マンションの住み替えでダブルローンに~マンション売却体験談CASE14
マンションのご売却にあたっては、実際にマンション売却にいたった方の声が参考になるはずです。
そこで、すみかうる編集部はマンションナビの一括査定をご利用いただいてマンションを売却された方のインタビューを敢行!包み隠さず、売主様のリアルな声をお届けします。
今回は、香川県高松市のマンションをご売却されたO様にお話をお伺いしました。O様は、一戸建てに住み替えるためにマンションをご売却されたとか。お住み替えに際しては、旧居と新居の住宅ローン返済が重複する「ダブルローン」の期間があったようです。
40代男性О様
マンションエキスパートでご成約

- 査定依頼日:2021年5月
- 物件種別: マンション
- 査定種別: 売却
- 香川県高松市
- 築年: 2012年(平成24年)
- 専有面積:97㎡

マンションの売却理由は戸建てへの住み替え

マンションナビの一括査定からマンションご売却にいたったということで、おめでとうございます!
ご売却の理由からお聞かせいただけますか?



マンションから一戸建てへの住み替えです。
マンション購入後に末っ子が産まれて子どもが3人となり、下の子が小学生になってから家族5人では少し手狭に感じていたんです。
「購入先行」の住み替え



お住み替えを考え始めたときに査定依頼をされたということですか?



それがですね、マンションの売却を考える前にすごく魅力的な戸建てと巡り会ってしまって……!
マンションナビさんで査定依頼するのと新居の購入申し込みはほぼ同時でした。



売却査定をする頃には、すでに新居の購入を決めてらっしゃったのですね!それでは「買い」を先行するお住み替えになったわけですね。


新居の条件は「ベスト」に近かった



「戸建てに住み替えたい」と思ってはいたものの、そこまで本腰を入れて物件を探していたわけではないんです。
本当にたまたま目にしたチラシに掲載されていた新築戸建てが、立地、広さ、間取り、金額が私たち家族の「ベスト」に近くて。これは……!ということで妻と話して、購入を先行させました。



なるほど……運命の物件に出会ったのですね!
マンションの売却を待っていたら、他の人に買われてしまいますもんね。



子どもは、一番上が高校生で下2人はまだ小学生なんです。
できれば学校は変えないであげたいし、今より広い物件がいい……と色々考えると、ベストな物件ってなかなか出てこないんですよね。



不動産との出会いは「タイミング」というところも大きいですからね。新居のこだわりが強い場合のお住み替えでは、買い先行にもなりますよね……!
「買い先行」の住み替えで問題になるローンのこと



ところで……マンションのローン残債はあったのでしょうか?



はい、住宅ローンは残っていました。



ローン残債があるマンションが売れていない状態での新居のローン審査。問題はありませんでしたか?



そこは私たちも心配していました。ローンが通るかなと。一般的には、今住んでいる家を売るのが先だと思いますので。
ただ、ありがたいことに新居の住宅ローン審査も通していただけましたのでマンション売却に先駆けて新居を購入できました。


「ダブルローン」を組んで住み替えするメリットとデメリット



ローン審査が通って良かったですね!なんせ、非常に気に入られていた戸建てですもんね。



そうですね!すでにローンがある状態で新たにローンを組むとなると審査も厳しくなるものでしょうから、無事に通ってホッとしました。
デメリットは「二重の負担」になること



ただ、マンションのローン返済と新居のローン返済が重複する期間の負担は大きかったのではないでしょうか?



そうですね……二重の負担ですからね。それは購入を先行させる住み替えのデメリットになるでしょう。



ダブルローンの期間はマンションが売れるまで……ということでしょうか?



