不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/04/13

    森 健美

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社

    ご相談拝見させていただきました。

    エージェントに興味を持っていただきありがとうございます!

    報酬に関しては宅建業法に定められた金額までの受領になります。
    一般的な不動産会社と変わりません。

    エージェントに関してですが、私の所属しているTERASSという会社では「業務委託」という形式を取っていますので、会社員ではなく自営業となります。

    不動産会社=会社員
    エージェント=個人事業主(不動産会社に登録しているイメージ)

    大きな違いは給与・収入となります。

    会社員の場合は毎月給与として支給されますが、エージェントの場合には給与は0となり、成約時にお客様からいただく仲介手数料から歩合として受領します。なので成約がなければ収入は0です。
    いわゆるフルコミッション(完全歩合制)です。

    メリット
    ・会社の意向や収益に関係なく、お客様のことだけを考えて提案することができる
    ・仲介手数料の値引きに関してもエージェントが決められる
    ・対応するお客様の人数も制限できるため、一組のお客様にあてる時間を確保しやすい
    ・転勤や転属による担当者変更がない

    などがあります。

    デメリット
    ・ネームバリューがあまりないため、大手神話的な考えがある方から敬遠される傾向
    ・不動産ブローカーと勘違いされたり、怪しいと思われがち
    ・上司という立場にあたる職位がなく、担当の変更が別の個人エージェントとなる確率が高い
    ※本社で対応するケースも有

    SNS上ではエージェントは個人責任だから万が一の時に逃げられてしまうなどと書かれていることもありますが、会社側が負担し、エージェントに対して求償する形式を取ることも可能なので、責任から逃げる、責任がないと言った情報は誤りです。

    会社側

    見つけ方
    ・不動産エージェント会社で検索し、相談窓口に登録する(TERASSの場合はTERASSoffer)
    ・SNS運用しているエージェントをフォローする
    ・エージェント経由で購入したお客様からの紹介

    などがありますが、実務上は紹介案件がかなり多いです。

    私の場合は元警察官として犯罪予防、発生傾向、危険なエリアなどの情報提示や、職人・施工管理として引渡し前の是正箇所の確認、その後のリフォーム・アフター対応まで行うなど、各エージェントによってカラーがありますが、個人的には不動産会社の社員であっても不動産エージェントであっても”担当者の力量”が重要であって、エージェントにこだわる必要はあまりないのではないかと考えます。

    ほとんどのエージェントが会社員として勤務していた時から、お客様との時間をもっと作りたいといった思いから、エージェントになったという方が多いので、手厚いと感じていただけるサービスを提供できているのだと思います。

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