不動産のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/11/06

    末吉 泰宏

    山内興産株式会社

    • 50代
    • 福岡県
    • 男性
    • 不動産会社

    マンションを購入されてから13年ということですと、そろそろ修繕積立金の将来について不安を感じる頃かと思います。

    一般的には、マンション管理組合が「段階増額方式」または「均等積立方式」のいずれかで修繕積立金を計画します。例えば、段階増額方式の場合、築10年ごとに数千円から1万円程度の値上げが行われることがあります。ただし、築年数が増すごとに値上げ幅が大きくなる傾向がありますので、質問者さまには将来的に負担が増えることを見越した資金計画が大切です。
    特に、昨今の資材価格の上昇と、建設業界の人手不足による人件費の上昇で修繕にかかるコストが年々上がっています。築10年ほど経過すると計画通りの金額では不足するケースが見られます。このため、管理組合では長期修繕計画の見直しと共に、積立金の増額が議論されます。
    質問者の方も、理事会や総会で修繕積立金や長期修繕計画について、費用がどのように決まっているのかを確認することが重要かと思います。
    管理組合が作成している長期修繕計画を確認し、定期的に見直すことで、将来の資金不足を防ぐことができます。専門家に見直しを依頼するケースも増えており、無理のない積立計画を立てることができます。
    国交省の調査によりますと、全国のマンションの36%は修繕積立金不足の状態と報告されています。管理組合の一員として、マンションの財政状況を把握されることをお勧めいたします。
    参考にしていただければ幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/11/05

    佐々木 浩一

    (有)山地不動産企画

    • 20代
    • 北海道
    • 男性
    • 不動産会社

    マンションの管理費や修繕積立金等の値上げは管理会社、管理組合などによってもちろん変わりますが5~10年ほどで変わるケースがあります。
    また、修繕積立金の値上げについては建物の老朽化に伴い、当初設定されていた積立金では補えなく、値上げや管理組合の総会決議が必要になりますがマンションの戸数で割った金額を「一時金」として一括して徴収することもあります。
    マンションの修繕費等は月々のかかるものとして目に付きがちですが、戸建もいずれメンテナンス・リフォームはしないといけないのでどちらも金額は違えど掛かるものとしてはあります。
    マンションの修繕積立金には、メリットもあり、大規模修繕工事などの費用を計画的に確保できることや自然災害などの予期せぬ修繕にも対応できるといったこともございます。

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