おっしゃる通りです。
ですから、できるだけ早期にマンションを売りたいとは思っていました。長引けば長引くほど負担は大きくなりますからね。
メリットは「仮住まい」が不要なこと



ただ、ダブルローンになるとはいえ購入を先行する住み替えにもメリットがあって。1つは、やはり意中の物件を購入しやすいということ。そしてもう1つは、仮住まいする期間がないことです。
住んでいるマンションの売却を先にするとなると、新居を購入するまでに一度、仮住まいへ移らなければなりませんよね。
子どもも多いものですから、マンションから仮住まいに引っ越して、そこからまた新居に引っ越すということは避けたいと思っていました。



たしかに、売却を先行させた場合のデメリットもありますよね……!





また仮住まいに住むとなると、仮住まいの家賃とともに引っ越し代金も余計にかかります。
ダブルローン期間中の負担はあったものの、今回、スムーズにマンションから新居に転居できたことで、余計な費用がかからなかった点は良かったなと思います。



おっしゃる通りですね。買い先行でダブルローンとなった場合、一定期間の負担は大きいですが「余計な費用」というのは売り先行のほうが大きいとも考えられますね。


一括査定しないと
500万円以上損をするかも!?


ダブルローンの期間は約5カ月!住み替えとマンション売却の流れは?



続いて、マンションのご売却についてお伺いさせてください。
マンションナビから査定依頼してマンションエキスパートさんに売却を依頼されたとのこと。マンションナビをご利用いただいた理由はどんなところにありますか?たとえば、駅前とかお近くの不動産会社に行って査定依頼するという選択肢もあったかと思います。



マンションナビさんを利用させていただいた理由は「手軽」というところが最も大きかったです。
今の時代、インターネットで評判やレビューなどの情報収集もできますからね。なんせ新居の申し込みをするかしないかのタイミングだったものですから、スピード感や手軽さは重視していたように記憶しています。
不動産会社の決め手となったのは実績



マンションエキスパートさんの決め手はどんなところにあったのでしょうか?



まずは、実績が豊富だったこと。お示しいただいた取引事例も非常に多く、地域の情報に精通されている印象も受けましたのでここなら安心して任せられると思いました。



今回、お住み替えというところで、ローンのことや買い替えの流れなどについても説明していただきましたか?



そうですね!こちらから仮住まいは持ちたくないということをお伝えして、ローンのことなども相談させていただきました。
あとは、税金のことですね。実は今回、新築時にマンションを購入したときの金額よりわずかながらですが高く売れたんですよ。査定時からその見込みがあったものですから「譲渡所得税」のことなども事前に詳しく教えていただきました。


ダブルローンの期間は?



結局、ダブルローンの期間はどれくらいになったのでしょうか?つまり、売却までにかかったの期間ということですね。



売却期間については、4ヶ月ほど。そこから引き渡しまでの期間を加えると5カ月くらいですかね。



新居の購入申し込み後すぐにマンションの売却を始められたのですか?



いえ、マンションの売却は新居に転居して空室になってから始めました。購入した戸建てが建築中だったもので、申し込みから家が建って転居できるまでに4ヶ月ほどかかりましたかね。
新居の建築中にマンションが売れてしまうと、それこそ仮住まいへの転居を迫られます。マンションエキスパートさんからも、空室のほうが売りやすいということをいっていただいたので、新居に転居してからマンションの売却活動を開始しました。
ただ新居の融資実行は、物件の引き渡しと同時です。ですから、新居の建築中はダブルローンではなく、新居の引き渡しを受けてマンションを買主に引き渡すまでの5カ月ほどの間がダブルローンだったわけですね。
空室だったので内覧対応は基本的には不動産会社にお任せ



売却までにかかった期間は4~5カ月ほどということ。売りに出してみての反響はいかがでしたか?



問い合わせは多かったと聞いています。
大手ポータルサイトに掲載していただいたのですが、閲覧数も多く、実際に内覧いただく方も多くいらっしゃいました。



売却中はすでに新居にお引越しされていたから空室だったんですよね。内覧対応は、マンションエキスパートさんにお任せという感じだったのでしょうか?



そうです!内覧対応は基本的にはお任せだったので楽でしたね。
購入申し込み時には値下げも



売り出し価格のまま売却できたのでしょうか?



