不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/18

    ハザードマップを気にされるのは、とても自然なことだと思います。
    特に最近は大雨や線状降水帯のニュースも多く、「便利だけど本当に大丈夫なのか」と不安になる方はかなり増えています。

    その上で、まず前提として大事なのは、ハザードマップ=危険確定ではなく、“そのエリアで想定されるリスクを事前に把握する資料”ということです。

    ですので、「浸水想定区域に入っている=絶対ダメ」という単純な話ではありません。

    実際、駅近エリアや人気エリアは、一定のハザードリスクを抱えながらも需要が強い場所はたくさんあります。

    価格が大きく落ちにくいというのも、裏を返せば、「それでも住みたいと思う人が多い」という市場評価でもあります。

    ただ、一方で、「マンションだから安心」も少し違います。

    おっしゃる通り、
    ・電気設備
    ・エレベーター
    ・機械式駐車場
    ・共用部
    などが被害を受けると、上層階でも生活への影響は普通にあります。

    特に近年は、河川氾濫だけではなく、下水処理能力を超えた内水氾濫(都市型浸水)も増えています。

    なので、「川が近くないから安心」とも言い切れません。

    逆に言うと、世の中100%安全な場所も、100%危険な場所もなかなかありません。

    地震もそうですが、結局は“確率と許容度”の話になります。

    例えば今回のケースなら、
    ・浸水深は何m想定なのか
    ・過去に実際の被害履歴はあるのか
    ・受変電設備の位置はどこか
    ・止水板等の対策はあるか
    ・管理組合の防災意識はどうか
    ここまで見ると、かなり判断しやすくなります。

    そして個人的には、文面を見る限り、もうある程度ご自身の中で答えは出始めている気もします。

    たぶん、「ハザードがゼロじゃないのは分かっている」その上で、“それでもこの立地や利便性に魅力を感じている”のではないでしょうか。

    実際、不動産って、完璧な条件だけで選べることは少ないです。
    ・駅距離
    ・価格
    ・広さ
    ・学区
    ・資産価値
    ・災害リスク
    ・住環境
    全部100点はなかなかありません。

    だからこそ大事なのは、「何を優先するか」です。

    もし、
    ・通勤負担が減る
    ・生活が楽になる
    ・資産価値も一定期待できる
    ・長く住みたいと思える
    という気持ちが強いのであれば、ハザードリスクを理解した上で選ぶ、という考え方自体は全くおかしくありません。

    逆に、気にしながら無理に購入すると、台風や大雨のたびに不安になります。

    これは理屈ではなく、精神的な部分もかなり大きいです。

    なので最終的には、「リスクがゼロか」ではなく、“自分たちが納得して受け入れられる範囲か”で判断するのが大事だと思います。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする