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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/26

    ご相談拝見いたしました。

    最近では、新築マンションの「キャンセル住戸」が出るケースも見受けられるようになりましたが、こうした住戸は確かに一定の交渉余地が生まれる可能性があります。

    ただし、価格交渉ができるかどうかは、以下のような要因によって大きく異なります。
    ※個別要因で大きく状況は変わりますので、一般概念としてご参考まで。


    【価格交渉の可能性があるケース】
    •キャンセル住戸が長期間売れ残っている
    •物件全体の販売が最終段階に入っており早期完売を優先している
    •当初の申込者がキャンセルした事情が価格や間取りへの不満によるもの

    【交渉が難しいケース】
    •もともと人気の高い住戸(角部屋・眺望良好など)
    •資材高騰により、売主側に値引きの余地が少ない
    •メディア掲載などで注目が集まり、再募集時に複数申込が入っている



    キャンセル住戸は「早い者勝ち」的な側面があり、値引き交渉にこだわりすぎて決断が遅れると、他の検討者に先を越されることもあります。

    検討する際は、
    •「価格が市場相場と比べてどうか」
    •「将来的にリセール(売却)しやすい条件か」
    •「住宅ローン控除や固定資産税の優遇などを含めてトータルで納得できるか」

    などを総合的にご判断いただくことをおすすめします。

    ご参考となれば幸いです。

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