不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/01

    正直なところ、今回のご相談は少し整理して考えるとスッと見えてきます。
    まず前提として、内縁関係+任意整理後1年という状況だと、ペアローンや収入合算はかなり厳しいのが現実です。
    金融機関は「関係性の安定性」と「信用情報」をかなり重視するので、この2点が揃うとどうしてもハードルは上がります。
    なので現実的には、信用情報に問題がない方の単独ローンで考える
    ここがスタートラインになります。

    ただ、ここで一つ気になるのがご指摘の通りで、世帯年収550万円だと、単純に割ると
    ・300万円+250万円くらいの可能性もあり、単独年収300万円前後だと楽な審査ではないのも事実です。
    とはいえ、今回の物件価格が2,000万円という点を見ると、ここは少し冷静に見てあげる必要があります。
    例えば
    ・借入2,000万円
    ・金利1%前後
    ・35年返済
    であれば、月々の返済は5〜6万円台に収まるケースが多いです。
    この水準であれば、年収300万円前後でも「通る可能性は十分あるライン」です。

    ただし、ここはすごく大事なポイントで、「通る」と「無理なく返せる」は別の話です。
    ・頭金0(フルローン)
    ・諸費用も借入
    となると、毎月の負担や将来の余裕はどうしてもタイトになります。

    なので現実的な考え方としては、
    ① 信用情報に問題ない方で単独ローン
    ② 借入額は少し余裕を持たせる(例:1,800万円前後に調整)
    ③ 月々の支払いを「家賃として無理ないか」で判断する
    このあたりに落とすのが安全です。

    正直な話、今回のケースは「合算すればいけるのでは?」という考えになりがちですが、無理に合算を狙うより、シンプルに通る形で組む方が結果的にうまくいきます。
    どうしても条件を広げたいのであれば
    ・信用情報の回復を待つ
    ・入籍して選択肢を増やす
    といった順番になります。

    ローンは「借りられるか」よりも、その後の生活が安定するかどうかが一番大事です。
    今回の価格帯であれば、やり方次第で十分現実的に組めるラインです。
    無理に背伸びせず、確実に回せる形に整えるのが一番良いと思います。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/02

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    将来を見据えた大切なお住まいの計画、整理させていただきますね。
    内縁関係という新しい家族の形での住宅ローン、そして過去の信用情報の壁……。
    不安になるのも無理はありませんが、一つずつ紐解いていきましょう。


    結論から申し上げますと、現状ではペアローンや収入合算での審査通過は極めて厳しいのが現実です。ただし、数年後の再挑戦や、今の状況に合わせた「別の選択肢」であれば道が開ける可能性があります。


    ポイントを3つにまとめました。
    1. 「内縁関係」でのローン利用について
    最近では多様なライフスタイルを認める銀行が増えており、内縁関係であってもペアローンや収入合算を利用できる銀行は存在します。
    条件: 住民票上の続柄が「未届の妻(夫)」となっていることや、お互いが「連帯保証人」になることなどが求められます。

    銀行の選び方: 大手銀行よりも、柔軟な対応をしてくれる地方銀行や信用金庫、あるいは「フラット35」などが比較的相談しやすい傾向にあります。

    2. 「任意整理から1年」という壁
    ここが一番大きな課題です。
    任意整理の完済から1年とのことですが、銀行がチェックする信用情報機関(CICなど)には、完済後も「5年間」は異動情報(いわゆるブラックリスト)が残るのが一般的です。
    (あくまで一般的という解釈です)

    審査への影響: ペアローンや収入合算は、二人の信用を合わせて審査します。片方に傷がある場合、もう一人の年収がどんなに高くても、その時点で「否決」されるケースがよくみられます。

    完済している点はプラス: すでに完済されているのは素晴らしいことです。
    あと数年すれば、履歴が消えて真っさらな状態で再挑戦できるようになります。

    3. 今、検討すべき「もう一つの道」
    2,000万円という希望額であれば、世帯年収550万円のうち、信用情報に問題のない方の「単独ローン」で届く可能性があります。

    単独ローンの可能性: 仮に年収が300万円程度あれば、2,000万円のローン審査に通る見込みは十分にあります(他にお借り入れがなければ)。

    メリット: パートナーの履歴を気にせず、今すぐ物件探しを進められます。この形で実質的な二人の住まいを実現できます。


    【まとめ】
    今のタイミングで「二人の名前で借りる」ことにこだわると、審査履歴だけが残ってしまうリスクがあります。
    まずは、「どちらか一人の年収だけで、2,000万円の審査が通るか」をメインの戦略に据えて事前審査を試してみることから始めてみませんか。


    お二人が安心して暮らせる「自分たちらしい住まい」が見つかるよう、祈っております。
    参考になりますと幸いです。

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