不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/09/13

    ご相談を拝見しました。

    心理的瑕疵の程度は、個人の抵抗感や嫌悪感に基づきます。したがって、まったく気にしない方がいる一方で、絶対に受入れられないという方も存在するのです。

    そのため、「説得」というより「奥様の不安を分解・共感した上で、客観的な条件を提示して判断してもらう」というアプローチが効果的です。

    ただし、2021年に国土交通省が定めたガイドラインにより、賃貸物件については原則3年を経過すれば告知義務がなくなるとされていっ一方で、売買物件については具体的な期間が示されていません。したがって、十数年後に転売するといった場合でも告知が必要となります。時間の経過とともに影響は和らぐでしょうが、その点については正確に理解しておく必要があるでしょう。

    いずれにしても、条件を整理した上でそれでも奥様が「生理的に生理整頓がつかない」「どうしても不安」と感じる場合は、見送る潔さも必要です。

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/09/13

    孤独死があったというだけで、そのマンションを買ってはいけないとは思いません。

    ただ、今回のように奥様が反対しているのであれば、
    私は無理に説得して買うことはおすすめしません。

    まず確認したいのは、「孤独死があった」という一言ではなく、
    実際にどのような状況だったのかです。

    いつ亡くなったのか、発見されるまでどのくらいの期間があったのか、
    特殊清掃や消臭などを行ったのか、室内にどのような処置をしたのか。
    ここは仲介会社にきちんと確認してもらった方がいいです。

    ガイドラインでも、自然死そのものと、長期間発見されず特殊清掃などが行われたケースでは、
    告知の考え方が分けられています。
    買主から聞かれた場合には、経過期間や死因にかかわらず告げる必要があるとされています。

    その内容を確認して、「それなら自分たちは気にしない」と思えるのであれば、
    価格が安いことを含めて購入を検討していいと思います。

    事故物件という言葉だけで判断するのではなく、
    実際に何が起きた部屋なのかを確認することが大切です。

    ただ、そこまで確認した上で奥様が「やっぱり嫌だ」と言うのであれば、
    私はやめた方がいいと思います。

    これは理屈の問題ではありません。

    ご主人は「この価格ならいい」と思えても、
    奥様は毎日その部屋で暮らすたびに「以前ここで人が亡くなった」
    と気になってしまうかもしれません。

    家は、どちらか一人だけが納得して買うものではありません。
    まして毎月ローンを払いながら何年、何十年と暮らすものです。

    購入後に奥様がずっと気にしてしまったら、
    「あのとき無理に買わなければよかった」という話になってしまいます。
    そうなるくらいなら、多少高くても二人とも納得できる物件を探した方がいいと思います。

    逆に、奥様が事実関係をきちんと確認した上で、
    それでも価格や立地などを考えて「これなら大丈夫」と思えるところまで来たのであれば、
    そのときは買うことを考えればいい。

    「安いから買おう」ではなく、
    「何があった部屋なのかを確認して、それでも夫婦二人が納得できるなら買う」という順番です。

    今回、一番避けたいのは、価格の魅力だけを理由に奥様を説得してしまうことだと思います。

    不動産は、買って終わりではありません。
    買った後も夫婦でその家に住み続けるわけですから、
    理屈で納得できるか以上に、二人とも気持ちよく暮らせるかを大事にした方がいいと思います。

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所在地:品川区〇〇
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