不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/21

    ご相談拝見致しました。

    今回のような設備トラブルについては、次の4点を確認することが大切です。

    【確認すべきポイント】
    ・契約書や設備表に「給湯器」の記載があるか
    ・「現状有姿」「保証なし」「不具合の有無」などの記載があるか
    ・引き渡し前に動作確認や説明があったか
    ・契約書等に、主要な設備(今回給湯器)に関して、引き渡し後の修補請求期間等について記載があるか

    【一般的なルール】
    中古住宅では、中古売買という特性上、給湯器などの主要設備について「引き渡し翌日から1週間以内」であれば、故障等があった場合に売主へ修補請求(原則、原状回復に限る)できるとする契約が多いです。

    残念ながら、1カ月経っている場合は原則として買主負担になることが一般的です。

    【ただし、例外もあります】
    ・ 売主の契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)や、物件引き渡し後の不具合等の取り扱いについて、一切の明示がない場合
    ・売主や仲介会社が故障を知っていて伝えていなかった場合等


    これらに当てはまれば、交渉や請求の余地が出てくることもあります。

    【今後のアクション】
    ① 契約書と設備表を確認する
    ② 修理業者に状況を見てもらい、故障原因の所見をもらう
    ③ 書類と現状をもとに、不動産会社または売主に連絡して相談する。

    冷静に整理した上で、誠実な話し合いができることを願っています。

    ご参考となれば幸いです。

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