不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/09/18

    暗号資産の売却益300万円を頭金に使うこと自体が、
    住宅ローンを利用できない理由になるわけではありません。

    今回大事なのは、
    「その300万円がどこから来たお金なのかを説明できるようにしておくこと」です。

    住宅ローンの審査では、自己資金600万円について、
    金融機関から預金通帳などで保有状況を確認されることがあります。
    特に、最近になって暗号資産を売却して300万円が入金されたのであれば、
    その入金だけを見れば「このお金は何のお金ですか」と確認されても不思議ではありません。

    その場合は、暗号資産を売却したことが分かる取引履歴や売却明細、
    取引所から銀行口座へ振り込まれた記録など、
    資金の流れが分かるものを用意しておけばいいと思います。

    数年前から自分で保有していた暗号資産を売却して、
    その代金を頭金にするという話であれば、変に隠す必要はありません。

    むしろ
    「自己資金600万円のうち300万円は、以前から保有していた暗号資産を売却した資金です」
    と最初から金融機関に正直に説明して、
    何を確認資料として出せばいいか聞いてしまうのが一番簡単です。

    不動産会社から見ても、資金の出所を確認すること自体はおかしなことではありません。
    不動産取引では宅建業者にも犯罪収益移転防止法に基づく本人確認などが求められています。

    また、暗号資産の売却益については、住宅ローンの審査とは別に税金の問題があります。

    暗号資産を売却して利益が出ているのであれば、
    その利益について所得税・住民税の申告が必要になる場合があります。
    住宅購入の頭金に使うかどうかとは別の話なので、
    ここは「頭金にしたから税金がかからない」とは考えない方がいいです。

    今回なら、暗号資産の購入時から売却までの取引履歴と、
    売却代金が自分の銀行口座に入ったことが分かる資料を残しておく。
    そして、その300万円を含めて自己資金600万円が確認できる状態にしておけば、
    実務上はそれほど身構える話ではありません。

    ただ、金融機関によって必要書類は違います。

    私なら、
    住宅ローンの申込みをする前に「自己資金600万円のうち300万円が暗号資産の売却代金です」
    と伝えて、必要な確認資料を先に聞いておきます。

    そこで指定された資料を揃えておけば、
    審査の途中で「この300万円は何ですか」となって慌てることもありません。

    暗号資産だから特別に悪く見られる、と考えるより、
    「自己資金の出所をきちんと説明できるようにしておく」
    という普通の資金確認の問題として考えればいいと思います。

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