不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/03/07

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    ご存じかと思いますが、がん患者の生存率はその治療効果を判定する重要な指標とされ、なかでも「5年生存率」は部位別生存率を比較する場合の指標として頻繁に用いられています。相談者様はステージ1のがんと診断されて治療を行い、すでに3年を経過しているとのことですから、完治と表現しても差し支えのない状態なのでしょう。

    しかし、5年生存率の観点からは完治ではなく根治と見なされるため、団体信用生命保険の審査も、その視点から実施されます。ただし、ステージ1で発見された点などを考慮すれば、死亡と重度傷害を保証する一般団信なら加入できる可能性は高いと思われます。

    ですが、保証の手厚い三大や八大への加入は極めて困難で、かつ一般団信ではなく引受基準が緩やかなワイド団信への申込みを推奨される場合もあるでしょう。その場合、金利が0.3%程度上乗せになる可能性が高い点に留意が必要です。

    なお、団体信用生命保険については金融機関が審査するわけではありません。あくまでも保険会社による判断です。したがって、既往症のある申込人にたいして寛容な銀行というのはありません。

    以上、お悩み解決の一助となれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/03/06

    奥田 哲央

    不動産工房/株式会社グランクルー

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社

    がん経験者の方でも、団体信用生命保険(団信)に加入できる可能性はあります。近年では、健康状態に不安がある方を対象とした「ワイド団信」や、特定の病歴に対応した引受基準緩和型の商品を取り扱う金融機関も増えています。

    金融機関ごとに審査基準は異なり、完治からの経過年数や現在の健康状態が判断材料となります。一般的には、がんのステージや完治からの年数が審査に影響しますが、すでに完治されている場合は前向きに検討してくれる金融機関もあります。

    慎重に進めることは大切ですが、選択肢は広がっているので、まずは複数の金融機関に相談し、ご自身の状況に合ったプランを見つけることをおすすめします。

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