マンション売却の失敗例から学ぶ!後悔しないために押さえておきたいポイント12選!
せっかくマンションを売却に出したのに、期待していた売却価格で売れなかったり、売れるまでに時間がかかりすぎてしまったりしては嫌ですよね。マンション売却では大きい金額が動くこともあり、期待通りの価格やスケジュールで売却できないと納得いかないこともあるでしょう。マンション売却がうまくいかないのには、どのような要因が潜んでいるのでしょうか。失敗例をいくつかご紹介していきます。

マンション売却における失敗例とは

マンションが思っていた価格で売れなかったり、想像していたよりも時間がかかってしまうのにはどのような原因があるのでしょうか。マンション売却には大きく売り出す前、売り出し中、売り出した後の3つのステップがあります。それぞれどのような要因があるのかを解説していきます。
【売り出す前】1. 一社にしか査定依頼をしていない
マンション売却をする前に必ずと言っていいほど行う査定。一社にしか査定依頼をしていないと、他の不動産会社がどれほどで査定価格を提示されているのか把握できません。そのため、安すぎる価格を提示されてしまっても比較対象がなく、信用売るしか無くなってしまいます。

【売り出す前】2. 高額査定の不動産会社を信用している
査定価格を提示してもらったら、必ずなぜその価格なのかをはっきりさせましょう。根拠のない高額査定の不動産会社を信じきってしまうと、ただ査定価格を高額にしている可能性もあります。なぜこの価格なのか、別の不動産会社としてはどうなのかを把握してるだけで、騙されてしまうこともなくなります。

【売り出す前】3. 高額すぎる価格設定をしている
もちろんマンションを売却したいのであれば高額で売り出したいですよね。しかし、相場を大幅に超える高額すぎる価格設定しをしてしまうと、誰からも見向きもされないで売却のチャンスを逃してしまいます。

【売り出す前】4. 住宅ローンの残高を把握していない
マンションを売却する際の住宅ローンの残高は必ず把握しておくようにしましょう。基本的に、売却利益で住宅ローンの完済を目指します。そのため、住宅ローンの残たかがいくらなのかを把握していないとどれほどの利益が必要なのかを算出できません。売却利益で住宅ローンが完済できないと、その後も住宅ローンを支払い続けなくてはいけなかったり、二重でローンを組まなくてはいけなかったりします。

【売り出し中】5. 時間に余裕がない
マンションの売却期間はおよそ3ヶ月から6ヶ月ほどです。もちろん、期間が延びてしまうこともあることを知っておきましょう。売却にかけられる時間が短かったり、余裕がなかったりすると、限られた期間内で売却したいがために大幅な値下げ交渉に対応してしまうなど、納得の行く売却ができないことがあります。
【売り出し中】6. マンション売却が得意でない不動産会社と契約している
不動産会社には、それぞれ得意分野と不得意分野があります。マンションを売却したいのであれば、マンションの売却が得意な不動産会社を選びましょう。理想の不動産会社を見つけるために、実績を調べたり、担当者にヒアリングしたりしましょう。

【売り出し中】7. 同じマンションの別部屋が売却されている
同じマンションの別部屋が売却中だと、よほどのアピールポイントがないと売却失敗の原因になりかねません。階数が高かったり、方角が良かったりすると良いのですが、そうでもないと値下げ交渉の対象になることも。なるべく同じマンション内で売却のタイミングが被らないようにするのがおすすめです。
【売り出し中】8. 囲い込みを受けている
不動産会社が売主と買主のどちらに対しても仲介人として入っている場合、思い通りの売却を実施できないことがあります。他の不動産会社との契約がないとなかなか売却活動を潤滑に行ってもらえなかったり、買主の意見を尊重されてしまったりすると、値下げをするしかなくなることも。

【売り出し中】9. 相場が安い時期に売却しようとしている
マンションの相場を見るときに把握しておきたいのが築年数です。マンションの場合、築10年以内の物件が人気があります。その理由は、築年数が10年を超えてしまっているマンションは次の買主の方が住宅ローンを組む際に35年ローンが組めなくなってしまうからです。
【売り出し中】10. 不動産会社との仲が良好でない
マンション売却をする上で最も重要とも言えるのが、不動産会社との関係性です。人と人との信頼関係が重要になるため、担当者の方と信頼しあって売買活動を行っていきましょう。無茶なオーダーをしたり、失礼になるような態度をとったりすると、担当者の中で優先順位が下がってしまい、おざなりにされてしまうことも。
【売り出し中】11. 内覧準備をしていない
内覧の対応をする際、あまりにも片付いていなかったり、汚れが目立ってしまったりしていると、納得のいく売却ができなくなってしまうことも。買主にとって内覧は家を実際に見ることのできるまたとない機会です。住んでいるイメージが湧いたり、ここに住みたいと思ってもらったりする必要があるため、できる限りきれいに清掃しておくようにしましょう。

【売り出した後】12. 5年以内に売却してしまっている
マンションを売却して出た利益のことを譲渡所得といいます。そして、譲渡所得には譲渡所得税という税金がかかります。譲渡所得税の算出方法は、以下の計算式を用います。
譲渡所得税=譲渡所得×税率
この税率がどれほどの期間マンションを所有していたのかに応じて異なります。所有期間が5年以下であれば短所譲渡所得となり、5年を超えていれば長期譲渡所得となります。税率は以下の通りです。
【短期譲渡所得】
譲渡所得×39.63%
【長期譲渡所得】
譲渡所得×20.315%

【売り出した後】13. 値下げ交渉に応じてしまう
売却活動を開始して1ヶ月から2ヶ月ほど経っても買主が現れないと、不動産会社から値下げをしてみたらどうかと提案を受けます。不動産会社はいくらでも売却できないことには利益が出ないので、値下げ交渉をしてきます。しかし、このときに安易に値下げ交渉をしてしまわず、やるべきことがすべてできているかの確認をしてから判断するようにしましょう。

不動産会社選びが大事
マンション売却において最も重要なことは不動産会社選びです。どのようなサービスがある不動産会社なのかはもちろん、担当者との相性や、どれほど親身になってくれるスタッフが揃っているのかも大事なポイントになります。査定価格を見ることはもちろん、気になる不動産会社があれば足を運んで実際に話してみる場を設けてみても良いでしょう。
マンション売却における失敗例まとめ

- 【売り出す前】 一社にしか査定依頼をしていない
- 【売り出す前】高額査定の不動産会社を信用している
- 【売り出す前】高額すぎる価格設定をしている
- 【売り出す前】住宅ローンの残高を把握していない
- 【売り出し中】時間に余裕がない
- 【売り出し中】マンション売却が得意でない不動産会社と契約している
- 【売り出し中】同じマンションの別部屋が売却されている
- 【売り出し中】囲い込みを受けている
- 【売り出し中】相場が安い時期に売却しようとしている
- 【売り出し中】不動産会社との仲が良好でない
- 【売り出し中】内覧準備をしていない
- 【売り出した後】5年以内に売却してしまっている
マンション売却が納得いかなずに完了してしまう原因は大きく13つあります。売り出す前、売り出し中、売る出した後のすべてのステップに落とし穴が存在します。「こんなはずじゃなかったのに」となってしまわないよう、ひとつひとつの決断すべてを慎重に行うようにしましょう。なるべく失敗しないようにするためには、不動産会社選びが重要です。自分にぴったりな不動産会社をぜひ見つけてみてください。
不動産会社選びに失敗しないためにも、複数の不動産会社に査定依頼をすることをお勧めします。その中でもオンラインで無料で複数の会社に一括で無料で査定をすることができる、一括査定をしてみてはいかがでしょうか。