不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/26

    ご相談の通り、マンションを売却するには通常「所有権100%」をまとめて売る必要があり、そのためには奥様の同意がどうしても必要になります。
    ただし、旦那様ご自身が持っている“持分(おそらく50%)”は単独で売却可能です。

    この場合、購入できるのは一般の方ではなく、共有不動産を扱う専門の不動産会社になります。
    その会社が旦那様の持分を買い取った後、奥様と交渉して持分を買い足したり、一緒に売却したりといった対応をしていく形です。

    それでも奥様がまったく応じてくれない場合は、最終的に「共有物分割訴訟」という法的手続きを通じて、裁判所に判断を委ねる方法もあります。
    とはいえ、訴訟になれば奥様にも時間的・精神的な負担がかかりますし、「話し合いに応じなければ、こういう流れになる」ということを丁寧に伝えることで、交渉の糸口が見えてくることもあります。

    それでも進展がないようであれば、持分の売却を本格的に検討されたほうが、ご自身のご負担は大きく減るかもしれません。

    このような問題はどちらかが強気に話を進めない限り、平行線のままです。
    問題解決を先送りにし、相続人にも派生してしまう可能性があります。
    お気軽にご相談ください。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/23

    ご相談を拝見しました。現在は別居中とのことですが、離婚は考えていない状況なのでしょうか。当面距離を置くといった状態であれば、解決は困難です。原則として、共有名義者の同意がなければ処分できないからです。

    配偶者の意志を尊重しつつ維持費の負担が重いことを強調し、話し合うしかないでしょう。法的には相談者様の持分のみを売却することは可能ですが、持分だけを買い取るのは業者に限られますし、価格についても、相場より安く買い叩かれます。何より、配偶者の同意を得ず(持分の売却には同意を必要としませんが)売却した場合、関係性は今以上に拗れるでしょう。

    裁判所に提訴して解決する方法もありますが、費用と時間が必要とされるため、あまり現実的な選択肢とはいえません。

    ADR(裁判外紛争解決手続)を利用した調停を検討するなど、話し合いに応じてもらう方法を検討するのが現実的な解決策だと思います。

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