不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/12/11

    ご相談拝見致しました。

    ご不安なお気持ち、とてもよく分かります。事前審査が通ったあとにSNSで「本審査で落ちた」という投稿を見ると、必要以上に心配になりますよね。

    まず結論からお伝えします。

    事前審査が通っていて、条件に変化がなければ、本審査で落ちる可能性はかなり低いです。

    ただし、余力があれば保険として第二候補、第三候補のローン審査も同時並行することをおすすめします。

    今回お申込みの三菱UFJ銀行についても、「本審査が特別に厳しい」というより、見るべきところをしっかり見ている銀行という表現が実態に近いです。


    【事前審査と本審査の違い】

    事前審査は、
    ・年収
    ・勤続年数
    ・職業
    ・他の借入
    ・過去の信用情報
    といった、「この人は返せそうかどうか」をざっくり判断する段階です。

    一方で本審査では、
    ・源泉徴収票や確定申告書の原本
    ・住民税の課税証明
    ・勤務先の在籍確認
    ・購入物件の担保評価
    ・団体信用生命保険(健康状態)
    など、書類ベースで最終確認をする段階になります。

    ここで「事前と話が違う」という点が出なければ、否決になることはかなり稀です。


    【事前通過後に本審査で落ちる典型例】

    実務上、ほぼこのどれかです。

    ・事前審査後に転職、退職した
    ・収入形態が大きく変わった
    ・新しく車のローンやカードローンを組んだ
    ・クレジットカードや携帯料金の延滞が発生した
    ・事前審査で申告していなかった借入が本審査で発覚した

    つまり、「途中で状況が変わったケース」だけが危険です。

    これだけは必ず守ってください。

    ・転職しない
    ・退職しない
    ・新たなローンを組まない
    ・クレジットカードの支払いを1日も遅らせない
    ・携帯料金や公共料金の引き落とし口座は常に残高を確保する

    これさえ守れば、本審査は「手続き」に近い段階になります。

    本回答は、私自身の不動産実務経験に基づく一般的な見解であり、金融機関の正式な審査基準を保証するものではありません。

    最終的な判断は各金融機関の審査結果がすべてになりますので、詳細条件については必ず担当金融機関へ直接ご確認ください。

    ご参考となれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/12/11

    ご相談を拝見しました。

    私たち業者も、事前審査を通過し、本承認が得られるまで安心はできません。さらに言えば、本承認を得た後も資金が実行されるまでは安心できないのです。

    そもそも、事前審査は融資の可能性があるか簡易的に確認に過ぎず、所得や信用情報などを基に実施される審査です。しかし本審査では、信用情報等に加え、物件の担保評価や勤務属性、家族構成などを含め総合的に審査されます。本審査で重視する項目や基準は各金融機関で異なり、その内容は公表されていません。

    私たち不動産業者は、経験則を通じて各金融機関の審査基準をおおよそ把握してはいますが、それは主観的な見解に過ぎません。「可能性が高いだろう」という程度のものです。

    さらに、審査の進捗状況等については一切教えてもらえないため、担当者が「大丈夫だと思いますよ」と発言するのも仕方がないのです。

    とはいえ、事前承認が得られた後、本承認で否決される可能性はそれほど高くありません。勤務属性に問題がある場合や担保評価が低いなどのほか、審査中や融資実行前までに別の借入をするなど特殊な事情がない限り、それほど心配される必要はないでしょう。

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