不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 相続
- 50代
- 男性
-
- エリア
- 千葉県柏市
-
- 投稿日
- 2025/02/27
-
- 更新日
- 2025/02/28
- [2回答]
913 view
相続した土地、近隣トラブルで売却が難航しています
親から相続した土地を売却しようと思っていたのですが、隣地との越境トラブルがあることがわかりました。
隣の家の庭がこちらの土地に一部越境しており、親はトラブルを避けるためずっと言わずに使わせていたそうです。
ただ正式な合意はありません。先日隣の家の人に伝えたところ、「昔から使っている。今更言われても」と交渉が進みませんでした。
ただ不動産会社からはこの越境問題が解決しない限り、買い手が付きにくいと言われ困っています。
はみ出した土地は、木や花が植えられているのですが...勝手に処分するのはまずいでしょうか。
-
ご相談を拝見しました。
まず占有状態が何年続けられてきたのか気になるところです。ご存じかも知れませんが、所有の意志を持って、平穏にかつ公然と、対象物を20年間継続して占有していた場合には、例え占有が悪意によるものであっても民法第186条の規定に基づき取得時効の援用を主張される可能性があります。
何とも理不尽な規定ではありますが、トラブルを避けるために自身の土地が越境されていることを知りながら長期間異議を唱えなかった場合、築かれた事実状態が優先されてもやむ無しというのが法の趣旨です。この点については注意が必要でしょう。
とはいえ、他人の財産を奪うことを容認する制度ですから、簡単に認められるわけではありません。過去からの経緯を可能な限り調査して、毅然とした態度で解決に望むげきでしょう。
ちなみに、刑法第235条の2では「不動産侵奪の罪」が規定されています、他人の不動産を所有者の意志に反して占有し、かつ不法領得の意思がある場合は要件を満たします。罪状は10年以下の懲役と厳しく、私が所有者に同席して越境問題の交渉に立ち会う際、よく占有者に対して説明する規定です。
不動産業者が「越境問題が解決しなければ売りにくい」というのは当然です。越境状態であることは購入者に対する告知事項になるからです。弁護士に交渉を委託するほか、越境問題処理に長けた不動産業者に相談するなりして早期に解決を目指す必要があるでしょう。
ちなみに、2023年4月1日に施行された改正民法により、第233条「竹木の枝の切除及び根の切り取り」も見直されています。竹木の所有者に切除するよう催促したにも拘わらず相当の期間(おおむね2週間以上が目安)経過しても応じてくれない場合には、裁判を経ず切除・伐採できるとの規定です。とはいえ、この権利を行使すればさらなる相隣トラブルに発展し、越境問題がこじれる可能性があります。解決するまでは現状維持が無難だと思います。
以上、多少なりお悩み解決の一助となれば幸いです。
以下の記事もよく読まれています
-
30代 男性
- 相続
-
- エリア
- 東京都世田谷区
-
- 投稿日
- 2019/07/07
- [3回答]
2305 view
相続した土地の売却
時間がかかってもいいのでなるべく高く売るには、どうしたらいいのか?
2305 view
-
40代 男性
- 相続
-
- エリア
- 大阪府八尾市
-
- 投稿日
- 2024/04/02
- [1回答]
1950 view
相続マンションのリフォーム費用と税金の扱いについて
祖父から相続したマンションをリフォームしたいと考えています。 リフォームにはかなりの費用がかかる見込みですが、このリフォーム費用は相続税の計算において影響があるのでしょうか? また、リフォーム後のマンション価値の再評価価格が税金の計算に何か影響はあるのでしょうか。効率的なリフォーム計画を立てるためのポイントがあれば教えてください。
1950 view
-
50代 男性
- 相続
-
- エリア
- 北海道釧路市
-
- 投稿日
- 2019/08/24
- [1回答]
2222 view
相続放棄
妻の父親が土地を持っています。 資産価値はまったくないような原野の土地で、妻が一人娘なのでゆくゆくはその土地を相続することになると思います。 この土地について、相続を放棄することはできるのでしょうか?
2222 view
-
60代 男性
- 相続
-
- エリア
- 富山県南砺市
-
- 投稿日
- 2024/12/03
- [2回答]
799 view
相続予定の有休土地
89才の父が生家近くの富山に300平米程度の土地を所有しており、父の法定相続人は父からみて妻(私の母)と私の二人で、この三人とも東京住まいで富山に戻る可能性はありません。利用価値がない土地で販売も難しいのですが、相続前または相続後にどうしたら良いのか、アドバイスを受けたいと思います。
799 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 石川県金沢市
-
- 投稿日
- 2024/05/22
- [1回答]
1115 view
共有名義人の兄が亡くなりました
数年前、母からマンションを相続しました。共有名義で、兄と私が名義人となっています。 基本的には兄が管理していましたが、先月兄が亡くなってしまいました。兄には家族がおり、妻、子供が1人(中学生)がいます。 この場合、このマンションの相続はどうなるのでしょうか。私が相続するものだと思っていましたが、兄の妻や子供も法定相続人に該当するのでしょうか。 遺言もなく、私は兄家族とはあまり親しくない為どのように動けば良いか困っています。アドバイスお願いします。
1115 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 群馬県高崎市
-
- 投稿日
- 2025/10/10
- [2回答]
609 view
親が施設に入った後のマンション、相続前に売ってもいい?
