不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/04

    結論から言うと、申込の「順番」よりも「確実に買えるか(与信)」が優先されるのが実務です。
    ただし、今回の進め方には違和感が残るのも事実です。

    ■ 申込の優先順位はどう決まるのか

    法律で「先着順」と明確に決まっているわけではありません。
    実際の現場では、

    住宅ローンの事前審査が通っている
    現金比率が高い
    条件(価格・引渡し時期)が良い

    こういった“確実性”で総合判断されることが多いです。

    そのため、事前審査済みの買主が優先されるのは珍しい話ではありません。

    ■ ただし今回の違和感の正体

    本来であれば、「事前審査が出ている方がいるので、その方が優先になる可能性があります」
    最初の時点でこう説明するべきです。

    それを、

    最初は「1番手で進めます」と言う
    後から「実は…」と条件を変える

    これは正直、説明として不十分で、誠実とは言いづらい対応です。

    ■ よくある現場の実態(少し本音)

    正直なところ、このあたりは“ルールがあってないようなもの”になりがちです。

    会社ごとに基準が違う
    売主の意向が強く反映される
    担当者の判断で優先順位が変わる

    というのが現実です。

    ただ、その中でも最低限、状況を正しく説明する誠実さは必要です。

    ■ 本来あるべき考え方

    整理すると、

    申込順だけで決める → リスクがある
    与信だけで決める → 合理的

    なので「事前審査通過者を優先」は理屈としては正しい

    ただし、「一番手で進めます」と言い切るのは本来NGです

    ここを曖昧にすると、今回のような不信感に繋がります。

    ■ 今後どう動くべきか

    現実的には、

    すぐに事前審査を出す
    条件(価格・引渡し)で優位に立つ

    これで逆転できる可能性は十分あります

    2番手=完全に終わりではありません。

    ■ 結論
    申込順より「買える確度」が優先されるのが実務
    事前審査済みが優先されるのは合理的
    ただし今回の説明の仕方は誠実とは言いづらい
    2番手でも逆転の余地はある

    少し踏み込むと、こういう場面で差が出るのは「情報の出し方」と「段取り」です。

    どのタイミングで審査を出すか
    どう条件をまとめるか
    売主側にどう伝えるか

    ここを整理できるかで、同じ条件でも結果が変わります。

    もし同じような場面が今後もありそうであれば、そのあたりの進め方を一度整理しておくと、かなり戦いやすくなると思います。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/05/05

    ご相談を拝見しました。

    相談者様が指摘されたように、購入申込書の取扱いについては媒介業者によって隔たりがあります。

    商習慣的には申込書の差し入れ順に優先されますが、業者によっては事前審査の承認を受付条件にするなど、隔たりが見受けられるのです。このような事態を避けるには、希望価格帯の物件で事前審査を申し込んで承認を取り付けておき、「物件は異なるが、同一金額の融資申込で承認が得られている」とのエビデンスを提示することで、再発の可能性を軽減できるでしょう。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする