不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/04

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    当初条件がわかりませんが、4000万円35年1.4%だと月12万円ぐらいです。今回の利上げ幅は0.25%ですから、1.65%になると月当たり5000円ほど増額になりますが、返済が進んでますのでもっと少なくなるでしょう。

    今回の日銀政策決定会合の決定事項のPDFによると、2%の物価安定目標の持続的安定的維持に実現と書かれています。
    政府目標は「おおむね2%」であり「2%」ではなく、直近の物価上昇率がコアコア指数で2.4%であることを考えると、春闘前のこの時期に敢えて利上げする意味が見えてきません。
    予防的にあげたとしか思えないのです。質問者様が感じられているように、将来に不安を感じている方が増えれば、せっかくの景気回復期待を減速させてしまいます。
    そもそも、現下のインフレは円安原油高ウロ戦争などによるコストプッシュ型インフレであり、利上げでインフレをコントロールできる性質のものではありません。
    米国のように景気が加熱している状況のデマンドプル型のインフレであれば、利上げは効果を発揮するでしょうが、今の日本の状況ではそこまで景気回復が起こってはいません。
    結局、この利上げで喜ぶのは直接金融を担っている預金取り扱い金融機関のみでしょう。つまりは金融機関救済策(天下り先でもあります)の要素が強く、ドンドン利上げが続けられる環境ではありません。
    よって、来年度予算の成立状況、春闘の結果如何次第という側面もありますが、固定への切り替えを積極的に考える必要はないと思われます。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/04

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    つい先日もローン金利が上がったと記載されていることから、変動金利を利用されているのでしょうか。ご存じかと思いますが、変動金利の場合、金利は半年に一度見直されますが、一般的に支払額が変更されるのは5年に一度、かつ最大限の増加でも現行返済額の25%以内とされています。その間、返済月額に対する元金と利息の割合で調整されている状態です。

    日銀のさらなる利上げは高い確率で実施される可能性はありますが、借り換えを検討するなら焦らないことが肝要です。借り換えをするには保証料や登記費用などの経費が必要ですから、それを補って余りある恩恵が得られるか、そして固定金利と変動金利の金利差や総返済額の違い、将来の金利変動リスクなどを考慮して、慎重に判断する必要があります。

    住宅ローンの借り換えや返済計画について、専門家(ファイナンシャルプランナーなど)に相談することも有益です。ご自身にとって最善の選択をするためには焦らずに情報収集を行い、専門家への相談を積極的に行うことをお勧めします。

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