不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/08/14

    はじめまして。
    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。同じ年代なので良く内容理解できます。

    38歳という年齢で40年ローンを組むことにご不安を感じるのは、当然のことです。
    毎月の支払いが抑えられる魅力の裏には、ご心配されているように、様々なリスクも潜んでいます。お客様が安心して前に進めるよう、専門家として分かりやすくお答えさせていただきます。

    ■38歳で40年ローンは無謀か?
     結論から申し上げると【無謀】ではありませんが、いくつかのポイントを考える必要があります。

    ■【40年ローンのメリット】
    ・月々の返済額を抑えられる
     毎月の家計に余裕が生まれます。お子さまの教育費など、将来の出費に備えることができます。
    ・希望する物件の選択肢が広がる
     予算を少し上げられることで、より良い条件の物件に出会える可能性が高まります。

    ■【知っておくべきリスクと対策】
    ・完済年齢が80歳近くになる
     定年退職後の返済負担が大きくなります。
     退職金での一括返済や繰り上げ返済を計画的に行うことで、完済年齢を早めることができます。
    ・総返済額が増える
     返済期間が長い分、利息の負担が大きくなります。
    ・団信の保障期間
     多くの団信(団体信用生命保険)は、完済時まで保障されます。
     万が一のことがあっても、残されたご家族にローン負担を残さずに済みますが、
     健康状態によっては加入できない可能性も考慮する必要があります。

    お子さまのため、ご自身の将来のために、今お考えになっていることは素晴らしいことです。
    焦らずご家族にとって最良の選択ができるよう、まずはリスクをしっかりと比較してください。
    お住まいを見に行くとプッシュされる場面も多くあると思います。
    一歩踏みとどまって多角的な視点からご検討くださいませ。
    少しでも参考になりますと幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/08/11

    ご相談を拝見しました。

    物件価格の高騰化に伴い、住宅の購入時年齢は高くなる傾向にありますから38歳での購入が遅すぎるということはありません。また、多くの金融機関が81歳を完済時年齢としていることから、その年齢までなら返済を続けられると見込んでのことなのでしょう。

    しかし、返済期間が長くなるほど支払総額も上がります。また、変動金利の場合には5年ごとに支払額(金利と元金の割合は半年に一度見直し)が見直されるというリスクもあります。生活に支障が出ない程度で返済期間は短い方が有利なのは間違いありません。

    最長期間で借入し月々の返済額を抑え、余裕ができたら繰り上げ返済を行い期間を短縮するのも一つの方法ですが、多くの場合、突破的な出費が生じるなど計画どおりにいかないことが多いようです。

    諸条件によって違いがありますので一概には言えませんが、個人的には、教育資金や老後資金といった将来のライフプラン全体を踏まえた上で、無理のない範囲で可能な限り、返済期間を短くすることをお勧めしています。

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