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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/04/15

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    賃料の引き上げは賃借人の不利益となりますので、少なからず反発を受けます。可能な限り穏便に実施するには、引き上げ理由の明確にし、かつお詫びの内容を盛り込んだ文章で、早めに告知する配慮が必要です。また、説明を求められれば誠意を持って対応し、同意を得る必要があります。

    値上げ幅を極力抑える配慮も必要です。

    とはいえ、値上げにクレームをつけてくる賃借人は少なからずいます。誠意を持って説明しても「応じない」と主張し、従前の賃料を支払い続ける賃借人もいるでしょう。

    その場合、賃料増額の妥当性について訴訟を行い、その結果増額が認められれば賃料の差額とそれに対する利息を請求できます。また、その支払いに応じない場合には契約解除も可能となります。

    原則として賃料の増額は、当事者双方の合意がなければ実現できません。合意が得られなけば調停や訴訟で解決する他ないことを理解して、誠意を持って説明すると同時に強い意志で決行する必要があります。

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