母が介護施設に入居し、実家のマンション(築28年・70㎡)が空き家になりました。 母名義のままですが、管理費や固定資産税がかかり続けており、このままでは家計の負担です。 母は「もう家には戻らない」と言っているので、相続が発生する前に子どもである私が売却しても問題はないのでしょうか? 母は体は悪いですが頭は元気なので、意思決定はできます。
609 view
-
40代 男性
- 相続
-
- エリア
- 愛知県名古屋市名東区
-
- 投稿日
- 2025/11/26
- [1回答]
526 view
実家は再建築不可。買取業者はどれくらいで買ってくれますか。
相続した実家は「再建築不可」と言われ、前面道路が建築基準法に適合しておらず、建て替えも難しいとのこと。 維持費だけがかかり続け、固定資産税も重く、このまま所有し続けるメリットがありません。 ただ、買取業者なら買ってくれる可能性もあると聞き、どこまで価格が下がるのか教えてください。
526 view
-
50代 女性
- 相続
-
- エリア
- 熊本県熊本市北区
-
- 投稿日
- 2025/09/24
- [1回答]
583 view
相続登記の期限を過ぎてしまったかもしれない
父が3年前に亡くなり、実家の土地名義が父のままになっています。 相続登記義務化が始まったと聞いて調べましたが、すでに期限を過ぎているかもしれません。 罰則や過料があると書いてあり、費用や手間も含めてどうしたら良いかわかりません。 相続人は私と弟2人ですが、弟たちは協力的でないので進められません。 このままにしておくとどうなりますか。
583 view
-
50代 女性
- 相続
-
- エリア
- 宮城県仙台市宮城野区
-
- 投稿日
- 2025/08/01
- [1回答]
547 view
親名義のまま30年。今さら相続登記しても...
実家が亡き父の名義のまま30年以上放置されています。 売却したいのですが、相続人も多く話が進みません。このまま放置するのは良くないと思い動きたいのですが、一度も会ったことない人まで相続人対象です。 この場合どう進めるのが良いのでしょうか。アドバイス頂きたいです。
547 view
-
40代 男性
- 相続
-
- エリア
- 新潟県新潟市西区
-
- 投稿日
- 2026/02/23
- [2回答]
127 view
空き家を放置すると罰金があるのは本当ですか。
親から古い一戸建てを相続しましたが、今のところ住む予定はありません。 固定資産税だけ払っています。 特定空き家になると税金が高くなると聞き、行政からも指導が入る場合もあるとか。 どの程度管理していれば問題にならないのでしょうか? 草刈り程度で足りるのか、売却を急いだ方がいいでしょうか。
127 view

相談先を選択してください

相続した土地の越境問題は、確かに複雑でストレスのかかる状況ですね。以下のステップを考慮して、問題解決に向けて進めることができるかもしれません。
1. 法律相談
越境問題は法律的な立場が重要ですので、専門の弁護士やトラブルに詳しい不動産会社に相談し、あなたの権利や隣地の利用状況についてアドバイスを受けることをお勧めします。
2. 現状の把握
どのくらいの面積が越境しているのか、越境している土地の利用状況(植えられている木や花など)を明確にすることが重要です。これには測量が必要な場合もあります。
3. 交渉の再試行
隣人との交渉を再開する際には、事実に基づいた冷静なアプローチがカギです。敬意を持って話し合い、越境の解決策を共に探る姿勢を示すと良いでしょう。また第三者(測量士や不動産会社)を交えた話し合いも考慮してみてください。
4. 正式な合意を検討
もし相手との話し合いが進んで合意に至った場合、正式な書面にしておくことが大切です。将来的なトラブルを避けるためにも、合意内容を文書化することが必要です。
5. 勝手に処分をしない
越境している土地の木や花を勝手に処分するのはリスクがあります。隣地との関係がさらに悪化する可能性があるため、必ず合意が得られるまでそのままにしておくことをお勧めします。
我々も過去何件も越境問題を解決し、土地を売却したことがあります。
あきらめず、粘り強く取り組んでください。必ず道は開けます。