不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/28

    まず結論から言うと、奥様の旧姓口座から頭金を出すこと自体は珍しい話ではありませんし、
    「旧姓口座だから使えない」という話でもありません。

    ただ、今回かなり大事なのは、“誰がいくら負担したか”をしっかり整理しておくことです。

    不動産は、最終的に「実際に負担した割合」をベースに持分登記を考えるのが原則です。

    なので、例えば今回であれば、

    ・頭金600万円のうち400万円は奥様
    ・残り200万円はご主人
    ・さらに住宅ローンをどう負担するか

    ここを踏まえて、持分割合を決めていく流れになります。

    逆に、実際の負担割合と全く違う持分にしてしまうと、
    場合によっては贈与と見なされるリスクがあります。

    例えば、

    奥様が多くお金を出しているのに、
    持分を全部ご主人にしてしまう等ですね。

    なので、「夫婦だから適当で大丈夫」ではなく、ここは最初にしっかり整理した方が良い部分です。

    ただ、必要以上に怖がる話でもありません。

    銀行も司法書士も、夫婦共有案件は日常的に扱っています。

    むしろ、

    ・どこから資金が出るのか
    ・通帳履歴
    ・貯蓄経緯

    を説明できれば、通常は対応可能なケースがほとんどです。

    今回のような旧姓口座も、

    ・奥様本人の口座であること
    ・結婚前から保有していたこと
    ・通帳履歴で資金の流れが分かること

    この辺が確認できれば、基本的には問題なく進むことが多いと思います。

    あと、個人的にかなり大事だと思うのは、“持分を曖昧にしないこと”です。

    夫婦だから大丈夫と思って、適当に決めてしまうと、将来的に

    ・売却
    ・借り換え
    ・相続
    ・離婚
    ・贈与税

    などで、後から整理が大変になるケースがあります。

    その点、不動産は持分に応じて登記されるので、
    最初に整理しておけば、権利関係自体はかなり明確です。

    一般的には、「総額の実負担割合」で案分して持分を決める考え方が自然です。

    例えば、

    ・頭金負担割合
    ・今後のローン返済割合

    まで含めて、税理士や司法書士、住宅ローン担当と整理しながら進めれば安心です。

    特に今回は、

    ・主債務者
    ・連帯債務
    ・共有名義

    が絡むので、契約直前で慌てるより、
    今の段階で持分設計を整理しておくのが一番良いと思います。

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