中古マンションの相場を正確に調べる方法|価格の目安や注意点をわかりやすく解説【2025年最新版】
中古マンションを売りたいけれど、どのくらいの価格で売れるのか不安ですよね。
相場を正しく把握することで、適切な売出価格を設定し、スムーズに高く売ることができます。
でも、相場を調べるのにはちょっとしたコツが必要です。
この記事では、2025年最新版の市場動向に基づき、中古マンションの相場を調べる方法や価格に影響を与えるポイント、よくある質問について、わかりやすくご紹介します。

そもそも「マンション相場」って何?見るべきポイントとは?
「相場」とは、市場で形成される価格の目安を意味します。
中古マンションにおける相場は、以下のような視点で捉えるとわかりやすくなります。
㎡単価(平米単価) | ㎡単価(平米単価):物件価格 ÷ 専有面積 ㎡単価は、マンションの価格をその広さ(㎡)で割った数値のことです。 この数値を使うと、同じエリア内で異なるマンションを簡単に比較できます。 例えば、50㎡の物件と75㎡の物件を比べるとき、㎡単価に換算すれば比較が容易です。 |
エリア差 | 都心と郊外、駅近と駅遠など、立地によって価格は大きく異なります |
売出価格と成約価格 | 売出価格はあくまで希望額であり、実際の取引価格とは差があることも多いです。 |
相場を理解しておくことで、「その価格が妥当かどうか」を見極められるようになります。
中古マンションの相場を調べる3つの方法【誰でも簡単に実践できる】

相場を調べるには、いくつかの方法を組み合わせることで、より正確な価格を把握できます。
以下の3つの方法を試してみてくださいね。
1. 不動産ポータルサイトでの売出価格の比較
SUUMOやアットホームなどの不動産ポータルサイトを使って、同じエリアや類似条件の物件を検索して、売出価格をチェックしましょう。条件を絞り込んで検索すると、エリアごとの相場感をつかみやすくなります。
例えば、「東京都内」「築10年以内」「2LDK」などで検索すると、どんな価格帯の物件が出ているかすぐにわかります。
具体的な例:
- エリア:東京都新宿区や渋谷区(人気エリア)
- 物件条件:築8年、2LDK、50~60㎡
- 売出価格:4,500万円~5,800万円(エリアや条件によって価格は変動)
このように、現在の市場で実際に見かける価格帯を参考にし、相場感を掴んでください。
2. 不動産会社に「無料査定」を依頼する
不動産会社に「無料査定」をお願いすることで、実際の売却価格を把握できます。
査定には、机上査定と訪問査定の2種類がありますが、訪問査定の方が物件を直接見てから査定を行うので、より正確な価格が提示されます。
ポイント:
- 複数の不動産会社に査定をお願いして、価格の幅を把握しましょう。
- 訪問査定の際には、他の取引事例を参考にしながら、価格がどれくらいになるか確認できます。
3. レインズ・マーケット・インフォメーションを活用する
レインズ(REINS)は、不動産会社が利用できる取引データベースで、過去の成約価格をチェックすることができます。
一般の人は直接レインズを利用できませんが、不動産会社と専任媒介契約を結ぶことで、過去の売買データを参考にした適正価格を把握することができます。
たとえば、東京都内や築10年以内、3LDKの条件で絞り込んで検索すると、似たような物件の成約価格が簡単にわかり、物件の適正価格をより正確に把握できます。
レインズは他の不動産ポータルサイトと異なり、実際の成約価格を基にしているので、より信頼性の高いデータを得ることができます。信頼できる不動産会社と契約した後に、レインズを利用して過去の成約事例をチェックすることをおすすめします。

中古マンションの価格に影響する要素とは?

相場を調べても、物件ごとに価格に差が出る理由を理解することは重要です。以下の要素が価格に大きく影響します。
1. エリア・立地の人気度
物件の立地は、マンション価格に最も大きな影響を与えます。駅近や再開発エリアでは、交通利便性が高く、需要も高いため、相場が高くなります。例えば、東京都心や再開発エリアでは相場が上昇しています。
2. 築年数・階数・間取り・方角などの物件条件
物件の築年数や間取り、方角(南向きなど)、高層階や角部屋も価格に影響します。
特に築10年以内の物件や、南向き、高層階などは相場が高くなる傾向があります。
3. 周辺施設や環境の利便性
マンションの周辺にスーパー、学校、病院などの生活施設が整っていると、住みやすさが増し、価格が上がる傾向にあります。良い住環境は、需要を引き寄せ、価格を押し上げる要因となります。
マンション相場についてよくある質問
まとめ
中古マンションの相場を正確に調べるためには、ポータルサイトや無料査定、レインズなどを活用し、売却予定の物件の価格帯を把握することが重要です。
また、相場に影響を与えるポイント(エリア、立地、物件条件)を把握することで、より適正な価格設定が可能になります。
今回ご紹介した方法を参考に、あなたのマンションが最適な価格でスムーズに売却できる一助になれば幸いです。
マンション売却は人生に何度も経験する事ではありません。
不安なことやわからないことがあれば専門家に相談しながら進めていきましょう。
