不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/14

    住宅ローンの「変動か固定か」は、よく“どちらが得か”という話になりがちですが、実際には
    「その家庭の生活設計に合っているか」で考えるのが本質だと思います。

    今回の条件ですと、

    世帯年収800万円
    物件価格5,500万円
    頭金200万円
    借入約5,300万円

    ということなので、借入比率としては比較的大きめです。

    もちろん審査上は通る可能性が十分あるラインですが、“通る”と“安心して払い続けられる”は別の話です。

    特に今後、

    教育費

    老後資金
    修繕積立金の上昇
    固定資産税
    金利変動

    など、住宅ローン以外のお金も増えていきます。

    その中で個人的に大事だと思うのは、
    「将来の支払いが読める状態を、自分たちが安心できるか」です。

    例えば、

    貯蓄が計画的にできる
    相場変動を気にしない
    金利上昇時も余力がある

    こういうご家庭なら、変動金利を合理的に使う考え方もあります。

    一方で、

    毎月ギリギリになりやすい
    貯金が苦手
    金利ニュースを見ると不安になる
    家計管理をシビアに考えたくない

    のであれば、多少金利が高くても固定金利の方が精神的には安定しやすいです。

    特に今回のように借入額が5,000万円を超えると、金利が少し動くだけでも総返済額への影響は小さくありません。

    なので、「今の変動が安いから」だけで決めるより、
    “将来金利が上がった時、自分達の生活はどうなるか”
    まで見ておくことが、本当の意味でのライフプランだと思います。

    あと、頭金200万円についても少し重要です。

    これが、手元にもっと預金があり、そのうち200万円だけ入れるのか
    頭金に使うと預金がかなり減るのかで意味が全然変わります。

    住宅購入は、「買えたらゴール」ではなく、
    “買った後に、家族が無理なく生活できるか”が一番大事です。

    固定か変動かだけを切り取ると答えが出なくなりますが、

    毎月いくらなら安心か
    教育費ピーク時どうするか
    どのくらい貯蓄を残すか
    奥様の働き方はどうするか
    万一収入が減った時どうするか

    ここまで整理すると、自然と答えが見えてくることも多いです。

    個人的には、今回の条件なら
    「変動で攻める」より、まず“生活が崩れない設計”を優先して考える方が安心感は強い印象です。

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