不動産の“担当者”を味方につける方法とは?担当者選びで失敗しないための3つの基準を解説!
マンションや戸建ての売却・購入を考えるとき、あなたが本当に頼るべき存在は「不動産担当者」です。どんなに魅力的な物件やサービスがあっても、最終的な満足度を左右するのは“担当者選び”に他なりません。
2025年現在、AI査定やオンライン面談の普及により、売却や購入の流れは効率化が進んでいますが、やはり最も重要なのは、あなた自身と担当者との信頼関係やコミュニケーション力です。
本記事では、売却や購入で失敗しないための担当者選びのコツから、信頼構築の方法、トラブル時の対応まで、最新トレンドも交えながら具体的にご紹介します。
不動産担当者と売主・買主が“パートナー”になるべき重要ポイントと理由とは

不動産売却や購入において、あなたと不動産担当者は「“パートナー”」であるべきです。
希望する物件を買いたい、好条件で売りたいと考える際には、担当者との信頼関係と協力体制が不可欠です。
2025年の最新市場動向では、担当者の専門性や提案力の差が売却価格やスピードに直結するケースがますます増えています。
ここでは、不動産担当者と売主・買主がパートナーとして歩むべき“重要ポイント”を、3つの理由に分けて解説します。
1.マンション売買は「人と人」
不動産取引は、最先端のAI査定やデジタルツールが普及した今でも、やはり「人と人」の信頼関係が大前提です。
担当者はプロですから、私情や感情を挟まずに、どんなお客様に対しても最大限利益を追求し、変わらぬ対応を取るべきものです。
しかし担当者は、機械的にあなたに物件を紹介するのではなく、決まった工程を取ればどんな物件でも売れるわけでもありません。 感情を持つ「人」があなたのマンション売買をサポートするわけですから、「いい物件を探してあげたい」「できるだけ良い形で売却させてあげたい」と思ってもらえることは、マンションの売買を成功させるためには不可欠です。
担当者の人間性や対応力、相性は、物件の売却スピードや価格に影響を与える“重要ポイント”になります。
2.担当者は「先生」でもある
不動産担当者は、あなたの先生でもあります。複雑な契約や住宅ローンなどの知識を持ち、リスクや注意点を的確に判断し、導いてくれる能力が求められます。
ときには顧客に対し「NO」を伝えることも必要です。
担当者の役割は、単に売主と買主を仲介するだけでなく、専門知識を持って顧客を“導く”ことにあります。担当者はただの「サービス提供者」ではなく、あなたの人生に大きな影響を与える存在という認識を持つべきでしょう。
3.担当者との関係は永く続くことも
不動産の担当者との関係は、物件を引き渡して終わりになるとは限りません。
物件の引き渡し後も、リフォームや設備不良、住宅ローンや保険の相談など、人生の様々な場面で頼れるのが“良い担当者”です。
信頼できる担当者を選ぶことで、将来にわたる安心やサポートも得られます。
アメリカでは「医師・弁護士・不動産エージェントが良き友人なら幸せ」と言われるように、あなたにも“人生のパートナー”となる担当者との出会いが大切なポイントとなってきます。
不動産担当者を味方につける方法1.まず担当者を“選び”、”見極める”
不動産担当者を味方につけるためには、まず“選び方”と“見極め”が最大のポイントです。多くの方が不動産会社選びには時間をかけますが、実は担当者個人のスキルや相性がいいかの判断は難しいと感じています。
基本的に、不動産会社側に担当者を決められてしまうことが、今の不動産業界では一般的ですが、いい担当者に出会いたいのなら、不動産会社から担当者を指定されることに対して「そういうものなのか」と受け入れず、自ら担当者を選ぶようにしましょう。

