不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/07/30

    ご相談内容を拝見していて、実はご自身でも答えはある程度見えているように感じました。

    「将来収入が下がったら…」
    その不安が消えないのであれば、
    一度立ち止まってライフプランから考え直すことも大切だと思います。

    最近はペアローンを利用する方が増えているのは事実です。
    ただ、「みんなが使っているから大丈夫」という話ではありません。

    私が住宅購入のご相談を受ける時に一番大切にしているのは、
    「借りられる金額」ではなく「無理なく返し続けられる金額」です。

    例えば、お子様が生まれて奥様が仕事をセーブした場合でも、
    ご主人お一人の収入で生活と住宅ローンを維持できるのか。
    そのシミュレーションは必ずしておくべきです。

    一方で、どうしてもそのエリアに住みたい理由があり、ペアローンを組むのであれば、
    一つの考え方として奥様のローン部分を計画的に繰り上げ返済し、
    数年で完済を目指す方法もあります。

    例えば5年、10年など目標を決めて奥様分の返済を終わらせられれば、
    その後はご主人のローンだけになり、将来の家計リスクを大きく減らせます。

    大切なのは、制度をどう使うかではなく、ご家族のライフプランに合っているかです。

    「今買わないともっと高くなるかもしれない」という気持ちだけで購入を急ぐより、
    「子育てが始まっても安心して暮らせるか」という視点で判断した方が、
    結果的に後悔は少ないと思います。

    家は資産でもありますが、それ以上に家族が安心して暮らすための場所です。
    購入後の生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。

    ご夫婦で数年後の収入や教育費まで含めて資金計画を立て、
    それでも無理がないと判断できるならペアローンも一つの選択肢です。
    逆に、その計算をして少しでも不安が残るのであれば、購入価格を見直す勇気も大切だと思います。

    不動産は「買えるか」ではなく、「幸せに暮らし続けられるか」で考えることをおすすめします。
    特にこうした資金計画は、ご家庭ごとに最適な答えが全く違います。
    数字を一緒に整理してみると、思っていた以上に安心できるケースもあれば、
    逆に価格を見直した方が良いと判断できるケースもあります。
    経験上、その判断を購入前にできるかどうかが、数年後の満足度を大きく左右します。

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