不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/11/25

    はじめまして、イエステーション博多店・箱崎店 ㈱コムハウスの角田です。

    新築戸建ての未完成販売(青田売り)は大丈夫?
    図面と違う可能性やリスクを分かりやすく解説します。
    新築戸建てを検討されている方からよくいただくご質問に、
    「未完成のまま購入申込をしても大丈夫ですか?」というものがあります。

    モデルルームが魅力的で、かつ競争が激しいと迷いますよね。
    結論から言うと、購入は可能ですが “確認すべきポイント” を
    押さえることでリスクを最小化できます。

    ① 図面と完成物が違うことはある?
    結論:あります。ただし許容範囲を理解すれば過度な不安は不要です。

    ■ 変更が起こりやすいポイント
    建築は現場での調整がどうしても入るため、以下のような変更はよくあります。
    ・コンセント位置の微調整
    ・窓の大きさ、位置の数センチ程度のズレ
    ・階段位置の数十センチレベルの調整
    ・外構(駐車スペースの形状)
    ・設備の型番変更(メーカーのモデルチェンジ等)

    多くは「構造に支障のない範囲」で行われ、
    建築基準法や設計上の許容差の範囲内として扱われます。

    ② 実際に起こると困る “大きな変更” は?
    以下のようなケースは、お客様からすると大きな痛手です。
    ・収納がなくなる
    ・2階の間取りが大幅に変わる
    ・駐車場が狭くなる
    ・想定していた採光が取れない配置になる

    ③ 未完成で申込をするメリット
    競争が激しいエリアでは、未完成の段階で決める方が非常に多いです。

    ■ メリット
    ・完成前のため、人気物件は早期に確保できる
    ・完成後より、価格交渉がしやすい場合がある
    ・外構やカラー変更など着工状況によっては選べる可能性がある
    実物を見られない代わりに、
    早く動く方にしか取れないメリットがあります。

    ④ リスクはどれくらい?
    リスクは、適切なチェックをすれば十分コントロール可能です。

    ■ 主なリスク
    1. 完成物とイメージのズレ
    2. 図面と違う箇所が生じる
    3. 音・日当たり・圧迫感など現地でしかわからない要素
    ただし、これらはプロの目で事前に潰せる部分が多いです。

    ⑤ 申込前に必ず確認したいチェックリスト
    ここだけは是非、押さえて頂きたいです。
    ・ 設計図書(実施図面)を見せてもらう
    → 案内図レベルではなく、工務店が使う詳細の図面。
    ・建築確認申請図との一致をチェック
    → 階段位置・窓の大きさ・構造はここで確定します。
    ・周辺環境、接道を現地で確認
    → 特に日当たり・車の出し入れは重要。
    ・仕様書(設備の型番・色)を必ず書面でもらう
    → 後で “型番違い” が一番多いトラブル。
    ・引渡し前に「相違チェック」同行を依頼する
    → プロの同行確認で、お客様の不安はほぼ解消できます。

    最後に
    モデルルームが気に入っているなら、
    検討スピードは絶対に落とさない方が良いタイプの物件です。
    ただし、「勢いだけで申込む」ことはおすすめしません。

    以上、参考になれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/11/16

    ご相談を拝見しました。

    建築確認の申請図面と仕様書を確認すれば、完成後に図面と異なることは原則としてありません。もし、工事が進められていく過程で図面と異なっている箇所が確認された場合には、その変更内容が適法かつ適切なものであるか確認する必要があります。さらに、それを指摘して是正工事を求めることも可能です。いわゆる売立方式の購入であると思いますが、基本的に問題はありません。

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