不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/19

    ご相談を拝見しました。本件は本来、弁護士への相談が適切な事案ではありますが、知見の及ぶ範囲でお答えいたします。

    家計の再建を最優先にお考えであれば、個人再生または自己破産を通じて債務整理を行うのが得策です。住宅を手放すことにはなりますが、生活の立て直しをより早期に実現できる可能性が高いためです。

    個人再生手続においては、自宅を手放さず他の債権だけを整理する「住宅資金特別条項」という制度もあります。ただし、返済を3ヶ月以上延滞し期限の利益を喪失している場合は利用できません。また、再生計画に基づく返済を継続できるだけの安定収入も必要とされます。

    この制度を選択した場合、一時的には住宅を守れても、将来的にさらに深刻な事態を招く可能性もあります。

    家族の安心と長期的な生活の安定を優先されるなら、一度全てをリセットし、生活を立て直した上で、将来あらためて住宅の購入を検討するという選択肢が合理的です。

    いずれの選択も一長一短ありますので、ご家族とよく話し合い、早期に弁護士へ相談されることをお勧めします。

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