不動産のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2020/09/23

    脇保雄麻

    株式会社ユー不動産コンサルタント

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社

    こんにちは。
    不動産問題解決コンサルティング仲介の株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。
    共有名義の不動産で元夫の元妻側単独名義で住宅ローンがあるという状態ですね。また、離婚後は元妻が不動産を単独で持つという事として簡単に説明します。
    抵当権が付いた不動産を名義変更するには、銀行と交渉して抵当権を外して名義を変更する必要があります。しかしながら、銀行からのローン残債がある状態では抵当権を外すことは出来ません。
    離婚後の不動産で考えられる対処方法としては、下記3が基本的に考えられます。
    1元夫が残債を完済して名義変更する
    2銀行と交渉して元妻が夫の残債分の住宅ローン名義を変更する(元妻の住宅ローン審査承認得られる状況であること)。元夫の残債分の債務は、元妻側から個人間での債務として返済を求める
    3売却する

    1に関しては、求める一括返済出来る資金的な余裕があればそれにこした事はありませんが、現状ではなかなか難しいと思います。
    2条件等もありますが、元妻側の単独名義の不動産になるメリットはあります。ただ、元夫からの債務返済をしてもらわなければなりません。
    3売却出来るのであれば売却して処分した方が何もリスクが残らないのでいいのではと思います。

    現状維持での場合でのリスクとしては、持分が元妻に二分の一あると言っても、元夫の債務で抵当権が設定されていますので持分のみが競売に、なるリスクもあります。また、ローン完済後や数年後に仮に売却となったとしたら、共有者である元夫と元妻が売却に際して意思確認と連絡が取れなければ話が進まなくなってしまいます。
    子供がいると特に今いる環境から引っ越すという事にハードルが高く感じる方も多いです。ただ、総合的に判断が必要ですが、売却した方がリスクが少なると思います。
    売却を検討されているのであれば一度ご相談下さい。

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