不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 相続
- 30代
- 女性
-
- エリア
- 埼玉県さいたま市岩槻区
-
- 投稿日
- 2025/03/22
-
- 更新日
- 2025/03/23
- [3回答]
2179 view
駅から遠いのに地価が高い理由は?公示地価の調べ方は?
現在、実家の土地(埼玉県内・最寄り駅から徒歩20分以上)を相続する予定なのですが、
地価を調べてみたところ、想像以上に高くなっていて驚いています。
近くに新しいバイパス道路が整備されたり、都市計画で再開発の話も出ているようですが、
地元に住んでいないため詳しい状況は把握できていません。
そもそも地価はどういう仕組みで決まるのでしょうか?
地域の需要や将来的な開発計画などが反映されているのでしょうか?
こうした場所の地価が高くなる背景について、専門的な視点で教えていただけると助かります。
-
具体的な位置がわからないのであいまいな回答になってしまいますが、駅から近い方が土地が高くなるには、その駅が有益である必要があります。本数が少なかったり、急行が停車しなかったり、その駅から通勤先まで時間がかかりすぎたりすると、その駅自体が有益ではなくなり、駅周辺の土地が高くなくなる可能性があります。田舎では顕著ですが首都圏でも運賃が高すぎて乗降客が少ない路線の駅周辺は、他の路線に比べると比較的安い価格になります。
そういった地域では、車社会である可能性が高く、駅から遠い場所であっても幹線道路に近いとか、大規模商業施設が近いなどの理由で駅から遠い場所でも地価が高くなる可能性はあります。
要するに、経済原則通り需要と共有で、売主と買主の合意点がその場所の地価となります。
その地価データを集計し各種補正を加え、標準地の価格に落とし込んだたものが年に1回発表される地価となって公表されます。令和7年についてもつい先日公表されました。4年連続で上昇し、さらにその上昇幅も拡大しています。住宅地について県別集計では昨年比マイナスの件が令和6年では17県あったのに対し、令和7年では15県に減少しています。
地価が上昇すると担保価値の上昇により銀行の融資姿勢に良い影響を与えますので、その地域の産業に好影響を与えます。結果として土地取引が活発になる可能性が高くなります。
前述のように需要と供給で価値が決まるうえ、その土地を所有できるのはただ一人です。土地は大量生産品ではありませんので、たった一人、その土地が必要という人がいれば価格が付けられるのですが、誰一人としてほしがらない場合、価格が付きません。そういった場合、公示価格等を利用してだいたいの価格がわかる仕組みになってはいますが、誰も欲しがらない土地の価値は無価値です。ですので、売買事例が少ない土地の評価価格の過信は禁物です。 -
【参考になったら「ワッショイ」ボタンで応援してね!】※回答みぎした
地価が駅から遠いのに高い理由、意外かもしれませんが「交通利便性」以外の要素が強く影響するケースがあるからです。以下、分かりやすく整理します。
地価が決まる主な仕組み
地価は以下のような複数の要素によって総合的に判断されます。
① 交通利便性:駅やICまでの距離、バス路線、道路アクセスなど
② 商業・公共施設の充実度:商業施設、学校、病院、行政機関の近接性など
③ 開発・インフラ整備:バイパス整備・再開発・区画整理などは、将来性への期待として反映
④ 住環境・評判 治安、地盤、ハザード情報、地域のブランド力など
⑤ 土地の利用可能性:建ぺい率・容積率、用途地域など(建物がどれだけ建てられるか)
駅遠でも地価が高い背景(本件のようなケース)
埼玉のような郊外エリアでは、次のような要素が駅からの距離を超えて価値を生むことがあります。
・バイパス道路の整備:物流・商業施設の立地可能性が高まる(=企業需要UP)
・再開発・都市計画:区画整理や大型施設建設の予定で将来性が期待される
・新興住宅地としての注目:駅徒歩圏外でも駐車場完備の戸建ニーズが高い
・用途地域の変更:市街化調整区域 → 市街化区域への変更などが含まれると一気に評価上昇
公示地価・地価調査の調べ方
▼公示地価(国交省)
国が毎年3月に発表(1月1日時点)
検索サイト → 国土交通省 土地総合情報システム(公示地価)
こちら
▼ 都道府県地価調査
都道府県が毎年9月に発表(7月1日時点)
埼玉県の場合 → 埼玉県の地価調査ページ
こちら
住所の番地近くにある「標準地・基準地」を選び、土地の価格(1㎡単価)を確認してください。
現地にいない場合の情報収集方法
・地元自治体の都市計画課に電話やメールで問い合わせ(開発予定があるかどうか)
・Googleマップの航空写真でバイパス整備状況をチェック
・国交省の「都市計画マスタープラン」や「区画整理事業の告知」なども有益です
\素敵な1日になりますように!/
サモエステートの情報はこちら!
もっと不動産のことを知りたい方へ!
相続・不動産投資・住宅ローン・トラブル・クレームの知識を発信中!
役立つ情報をわかりやすく解説!
Note(ブログ): https://note.com/samoyestate
X(旧Twitter): @SamoyEstate
↓お仕事のご依頼はこちらから↓
shinya.morimoto@terass.com
フォロー&いいねで応援お願いします!
以下の記事もよく読まれています
-
50代 女性
- 相続
-
- エリア
- 岩手県大船渡市
-
- 投稿日
- 2025/01/10
- [3回答]
1385 view
田舎の実家の相続について、他の兄弟の意見は聞かなきゃだめですか?
田舎にある実家を誰が相続するか、管理するか 遺言に沿って、私が相続することで決着がつきました。 田舎ですし、生活も今の時代の人にとっては不便な場所です。 私も都内在住ですし、相続といっても正直管理もできないし 困る点が多いので売ることも考えています。 そのことを兄に告げたら 「みんなが住んでいた実家を売るなんてありえない」 「親が頑張ったのにもったいない」 など、売ることに対して反対されました。 自分が管理をするわけでもないのに、ずっとこのことについて 「売るな」と言われ続けています。 まず売ってくれる不動産会社がいるかも分かりませんが 相続した私の判断で決めても大丈夫ですよね? もし売れた場合、兄と分配しないといけないこともありますか?
1385 view
-
60代 女性
- 相続
-
- エリア
- 新潟県新潟市東区
-
- 投稿日
- 2025/09/08
- [1回答]
1305 view
相続した空き家、解体費を誰が負担するべきか。
兄弟で実家を相続しましたが、老朽化で市から解体勧告を受けました。 解体費は200万円以上。兄は「使ってないから費用は折半」と言いますが、私の生活は年金だけで余裕がありません。 補助金や相続人間の公平な負担方法はないのでしょうか。
1305 view
-
60代 男性
- 相続
-
- エリア
- 愛知県名古屋市守山区
-
- 投稿日
- 2026/06/08
- [2回答]
51 view
10年前に相続時精算課税で実家をもらいました。先月父が亡くなって「精算が必要」と言われたのですが
10年前、父が生きているうちに「将来のために」と相続時精算課税制度を使って実家の土地を贈与してもらいました。当時2,500万円の枠内だったので贈与税はゼロでした。 先月父が亡くなって、税理士から「相続時精算課税を使った財産は相続財産に加算して計算し直す必要がある」と言われました。10年前の土地が今は価値が上がっていて、相続税がかなり出そうで頭が痛い状態です。 当時の評価額で計算するのか、今の時価で計算するのか、どちらになるのかも教えてもらえますか。
51 view
-
50代 女性
- 相続
-
- エリア
- 福岡県福岡市中央区
-
- 投稿日
- 2025/12/05
- [2回答]
620 view
相続人が多く、話しがまとまらない。どうしたら良いか
祖母が亡くなり、相続の話が出ているのですが、実子の姉、私、妹に加え、訳あって養子縁組した姉の夫、 それと別にもう一人養子(55歳男)とその子供(32歳)がいます。 それぞれ皆言いたい放題で争族に発展しそうです。 資産は不動産3件、有価証券、現金です。 この場合の相談先は弁護士ですか?税理士ですか?とにかく早くまとめないと納税期限にも間に合わないかもしれません。 なるべく争わずに進めたいのですが、難しそうです....
620 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 静岡県富士市
-
- 投稿日
- 2026/01/26
- [1回答]
526 view
相続した実家の取得費がわからない
去年実家を相続しました。 兄弟間でも売却しようということで一致しているのですが、この実家が売れた場合、税金の計算をする際に実家の取得費を証明できる書類が必要ですよね? 実家は祖父から代々受け継がれた家で、リフォームを重ねて住み続けていました。 遺品整理の際にくまなく探したのですが、そのような書類は出てこず、このままだと売却価格の5%で計算されてしまいそうです。 役所やどこかに取得費がわかる書類がある可能性はありますか?税理士に相談すれば何か方法を教えてくれるのでしょうか。
526 view
-
20代 男性
- 相続
-
- エリア
- 山口県宇部市
-
- 投稿日
- 2025/02/16
- [1回答]
1312 view
マンション購入資金を暦年贈与で受け取りたいが、可能でしょうか。
現在、マンションの購入を検討しており、親から資金援助を受ける予定です。 購入資金の一部として父から総額300万円ほどの贈与を受けるつもりなのですが、 一度に贈与すると贈与税が発生するため、暦年贈与を利用して数年に分けて受け取る方法を考えています。 例えば、今年から3年間にわたり毎年110万円ずつ贈与を受ければ、 基礎控除内に収まり贈与税がかからないと理解しているのですが、この方法は税務上的にリスクはありますか? ・マンション購入前から計画的に分割して贈与を受けていれば問題ないのか? ・毎年110万円ずつ受け取る形であっても、「一括贈与を分割しただけ」とみなされるリスクはあるのか? ・贈与を受けた資金を銀行口座に預け、一定期間経ってからマンション購入に充てる場合でも、税務署から指摘される可能性はあるのか? 実際に暦年贈与でマンションを購入した方の事例や、税務上問題のない進め方についてアドバイスをいただけると助かります。
1312 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 大阪府堺市中区
-
- 投稿日
- 2025/08/26
- [1回答]
760 view