いえ、購入申し込み時に少し価格の交渉をされまして、契約までに1度だけ価格を下げています。
ただ売り出す前に、マンションエキスパートさんから「申し込み時に交渉は入るもの」とお伺いしていたので、少し高めの金額で売り出していたんです。ですから交渉も聞き入れやすく、申し込みいただいてからスムーズに契約となりました。



なるほど……!申し込み時の交渉を見越した売り出し価格にしていたのですね!



まぁあとは……売却期間中はダブルローンだったわけですから、少しでも早く売りたいという気持ちもあって交渉に応じたところもありますね。
売却期間中、反響数や内覧数は多かったものの、具体的な話までいったのはこのときは初めてで。買主さんも「価格さえ合意できれば」という感じでしたので、交渉もこちらの許容範囲だったことから応じさせていただいた次第です。
旧居の「マイホーム特例」と新居の「住宅ローン控除」は併用不可



先ほど「新築時より高く売れた」とおっしゃっていましたが、譲渡所得税の課税対象になったのでしょうか?



はい、わずかではありますが譲渡所得が出ましたので、今後、所得税と住民税を納税することになります。



あれ…‥?マイホームの売却には、譲渡所得が控除される通称マイホーム特例といわれる「3,000万円特別控除」の制度が使えるんじゃなかったでしたっけ?





それがですね……マンションエキスパートさんにお伺いしたのですが、マイホーム特例は住宅ローン控除と併用できないようなんですよ。
どちらの制度を使ったほうが得かシミュレーションして、新居の住宅ローン控除の適用を受けたほうが控除額が高いということがわかりましたので、譲渡所得の控除は受けないことにしました。



なるほど!税金や控除は難しい制度です。住み替えともなると、より一層ややこしくなるのではないでしょうか。
マンションの売却のみならず、住み替えや売った後のことまで考えていただける不動産会社さんだったようで良かったです!


取材後記:ダブルローンを組む住み替えにもメリットが
- 家族にとってベストな条件の一戸建てを見つけて「買い先行」で住み替え
- マンションの住宅ローンが残っていたため「ダブルローン」に
- ダブルローンは二重の返済負担があるものの意中の物件が購入しやすい・仮住まい期間が生じないなどのメリットも
- 不動産会社選びのポイントは取引事例・実績
- マンション売却によって譲渡所得が発生したものの「マイホーム特例」は住宅ローン控除と併用できないため、より控除額が大きい新居の住宅ローン控除の適用を選択
家族5人ではマンションが手狭になってきたことから、一戸建てへ住み替えたO様。
マンションの売却を検討する前にご家族にとってベストの条件の一戸建てを見つけ、マンションの査定依頼とほぼ同時に新居の購入申し込みをされました。いわゆる「買い先行」型の住み替えとなったことから、住んでいたマンションの住宅ローン返済と新居の住宅ローン返済が重複する「ダブルローン」の状態に。マンションが売れるまでは返済の負担は大きかったといいます。
しかしながら、ダブルローンを組む買い先行型の住み替えには、意中の物件が購入しやすく、仮住まい期間が生じないといったメリットもあります。
住み替えとなると、購入や売却のタイミングだけでなく、ローンや税金のことにも悩まれる方が多い傾向にあります。マンション売却および住み替えの頼れるパートナーとなる不動産会社をお探しの方は、マンション専門の一括査定マンションナビをどうぞご活用ください。
\ マンション売却の一括査定はこちら /
最後になりますが、O様、お忙しい中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。この度は、マンションのご成約、誠におめでとうございました!今回、マンションナビをご利用いただいて、無事、ご売却ができたとのことで、私たちも大変うれしく思います!ダブルローンを組んでのお住み替え事例として、非常に参考になるものでした!貴重な体験やご見解をお伝えいただき、本当にありがとうございました。今後ともマンションナビをどうぞよろしくお願いいたします。

