不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/14

    結論から言うと、「完全な嘘」とも言い切れませんし、「そのまま100%本当に存在する具体的なお客様」とも限らない、というのが実際のところです。

    不動産業界ではかなり昔からある営業手法の一つですね。

    例えば、「○○マンション限定で探しています」「親が近くに住んでいる為この学区限定」「相場より高くても購入希望」「既にローン審査承認済み」
    こういう内容は、実際に過去相談があった条件や、現在の顧客情報をベースに作られていることもあります。

    なので、“完全な作り話”とは限りません。

    ただ一方で、かなり営業用に“強めに表現”されているケースも多いです。

    例えば、「このマンション限定で探している」と書いてあっても、実際には近隣マンションも並行検討していることは普通にあります。

    むしろ、本当にそのマンションしかダメで、ローン承認も出ていて、条件も完全一致なら、チラシを大量配布する前に、まず既存売主へ直接声をかけて成約しているケースも多いです。

    あと、「別物件で審査承認済み」という部分も、逆に言えば、“そのマンションじゃなくても実は買える状態”ということでもあります。

    なので、所有者側が期待するような、「あなたの部屋をどうしても買いたい特別なお客様」が本当にいるかというと、そこはかなり温度差があります。

    手書き風のチラシも、もちろん営業テクニックの一つです。

    人って、印刷物より“誰かの想い”っぽく見える方が反応しやすいので。

    ただ、だから悪質かというと、そこもまた微妙で、実際には「売却相談を増やしたい」という営業目的が大きいのは事実だと思います。

    個人的には、本当に強い購入希望者がいる時って、チラシの内容ももっと具体的です。

    例えば、

    ○号室タイプ限定
    〇階以上限定
    学区理由
    現在賃貸更新期限あり
    ○月まで契約希望

    など、「本当に探している感」がかなり出ます。

    逆に、誰にでも当てはまりそうな内容なら、“売却相談を取るための入口”として見るくらいがちょうど良いと思います。

    ただ実際のところは、こういったチラシの目的は、「このマンションで売却を考えている人はいませんか?」という売却査定や媒介依頼を集めるための導線であるケースがかなり多いです。

    なので、“今すぐこの購入希望者がいて、すぐ高値で買います”というより、「売却相談をもらうための営業アプローチ」として見るのが現実的だと思います。

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