

インカムゲインがメインのサービス5社の平均利回りは、3.5%です。(2024年7月時点)

運用次第で利回りが変動するケースもあるため、募集時の利回りは確定ではありません。

インカムゲインは、保有し続けることで継続的に受け取れる利益です。

インカムゲインがメインの不動産クラウドファンディングは、入居者からの賃貸料が収益源のため、比較的安定している点が特徴です。

キャピタルゲインの不動産クラウドファンディングの平均利回り

キャピタルゲインとは、資産の売却によって得られる利益を指します。

不動産クラウドファンディングでは、不動産の購入額を売却額が上回る場合の売却差益が、キャピタルゲインにあたります。

キャピタルゲインがメインの不動産クラウドファンディングサービスの直近3案件の平均利回りは、以下の通りです。

サービス名	直近3案件の平均利回り
COZUCHI(コヅチ)	7.3%
DARWIN FUNDING(ダーウィンファンディング)	6.7%
LEVECHY(レベチー)	9.3%
ヤマワケエステート	14.5%
ビクトリーファンド	11.3%

利用するサービスによって、平均利回りは異なります。

キャピタルゲインがメインのサービス5社の平均利回りは、9.8％です。(2024年7月時点)

キャピタルゲインがメインのサービスは、一般的な不動産クラウドファンディングの平均利回りを上回るため、大きなリターンが見込めるでしょう。

インカムゲインがメインのサービス5社の平均利回りと比較しても、利回りが高いことが分かります。

しかし、一般的に高利回りファンドは、リスクも高い傾向があるため、注意が必要です。

キャピタルゲインがメインの不動産クラウドファンディングは、不動産の売却差益が収益源になるため、想定よりも高く売却できた場合は、リターンが大きくなります。

まとめ

今回紹介した不動産クラウドファンディングの平均利回りについて、重要なポイントを4つにまとめました。

• 不動産クラウドファンディングの平均利回りは4～5％程度
• 利回りとは投資額に対する収益の割合を年間で平均した数値
• インカムゲインの平均利回りは3.5%程度
• キャピタルゲインの平均利回りは9.8%程度

不動産クラウドファンディングに興味を持たれた方は、利回りを参考にしてサービスを選んでみてはいかがでしょうか。