不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

相続
50代
女性
エリア

福岡県北九州市小倉北区
投稿日

2025/07/25
更新日

2025/12/08
［2回答］

418 view

相続した家の庭に謎の井戸

相続した実家の庭に古びた井戸があります。蓋も壊れており事故が不安。
お祓いや届け出が必要？売却時に支障にならないか心配です。

私が回答します
角田浩崇

イエステーション博多店・箱崎店　㈱コムハウス
- 30代
- 福岡県
- 男性
- 不動産会社
投稿日

2025/12/08
はじめまして、イエステーション博多店・箱崎店　㈱コムハウスの角田と申します。

状況を整理すると、
相続した実家の庭に古井戸がある
蓋が壊れており安全面が不安
お祓いの必要性や行政への届け出、売却時の影響が気になる
ということですね。法律・不動産実務・安全面の観点から整理します。

1. お祓いは必要？
法律上、お祓いなど宗教的な行為は義務ではありません
気になる場合や心情的に安心したい場合は、神社などでお祓いを依頼することも可能ですが、法的な効力や義務はありません

2. 行政への届け出は必要？
古井戸自体は特別な届け出は原則不要

ただし、次のケースでは注意が必要です：
井戸が公共の上下水道や河川に接続されている場合 → 水利権や衛生面で届出が必要な場合あり
地下水の汚染や安全性の観点で指導される場合あり
多くの住宅にある古井戸は私有地内であれば届け出不要です

3. 安全対策
蓋が壊れている場合、事故防止が最優先
強固な蓋を取り付ける
コンクリートで埋める（埋設処理）
「立入禁止」の標示をつける
将来売却する場合も、安全上のリスクは減らしておくことが望ましいです

4. 売却への影響
古井戸が庭にある場合、買主によっては心理的な抵抗がある
安全対策済み・埋設処理済みであればほぼ問題なし
契約時には現状説明（井戸の存在と対応済み）をしておくと安心

5. まとめ
お祓い：任意（心情面の安心のため）
行政への届け出：原則不要（公共水利に関係する場合のみ注意）
安全対策：必須（蓋の修理・埋設など）
売却時：安全対策と現状説明で対応可能

【ワンポイント】
事故リスクを減らすことが最優先
売却時に買主に安心感を与えるためにも、安全処置と書面での説明をしておくとスムーズかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

角田浩崇
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私が回答します
奥林洋樹

H.L.C不動産コンサルティング
- 50代
- 北海道
- 男性
- 専門家
投稿日

2025/07/26
ご相談を拝見しました。最近は見る機会も減った井戸ですが、昔はよく見かけたものでした。さて、怪談噺やホラー映画などの影響もあり、あまり印象の良くない古井戸ですが、お祓いまでは必要ないでしょう。

ただし、井戸を封鎖もしくは撤去する場合には、自治体によって届け出が必要とされる場合があります。あらかじめ自治体窓口に確認されると良いでしょう。

井戸を残したまま売却しても問題ないと思いますが、蓋が破損している状態では事故が心配です。売却前に蓋の修理と水質調査を行っておくことをお勧めします。

奥林洋樹
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