不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/04/16

    小川佳宏

    小川FP・行政書士事務所

    • 60代
    • 愛知県
    • 男性
    • 専門家

    ご相談内容を拝見しました。離婚協議の中で、ペアローンで購入したマンションに住みたいが、夫の売却して精算する案との調整がつかないのですね。

    いくつか方策があるかと思いますが、メリットデメリットを慎重に検討することが必要です。
    1. 売却して精算する
    これがもっとも手っ取り早い解決法かもしれません。お子様の環境面や学校のことを心配でしたら、まずは同じ地区で学校区が変わらない賃貸マンションに移住してみることもできます。
    今はマンション相場も上がっているので、一度、売却見積をとって検討することがよいと思います。どうしても今のマンションに拘るのであればこの方法はとれません。

    2. 夫のローンを引き継ぐ形で借り換える
     銀行の審査が必要なのでまずは銀行に相談することが必要です。離婚条件の中で養育費や慰謝料を話合い、養育費はお子様が成人か大学卒業までを条件に話あうことができます。離婚協議書は公正証書にして、万が一、夫が支払をしない場合でも強制力を持たせることができます。または離婚調停の中で養育費の条件を合意します。養育費も相談者様の収入になるので銀行と交渉ができるかもしれません。仮に引き継ぐことができた場合でも、相談者様の家計がきちんと回るかはFPに家計相談をするとよいでしょう。

    3. しばらく共有名義でそれぞれローン返済を継続する
     一時的な方法ですので、いずれ協議が必要になります。再度、交渉をする負担もあるのであまりお勧めできる方法ではありません。銀行も一方が住まなくなったペアローンの返済を求めるかもしれません。離婚協議の中でローン返済と居住について合意する必要があります。

    4. 夫から賃貸する契約をする
    夫の持ち分相当の家賃を夫に支払うこともできますが、家賃の交渉など面倒な手間が増えます。夫との関係が継続するのであまりいい解決策とは言えないかもしれません。

    以上参考になれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/04/12

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    残念ながら相談者様の年収では他行への借り換えも厳しいため、選択肢は売却となるでしょう。ただし、居住を続けたいとの希望であればリースバックを利用するという手はあります。

    ただし、売却後も賃貸として居住できるリースバックは、買取価格が低い、賃料が高い、定期借家である場合は更新ができないなどのデメリットが生じる可能性があります。そのため配偶者との財産分割協議が難航する可能性があります。

    ペアローンで不動産を共有している場合、感情面だけではなく法的・金銭的にも複雑になりますので、コペルニクス的な解決策は存在しないのが現状です。

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