不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/11/30

    ご相談を拝見しました。

    担当者の知識が不足している、あるいは説明不足によるものでしょうか、幾つか誤解があるようなので、まずはそれを訂正させていただきます。

    ①申告時期:住宅ローン控除は還付申告ですので、2025年12末日までに登記・入居が終了していれば、2026年1月1日~2026年12月31日の1年間いつでも申請可能です。確定申告時期に行う必要性はありません。

    ②適合性判定:省エネ基準の適合性判定は建築確認申請と同時に提出される「省エネ性能確保計画書」に基づきすでに合否判定されています。省エネ基準適合証明書は、建物竣工後の現地調査を経たうえで申請し、審査後発行されますから多少遅れる場合があります。

    以上のことから、省エネ基準を満たしている建物であれば2026年中に省エネ基準適合証明書が発行されます。そのため、書類が手元に届いてから還付申告を行えば良いのです。また、手元にない場合でも、申告時に「省エネ基準適合住宅」にチェックして申請し、後日当該証明書が公布された後、速やかに所轄税務署に提出するといった方法もあります。

    つまり、省エネ基準性能を有しているなら、多少証明書の発行が遅れても問題はないのです。営業担当者にこのような知識がなくても、企業の上層部は理解しているでしょう。したがって、証明書が年内に発行されないことを理由に価格交渉しても、容認される可能性は低いと思われます。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする