不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/09/03

    ご相談を拝見しました。

    まず、「価格交渉の力」や「仲介手数料」に違いが出ることはあるでしょうが、だからといって2社同時に買付申込書を提出することは絶対にお止めください。

    二重申し込みが売主や不動産会社に発覚した場合、信容を失い「最悪の場合、どちらの申し込みも断られて契約できなくなる」というリスクが生じる可能性があるからです。また、業界の慣習やマナーとしては「A社経由で購入する」のが自然な流れです。A社に黙ってB社で契約すると、A社から案内時の関与を理由にトラブルへと発展する可能性があります。

    そのためB社に対しては、「今回は知人との兼ね合い(または別の会社)で購入手続きを進めることになりました」と正直に話し、謝罪しておくことをお勧めします。

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/09/03

    今回のケースであれば、私は2社に同時に買付申込書を出すことはおすすめしません。

    法律上、買付証明書を2社に出しただけで直ちに違法になる、という単純な話ではありません。
    また、買付証明書を提出しただけで売買契約が成立するわけでもありません。

    ただ、不動産取引は法律だけで判断すればいいものでもないと思います。

    今回、A社と一緒に最初の内見をして、
    その後「時間帯を変えてもう一度見たい」ということで
    B社から同じ物件を内見されたわけですよね。

    ここまで来たのであれば、私はA社かB社か、どちらか一社を決めて、
    その会社から買付を入れるのが一番いいと思います。

    判断する際は、価格交渉の進め方、物件や契約内容についての説明の分かりやすさ、
    質問への対応、住宅ローンや契約、引渡しまで含めたサポート体制などを比較して、
    自分が一番信頼できると思った会社を選べばいいと思います。

    仲介手数料については、宅建業者が受け取れる報酬に法律上の上限が定められています。
    ただし、
    仲介業務には、物件の調査、売主との交渉、契約条件の整理、重要事項説明や契約手続き、
    住宅ローンや引渡しに向けた調整など、さまざまな業務が含まれます。

    そのため、仲介手数料の金額だけで判断するのではなく、どのような業務を、どのような体制で、
    どこまで責任を持って対応してくれる会社なのかを確認したうえで選ぶことが大切です。

    私は、仲介手数料を単純に比較して安い会社を選ぶというよりも、
    安心して取引を任せられるかどうかを重視していただきたいと思います。
    正規の仲介手数料をいただく場合であっても、それに見合う仕事をきちんと提供し、
    最後まで責任を持って対応することが仲介会社の役割です。

    ただし、私なら「条件の良い方を最後まで競わせる」というやり方はしません。

    最初にA社で案内してもらい、次にB社で案内してもらったという事情がある以上、
    どちらかを選んだら、
    もう一方にはきちんと「今回は○○さんにお願いすることにしました」と伝えれば十分です。

    そして、もう一つ大切なのが、買付を出すタイミングです。

    人気の物件であれば、売主側から「早めに」と言われること自体は珍しくありません。
    ただ、焦らされているからという理由だけで買付を出す必要はありません。

    本当に購入したい物件で、
    資金計画や住宅ローンなども問題なく、条件にも納得しているのであれば、
    信頼できる一社に決めて、早めに買付を入れるという判断でいいと思います。

    逆に、A社とB社のどちらに頼むか迷っている状態なら、
    そこを先に決めてから買付を出した方がいいでしょう。

    不動産会社からすると、同じ物件について別々の会社から買付が入ると、
    売主側の仲介会社も「買主は結局どの会社から申し込んでいるのか」
    と確認することになりますし、
    場合によっては取引そのものを進めにくくしてしまいます。

    また、
    A社・B社のどちらが先に物件を紹介したかだけで
    「この会社から買わなければならない」と決まるわけでもありません。

    最終的には、実際に対応してもらった中で、
    「こちらの話をきちんと聞いてくれた」
    「質問に対して誠実に答えてくれた」
    「価格交渉を含めて任せられそう」
    「契約後のことまで安心して相談できそう」
    と思える方を選べばいいと思います。

    私は不動産取引では、法律で禁止されているかどうかだけを基準にするのではなく、
    相手の立場や気持ちも考えて行動した方が、結果的に気持ちのいい取引になると思っています。

    今回であれば、A社とB社のどちらが良いかを自分なりに決めて、
    その一社に「この物件を購入したいのでお願いします」と伝えて買付を出す。

    それが一番シンプルで、売主側にも不動産会社にも分かりやすい進め方だと思います。

    そして、もう一社には「今回は別の会社にお願いすることにしました。
    内見まで対応していただいてありがとうございました」と一言伝えれば十分です。

    せっかく気に入った物件が見つかったのであれば、不動産会社同士を競わせることよりも、
    「この人なら自分の買い物を任せられる」と思える担当者を一人選ぶことをおすすめします。

    但し、どちらも自社で案内したお客様だという主張で
    ごちゃごちゃしてしまう可能性もあることは念のためお伝えしておきます。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする