不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/03

    結論から言うと、こういう値上げは“あり得る”話ではあります。ただし、気持ち悪さを感じるのも当然です。

    ■ 法的・実務的にはどうか

    売買契約前であれば、

    売主は価格を自由に変更できる
    他の買主の出現を理由に条件を見直す

    ルール上は問題ありません

    不動産は「いくらで売るか」は売主の自由なので、極端な話、今日4,180万円でも明日4,280万円に変えること自体は可能です。

    ■ よくある背景(現場のリアル)

    今回のようなケースは、実務的にはいくつか考えられます。

    ① 本当に他の検討者が出た→ 需要があると判断して値上げ

    ② 交渉を見越した駆け引き→ 最初の価格が低め設定で、反応を見て上げる

    ③ 「申込が入りそう」と感じて強気に転じた→ 内見の反応で売主側が判断を変えた

    正直に言うと、②③の“駆け引き的な動き”も現場ではゼロではありません

    ここが不動産の少しダークな部分でもあります。

    ■ 判断のポイント(ここが一番大事)

    こういう時に考えるべきはシンプルです。

    その価格でも自分が納得できるかどうか

    納得できる → 交渉するか購入検討
    納得できない → 見送る

    これだけです。

    ■ 注意したいポイント

    今回のような動きをする売主については、今後の交渉も同じスタンスになる可能性がある

    契約条件で揺れる
    引渡し前の調整で強気に出る
    小さなことでも譲らない

    こういったリスクも見ておいた方が現実的です。

    ■ 少し踏み込んだ本音

    今回のケース、元々の4,180万円が“安めに設定されていた”可能性もあります。

    反応を見るための価格
    早く引き合いを取るための価格

    そこに反応があったから上げた、という流れなら辻褄は合います。

    ただ、買う側からすると「じゃあ最初の価格は何だったのか?」という違和感が出るのは当然です。

    ■ 結論
    値上げ自体はルール上は問題なし
    ただし駆け引き的な側面があるケースも現実にある
    納得できなければ無理に追う必要はない
    売主のスタンスも含めて判断するのが大事

    少しドライに言うと、不動産は“条件に納得できる人が買う世界”です。

    違和感が残る状態で進めると、その後のやり取りでも同じモヤモヤが続きやすいので、ここは冷静に「その価格で本当に買いたいか」で判断するのが一番後悔しないと思います。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/05/04

    ご相談を拝見しました。

    非常に稀ではありますが、売出しを開始したところ反響が多かったため売主が自信を持ち、価格を変更するケースがあるのは事実です。違法ではありませんが、好ましい行為ではありません。

    このような場合でも売出し価格や成約価格の決定権は所有者にありますから、媒介業者には対応のしようがないのです。駆け引きかどうかは判断しかねますが、4,280万円でも欲しい物件か否か、冷静に判断されることをお勧めします。

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