2025年には、AIによる担当者評価や口コミ、SNSなど、会社だけでなく担当者の情報も豊富になってきています。
見極めポイントとして
- 担当者の経験年数や得意分野を確認
- あなたの要望やライフスタイルに理解があるか、親身にヒアリングしてくれるか
- 説明が分かりやすく、リスクやデメリットも包み隠さず解説してくれるか
一方、「この人なら大丈夫」と思った担当者でも、実際にやりとりしてみて違和感があれば、会社や担当者の“変更”を早めに検討しましょう。
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不動産担当者を味方につける方法2.電話やメールは担当者宛てに
不動産会社の中に営業担当者はたくさんいますが、あえて「この人にお願いしたい」という人はほとんどいません。その中でも不動産担当者との信頼関係を築くためには、電話やメールによるコミュニケーションが非常に効果的です。
2025年現在、オンライン面談やチャットサポートなど新しい提案方法も増えていますが、やはり担当者個人とやり取りできる環境が、納得できる取引の大前提となります。
【具体的な方法】
- 売却や購入相談は「担当者」宛てに直接電話・メールを送る
- オンライン面談やチャットで、顔を合わせて話す機会をつくる
- 相談や質問は遠慮せず、担当者の得意分野・対応力をチェックする
あなたが自分を指名して連絡をくれることで、担当者もやりがいや責任感を強く感じてくれます。誰だって、選ばれれば嬉しいもの。担当者を比較して選んだあとは、ぜひ直接、担当者に相談してみましょう。
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不動産担当者を味方につける方法3.お礼を欠かさない

不動産担当者もあなたと同じ“人”です。良好な関係を築くためにも、お礼や感謝の気持ちを積極的に伝えるように意識しましょう。
- 「ありがとう」「頼りにしています」といった言葉は、担当者のモチベーションへとつながります。
- 高額なプレゼントや菓子折りよりも、日々の言葉や態度の方が、信頼関係を深める力としてより効果的です。
- 担当者も「不動産売買で人生を豊かにしたい」という志を持って働いており、あなたからの感謝の一言で初心に帰ることも。
こうした“人”対“人”のコミュニケーションが、安心して任せられる信頼関係を育む最大のポイントです。
「お金を支払うんだから当たり前」とは思わず、担当者に対して感謝の気持ちを言葉にして伝えるのは、良好な関係を築く上でとても重要なポイントです。
不動産担当者と合わないかも…変更したいときに取るべき行動
「この人だ!」と決めた担当者や不動産会社でも、深く付き合ってみると「あれ?なんか違うかも…」と思うこともあるかもしれません。
【よくある合わない・変えたいケース】
- 媒介契約前は親身だったのに、なんだか最近そっけない
- 適正価格であるはずなのになかなか売れない
- 値下げばかり要求してくる
- 向こうから物件を紹介してくれない
- 質問や相談へのレスポンスが遅く、物件の良い面しか説明してくれない
不動産担当者に不信感があると、思わぬ契約トラブルやリスクにつながってしまいます。
【取るべき方法】
- まずは社内で担当者変更を依頼する
- それでも改善しなければ、不動産会社自体の変更=他社への乗り換えも検討
- 契約書や特約、リスク説明を必ず確認し、不明点は納得できるまで質問する
恋愛と同じく「最初の出会いがすべて」ではありませんので、安心・安全の取引のために、遠慮せず変える勇気を持つことも大切です。
不動産会社の変更時は媒介契約に要注意
今、不動産会社と締結している媒介契約が、「専任媒介」もしくは「専属専任媒介」の場合に不動産会社を変更するときは、注意が必要です。
というのも、「専任」「専属専任」の媒介契約は、他社と重複して媒介契約することが禁止されています。
つまり、現在、1社と専任か専属専任の媒介契約を締結している状況なら、この契約を解除しなければ他社と媒介契約を結べないということです。
解除時には、それまでにかかった広告費用の実費を請求される可能性がありますが、全ての不動産会社が請求してくるわけではないので、媒介契約期限を前に解除を希望する場合は、契約先の不動産会社に解除条件を聞くことが大切です。
加えて、売買契約まで話が進んでいる状況での不動産会社変更は、物件の買主や売主にまで影響を与えてしまいますので避けるようにしましょう。
まとめ
いくらいいサービスを用意している不動産会社でも、いくら仲介手数料を安くしてくれる不動産会社でも、結果としてあなたが満足する不動産取引にならなければ意味はありません。
マンション売買をサポートするのは、個人の担当者。一番身近でサポートしてくれる不動産担当者を味方につけることが、マンション売買の成功には不可欠です。
しかし、そのようなパートナーをどうやって探せば良いのか悩みますよね。
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