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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2019/04/02

    マンションナビ運営事務局

    マンションリサーチ株式会社

    • 30代
    • 東京都
    • マンションナビ運営メンバー

    田んぼの跡地の場合でも、それが理由で家を建てられないという事は基本的にありません。きちんと調査して適切な工事を行っていれば、建物自体はある程度まで大丈夫だと思われます。

    地盤調査が持つ重要な役割とは、その敷地の詳細な内容や、その補強のためにどのような基礎工事が必要なのかを確認する事にあります。田んぼの場合は杭工事が行われる可能性があり、その場合の費用は安くても100万円か、それ以上かかるケースも少なくありませんので、これを合算した土地単価の見直しが必要です。

    災害の対策も重要です。特に田んぼや湿地は低地になっている事が多いため、水害の危険性を考慮しなければなりません。建物だけが無事でも、土砂崩れが起きたり水浸しになってしまうようでは問題です。周辺の川の有無や高低差等、地形をよく観察しましょう。さらに調整池が作られているかどうか、その他万全な対策がなされているのか等、全て確認したうえで慎重に判断しなければなりません。

    また周囲が高くなっている谷地のような田んぼの場合、湿気がこもりやすくなってしまうため、建物は勿論ストレスの原因として日常生活にも影響を及ぼします。

    以上の事から、田んぼの跡地に建てる場合は入念な調査と計画が必要です。

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