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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/09/08

    株式投資にも、いろいろ種類があるというのはかなり浸透してきましたが、不動産投資にもいろいろ種類があります。よく目につくのが、新築ワンルームマンション投資です。これ以外にも築古戸建て投資、一棟アパートマンション投資とありますが、王道は一棟アパートマンション投資です。これに成功すれば株式よりむしろ安全かもしれません。しかし、ハードルは極めて高いのが実情です。
    新築ワンルームマンション投資は、ご心配されているように修繕費や空室で高い確率でマイナスになります。そういう話が来たら、即逃げてください。
    現金資産を守るという意味では、現金が一番です。ただし、インフレ下では実質目減りしますので、なんらかのリスクを負う必要が出てきます。リスクを負うには勉強が必要です。イイタンにご質問されたというのは、そのきっかけとしては最上ですね。
    投資の世界では、リスクとリターンはトレードオフとよく言われますが、これは情報が瞬時に伝わる、売買のコストが非常に低い、など前提があってのことです。株式にはほぼ当てはまるようになってきていますが、不動産には当てはまりません。不動産の場合は、低リスク高リターンもあり得る世界です。よく勉強をして慣れてくれば、不動産投資をお勧めしますが、株で投資の世界に慣れておくのが近道かもしれませんね。
    株でも不動産でも、守るということを前提に置くと失敗しますよ。両方とも攻めのための資産であり、リスクは大きいからです。守りが主目的ならば、債券の方が向いています。インフレが怖いなら物価連動国債という商品があります。発行体は日本国なので、信用リスクはほぼゼロ。ただし、元本保証がつけられています。一見よさそうに思えますが、元本を割らない保険を買っているのと同じなので、その分収益性が落ちています。デフレ時代の遺物ですね。
    債券とは借金とも言えます。国債は日本国(厳密には財務省)の借金です。信用度は個人であるあなたより上。信用度が自分より高い相手に貸しても儲かるわけがありません。タンス貯金よりはマシか、ぐらいに考えてください。

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