親族間で不動産分割で争いが起きそうです…
亡くなった母の自宅を相続する際、兄弟間で売却か住み続けるかで対立しています。 私は現金化して分けたいのですが、長男は住み続けたいと主張。 代償分割や共有持分売却などの選択肢を考えていますが、家族関係が壊れるのは避けたいのです。。アドバイスをお願いいたします。
760 view
-
50代 男性
- 相続
-
- エリア
- 大阪府大阪市北区
-
- 投稿日
- 2019/08/24
- [2回答]
2489 view
田舎の不動産の節税方法について
田舎の不動産を所有しているのですが売却するかで悩んでます。売却しても税金取られるし、そのままにしても税金取られるし、正直どうしたら良いか分かりません。 売るとした場合、どうすれば高く売れるのか、教えてほしいです。 また仮にそのままにしていても、何か対策を打てば、節税になる方法があれば教えてください。
2489 view
-
40代 男性
- 相続
-
- エリア
- 東京都江東区
-
- 投稿日
- 2024/12/31
- [1回答]
1429 view
親が外国に不動産をもっていた場合の相続について
最近、父が亡くなり、相続の手続きを進めているところです。父は日本国籍でしたが、5年ほど前にカナダに移住し、そこで不動産を購入していました。 私と母は日本に住んでいます。父の遺産には、日本の預金口座、日本の実家、そしてカナダの不動産が含まれています。 相続手続きを進める中で、わからない点が多々あります。 まず、カナダの不動産の相続手続きはどのように行えばよいのでしょうか? 日本の不動産とは異なる手続きが必要になるのでしょうか? またカナダの不動産に対して日本の相続税は課税されるのでしょうか? 父がカナダで亡くなったため、カナダの相続税も関係してくるのではないかと心配しています。 日本とカナダの両方で相続税を支払う必要があるのでしょうか? もしそうだとしたら、二重課税を避ける方法はあるのでしょうか? また、カナダの不動産を相続した後、それを売却する場合の税金についても知りたいです。 日本で申告する必要があるのでしょうか?それとも、カナダでの手続きだけで済むのでしょうか?
1429 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 埼玉県川口市
-
- 投稿日
- 2026/03/29
- [4回答]
288 view
母の通帳が見つからず、何も進みません
母が亡くなって2ヶ月になります。 相続の手続きを進めようとしているのですが、母の通帳と印鑑が見つからず、完全に止まっています。 母は生前、一人暮らしで、通帳の管理も自分でしていました。 家の中を探しても見つからず、銀行も「名義人が亡くなっているので簡単には教えられない」と言われてしまい、どこに口座があるのかすら把握できていません。 兄が1人いますが、「母に任せてたから分からない」と言うだけで、具体的に動いてくれる様子もなく、私ばかりが調べている状態です。 固定資産税の支払いだけは期限が来るので対応していますが、全体像が見えないまま進めるのが怖くて、何から手をつけていいのか分からなくなってきました。 こういう場合、通帳や口座が分からないままでも相続手続きは進められるものなのでしょうか。
288 view

相談先を選択してください

ご相談を拝見しました。
まず、相談者様は「一物四価」という言葉をご存じでしょうか。一つの土地には4つの価格が存在することを意味する不動産用語です。具体的には、実勢価格(取引価格)、公示価格、固定資産税評価額、路線価を指します。
このうち、公示価格は地価公示法に基づき、国土交通省が毎年1月1日時点における標準地の価格を定めたものです。原則として、契約当事者の事情や動機を排除し、通常の自由取引に基づいて成立する価格となっています。公示価格は、他の価格を決定する際に参考として用いられることから、ベンチマークと言える存在です。
公示価格を決める際の手順は、まず委託を受けた不動産鑑定士が現地調査を行い、最近の取引事例や土地からの収益見通しなどを分析して評価を行います。その後、国土交通省の土地鑑定委員会が各地点や地域間のバランスを調整し、最終的な公示価格を決定します。
実勢価格は、インフラ整備や開発計画の影響を強く受けます。そして、公示価格の決定に際し委託を受けた不動産鑑定士は、当該地点における取引価格の調査を行いますから、実勢価格の増減は、公示価格に影響を与える可能性があるのです。
もっとも、公示価格は契約当事者の事情や動機が排除された価格ですので、「公示価格=実勢価格」ではない点に注意してください。
なお、公示価格は国土交通省が公開している「不動産情報ライブラリ」で確認できます。
こちら
実勢価格が増減する理由は一概にいえません。しかし、開発計画等の有無はもとより、人口動態の変化や需給バランス、基準地価や公示価格の変化、金利動向や経済指標など様々な要素により変化します。不動産市場の変化を事前に予測するのは極めて困難ですが、必要な情報を収集して分析を行えば、ある程度の確度までなら予測は可能です。
私が、不動産会社の啓発を目的に「不動産会社のミカタ」へ寄稿した【不動産市場の未来は自ら予測する:複合的要因から導く分析方法】とのタイトル記事が、以下から参照できますので興味があれば一読されてはいかがでしょうか。不動産価格の変動要因が、ご理解いただけると思います。
こちら
以上、多少なり参考となれば幸いです。